その他

フルメタル・ジャケット

fmj.jpg


<真うかつエピソード2598>
 もう20年も前の映画ですが、今頃になって見る機会を得ました。以下ネタバレ多少アリの感想。

 この映画はベトナム戦争時代の話で、舞台は前半が海軍の訓練所での過酷な訓練の様子、後半が泥沼化したベトナムの戦場での兵士達の戦いを描いております。

 主人公、通称「ジョーカー」は、訓練所時代は自分の信念に背く事であれば鬼教官にも逆らう一本気があったり、落ちこぼれの通称「デブ」を気遣う気のいい若者でありつつも、いざデブを部隊一同で集団リンチ(落ちこぼれであるデブは鬼教官の格好の的になり、その失敗は部隊全体の連帯責任として負わされていたため、皆に疎まれていた)という算段になった時、ギリギリまでリンチに加わるのを渋ったわりには、他の誰よりも激しく殴ってしまうという、ま、言うなれば「どっちつかずの中途半端な若造」です。

 ジョーカーの中途半端っぷりは後半のベトナム編で更に如何なく発揮されます。報道部に所属することになった彼は、ヘルメットには「BORN TO KILL」などど書いておきながら胸にはピースバッジという妙なファッション。後輩には自分が最前線を又にかけた経歴があるように嘯いて自分を大きく見せようとする一方、上官に先ほどのピースバッジの件で突っ込まれると狼狽するしかない。まぁ要するに「普通の男」なのですよ、彼は。

 この映画は、彼が「普通の男」から、過酷な戦地経験を経て「一人前の兵士」になるまでの話です。・・・と、書くと戦争賛美の映画と思われるかもしれませんが、そうじゃありません。少なくとも賛美はしてません。否定もしていませんが。淡々と、実に淡々と一兵士の変化を追うだけの映画です。

 ともなると結構地味な映画のような印象も受けますが、決してそんなこともなく、最後までそれなりに面白く見ることが出来ました。特に節々に流れる挿入歌のセンスが良いですね。

 ただねェ・・・。

 前半の訓練所時代が特になんですが、セリフがやたらと卑猥なんですよ。一人で見る分には何も困らないでしょうが、オイラこれ家族で見ちゃったんですよ。いや~なかなかどうして気まずい2時間でしたねぇ。

 しかし、アメリカの海軍訓練所ではホントにこんな卑猥な言葉で訓練兵を扱いているのかどうか気になって調べてみたら、20年の時が流れ流れた現代においては、こんなもんじゃすまないそうです。アメリカ人じゃなくてヨカッタと心から思った次第。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

今週のからくりサーカス

aruru.jpg


<真うかつエピソード2597>
 今週のサンデーが発売になったので、いそいそと本屋に出かけて「からくりサーカス」を読みましたよ。まずは掲載位置が最後だったのに軽くショック。まぁ最終回も近そうだし、しょうがないか、と思いつつ熟読。ちょっと予想していたのとは微妙に異なる展開。しかしこの短期間でここまで関係が好転するとは、マサルちんの「保護欲掻き立てパワー」は大したもんだねェ、などと思いつつ最終頁。そこで目にした柱の文章にまず驚愕。

次回最終回!!!!

 ・・・マジっすか?この話をあと1話でオチをつけちゃう、と、そうのたまうのかサンデー編集は!
 ちなみに、オイラが妄想していた理想のからくりサーカス最終回に至るまでの流れはこんな感じ。

・フェイスレスはマサルに敗北。自らの死を選ぶが、その直前に「最後のゲェム」と称して時限付きの暗号を使い、ゾナハ病壊滅の手掛かりを残す。
・時間ギリギリで暗号の解読に成功したマサルは、情報を地上のフウに送信。ゾナハ病の被害は食い止められる。
・その後グリポンの尊い犠牲を払うも何とか地上に生還。迎えに来た鳴海やしろがねと再会を果たす。
・時は流れ、再び復興の兆しを見せる世界。各人はそれぞれの道を歩み始める。ミンシアは映画界に復帰、エリは指導者としての頭角を現し始める。黒賀村の面々も穏やかながらそれぞれの夢に向かって確実な一歩を踏み出している。
・そして、生き残りの仲町サーカスの面々は再び旗揚げ、その再出発の興業日。芸の無い(笑)鳴海はクマのぬいぐるみで客引き担当だが、その表情はかつてないほど生き生きとしている。開幕のベルが鳴る。その様子を見届けたフウは、口元に笑みを浮かべつつ「完全に満足」して石化する。

 ・・・100ページくらい増やさない限り、あと1話じゃ絶対に無理だぁ~!!となるともっとシンプルな落ちなんすかね。地球人類結局ゾナハ病で全滅とか。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

栄光の名馬コレクション

oguri.jpg


<真うかつエピソード2589>
 コンビニ行ったら、サントリーの缶コーヒー「ボス」に、「栄光の名馬コレクション」というオマケフィギュアがついていたので、早速買ってみたのですが、去年コカーコラー社のジョージアに付属していた「有馬記念歴代優勝馬フィギュア」に比べると、サクやネームプレート等小物が付いてなかったりと若干出来が悪い塩梅です。何より、上記の写真のフィギュア、オグリキャップなんですが、少なくともこんな茶色の馬にぞんさいに白い色をちゃちゃっと塗っただけの馬を芦毛と認定するわけにはいきません。馬自体の造形はジョージアのと比べても遜色無いので、次があるんだったらちゃんとした色に塗装して下さい。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

断りたい

kotowaru.jpg
(c)荒木飛呂彦


<真うかつエピソード2584>
 医者の家に生まれてたまに困るのが、患者さんがお礼の品を持ってくることなんです。
 今日来られたのは、年のころなら70歳程、何日か前に急性の眼病で、あと1日発見が遅れてたら失明してたかもしんないという人。ウチではその病気を発見し、で手術施設の整った病院を紹介してあげた、ただそれだけの関係の方でした。それなのに律儀に手土産持ってお礼にいらっしゃったんですよ。当然受け取るのは気が引けるんですが、向こうとしても受け取ってくれないと気がすまない、生物だし貰って欲しいと一歩も引いてくれません。こういう場合も父や母なら上手い断り方を知ってると思うんですが、生憎遠くの学校の健康診断に行ってて不在。オイラとしては自分の母親より年配の女性にいつまでもペコペコペコペコされるのに耐え切れず、結局受け取ることにするよりなかったのでした。

 そこまではいいや。

 この妙齢のご婦人、帰ったと思ったら、更に手土産袋を3つかかえて戻ってきました。何でも紹介された先の眼科の院長と執刀医の先生、応援の公立病院の先生も尋ねたのだけれど留守だったので、代わりに渡してくれないか、と。なんちゅうムシのいい婆ちゃんだ、と心の中では思いましたが、既に1つ手土産も貰っちゃったし、これまた断りづらい雰囲気。あーもぅオイラのお人よし、と思いつつも、しょうがないので公立病院の先生の分以外(公務員には物渡すと犯罪になるのでさすがに思いとどまらせた)の2個は預かっちゃいました。

 しばらくして母が帰ってきたので、これこれこーいうことなのよと事情を話して二人のセンセに連絡してもらったところ、先方は留守だったんじゃなくて、渡そうとして断られたので結局最後の砦のウチに全部集まってきちゃっただけみたいなのです。流石に皆さん断り慣れちょる。つかダメダメなオイラ_| ̄|○。

 まぁでもこの際だから声を大にして主張しますが、頼むから患者の方は医者に物を持ってこないで下さい。お礼を言われればそりゃあ嬉しいと思いますが、言葉だけでホントに十分です。それに、こっから先は嫌らしい話になりますが、大概の医者はそこそこの金持ちなんで、お礼に物を持ってこられてもあんまし嬉しくないんです。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

からくり人形

karakuri.jpg


<真うかつエピソード2583>
 何でもからくりサーカスのエレオノールとリーゼさんのフィギュアが出るそうですよ。しかもなかなかの出来栄えみたいですよ。しかし購入した人は、あらぬ誤解を与えないように、尋ねてきた人への説明を怠らない方がよいですね。特にムチを持った看護婦さん(しかもロングスカートだった最初の衣装じゃなく、ミニスカの2代目衣装なんだもんなぁ(^^;)のリーゼさん人形なんて、知らない人には確実に変態疑惑を与える恐れアリですぞ。

 さて、そのからくりサーカスサンデー本編はいよいよクライマックス、衛星軌道上でとんでもない戦いが繰り広げられているわけですが、お互いのメイン攻撃方法が島本和彦のマンガも真っ青の舌戦なんだもんなぁ(^^;。さすがは富士鷹ジュピロというべきか。最後の役者が合流したところで、残された謎はほぼ0。あとは一気にラストスパートといったところでしょうか。この壮大な200年間のドラマはいかな次第で幕を下ろすのか、最後まで見守っていきたい所存です。心象的には勝くんとグリポンぐらいには生き残って欲しいですが。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

ポアンカレ予想

poankare.jpg


<真うかつエピソード2576>
 今日の朝日新聞の朝刊に、ちょっと面白い記事がのっておりました。現在数学界には100年以上前から証明されていない重要な課題がいくつかあり、アメリカ数学研究所が解法に100万ドルの賞金をかけていたいります(トリビアでやったので、ここまでは知ってる人も多いかな?)。そうのうちの一つ「ポアンカレ予想」というのが、どうもロシアの天才数学者(しかしかなりの大変人)によって解明されそうな塩梅なのだそうですと。
 で、その「ポアンカレ予想」ですが、新聞に図付の説明が書いてあるにもかかわらず、専門的過ぎて何回読んでもチィとも意味がわかりませんでした。しかしあと二つ、一般人でも問題の意味ぐらいは理解可能な未だ解かれていない命題が載っていたので載せておきます。

<双子素数の予想>
差が2となる二つの素数(5と7、11と13など)のペアは、無限に存在する

<ゴールドバッハ予想>
2より大きいすべての偶数は、二つの素数の和で表せる。例えば8=3+5、など。

 もちろん問題が理解できるからといって、答えが出せるわけではありませんが。ゴールドバッハ予想なんて、問題文はたったの一行ですが、もう250年以上解かれていない難問です。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

ファイブスター13巻の内容を予想しよう

aisha.jpg


<真うかつエピソード2557>
 12巻が出たばかりなのに気の早い話ですが、今現在継続して読んでいるコミックがこれを入れて2つしかないので、色々と深読みしたくなるのもむべなるかな、ということで。

 とりあえず舞台は、マグダルやフンフト、アルル等続々と重要キャラが集まっているラーンを中心に展開するでしょう。フンフトがアトールの巫女に復帰する話も当然描かれると思いますが、それによりマグダルの立場はどうなるのか、ましてやデプレは?傍から見れば父親の愛人だった女性の部下になるアルルの胸中は如何なるものか?
 アルルと敵対するセイレイは、もう一つハスハを叩く理由が出来てますます意気軒昂といったところ?そのセイレイはそろそろマロリーと合流するはずですが、この跳ねっ返り2名は果たして上手くやっていけるのか?マロリーと袂を分かったアイシャ一行は・・・あんまり出番は無いかもしんないですね。んでも少なくともアイシャは絶対登場しますが(笑)。
 フンフトに話を戻すと、公式設定上彼女はカイエンの子マキシを育てることになってます。このマキシも次巻あたりで生まれるんじゃないかと踏んでいるのですが、そうなったらフンフトも大忙しですね。娘の桜子は胸中複雑かと思いますが。その桜子と行動を共にしているワスチャは、ヒュートランともども相変わらずマイペース(笑)と思われ。
 AKD関連ではそろそろ陛下自らハスハ入りする頃合かと。12巻157頁では多分ラキシスに「一緒にボォスにバカンスに行かない?」とか何とか言ってたにちまいない(笑)。マギーに弟子入りするってことは、当面の目的地はノウランもしくはスバースあたり?
 マジェスティックスタンドもう片方の主役フィルモアは10~12巻で大活躍したので、13巻ではちょっと出番が控えめになるかも。
 その他の人物では、12巻で全く登場しなかったジャコー、ユーゾッタ、Dr.ダイアモンド、マドラ辺りが次巻での復活を待たれます。
 MHではコーネラ帝国台頭の巻にでもなればカンが大暴れするかもしれません。マキシがまだ胎児状態なので、マイティーシリーズの登場はもうちょっと先かもしれませんが、それでもこれだけ国が入り乱れての大合戦模様では、殆どMH見本市状態になるような予感。となるとナガノ・マッモール先生も線引きトーン貼り大忙しで、またまた13巻の発売は大幅に遅れるんだろうなぁ(^^;。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

ファイブスター物語12巻ようやく刊行

laxis.jpg


<真うかつエピソード2556>
 昨日本屋に行ったら並んでたので早速買いましたよ。1年ほど休載してただけあって、流石に内容濃いです。それにしてもいつになく登場人物が多い巻です。名前が判明しているキャラだけでも、ざっと100人は出てるんじゃないでしょうか。
 その中でも12巻目にして始めて表紙を飾った「人間」のクリスティン・ビィを始め女性陣の活躍が目立つ巻でもあります。12巻連続登場のアイシャ、悲しみを堪えて健気に頑張るミース、ブチ切れ暴風3王女あたりがいい味出してますが、個人的に良かったのは、意外とマトモな人物であることが分かったじゃーじゃー姫ですね。やっぱ可愛いなぁ、タイトネイブ。

 あと、この巻登場人物で、確実に子孫を残すことが分かっているけど、相手がまだハッキリしない女性が2人います。ワスチャとセイレイですが。今の所殆ど男っ気の無い2名ですが、今後この二人がどういう経緯でパートナーを得るのか、実に気になるところです。

暇にあかせて登場人物をカウントしてみました(笑) 1.フンフト 2.ヤンギ 3.ナイン 4.ミース 5.アウクソー 6.ボスヤスフォート 7.ジィッド 8.デコース 9.ブーフ 10.ニナリス 11.エスト 12.カエシ 13.ケサギ 14.ヘアード 14.マグダル 15.ワルツ 16.イェッタ 17.エレーナ 18.L.E.D. 19.テリウス 20.バルンガ 21.ニナ 22.マギー 23.ギラ 24.アルル 25.シュマイス 26.ベクター 27.ゲンジャ 28.シアン 29.クラトーマ 30.ユリケンヌ 31.ネイパー 32.ダイオード 33.エイジア 34.セイレイ 35.シクローン 36.慧茄 37.エルメラ 38.リザード 39.トラーオ 40.シャーリィ 41.マロリー 42.モンスーン 43.アイシャ 44.ランド 45.巴 46.ティスホーン 47.ナイアス 48.ヨーン 49.ジゼル 50.カイエン 51.シケルブ 52.ヤーボ 53.ハイト 54.バイズビズ 55.リンス 56.東 57.アマテラス 58.カイダ 59.ブラフォード 60.キュキィ 61.バーシャ 62.アレクトー 63.タイトネイブ 64.斑鳩 65.パイソン 66.キンキー 67.オービット 68.シャフト 69.ラキシス 70.イーヴィー 71.ビビエ 72.ルーパート 73.ヒュードラー 74.レーベンハイト 75.ヒュートラン 76.京 77.パルスエット 78.パナール 79.ルス 80.ランドウェイ 81.アースドラゴン 82.ニオ 83.ガラー 84.ダイ・グ 85.ミヤザ 86.ティルパー 87.チャンダナ 88.クリス 89.ケーニヒ 90.オキストロ 91.パラーシャ 92.トライトン 93.ブルーノ 94.ボルサ 95.クーン 96.ミューズ 97.ノンナ 98.桜子 99.クライマー 100.ワスチャ 101.ウッド 102.ルーシー 103.ルース ホントに100人いた(^^;。

Posted by Haruko

カテゴリ: その他

糖が出た

amai.jpg


<真うかつエピソード2555>
 最近保険の審査で健康診断の尿検査を受けたのですが、オイラの尿に糖尿病の試薬を入れたところバッチリバリバリ反応が出た、という内容の話を実に朗らかな顔で医者が言うわけですよ。で、おかしいなぁと思って試薬を調べたらとっくの昔に期限切れだったヨ、再検査したら全然大丈夫だった、というオチが直ぐに続いたとはいえ、全く酷い医者ですね。
 大体ちょっと前の血液検査の時、血糖値が58とかそんなんだったのに、いきなり糖尿病なんて事があるわけねぇでしょうが。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他

政治家という商売

nagata.jpg


<真うかつエピソード2537>
 巷で話題の例の偽メール問題。とうとうネタ提供者の証人喚問にまで発展しそうですが、この辺り一般マスコミはどう捕らえてるんでしょうね。大手新聞社など、こういう時は大体「表現の自由の権利の侵害」がどーたらこーたらと騒ぎ立てるもんだと思ってたんですが、今回はまた随分と大人しい印象ですが。あんなのと同列に考えられたくないという立場で、しばらく傍観しようというところでしょうか。

 しかしまぁ、3期もやってる国会議員が何でこんなゴロツキ記者にコロっと騙されたんでしょうね。グーグルで一発「西澤ナニガシ」と打ち込めば、この人物がどんだけ程度信用できない人物かだなんて、すぐに分かったと思うんですが。
 とりあえず今も議員を止める気はないみたいだけれど、政治家にとって「人を見る目」ってのはかなり重要な資質だと思うのですが、彼には明らかにそれが欠けているように思います。
 政治家ってのは一人で出来るものではありません。家族や支援者、そして多くの支持者の信頼を得てこそその地位に立てるわけです。特に比例区選出の国会議員は、選挙時の数万の票を背負って立っている人物なわけなのだから、その選んでくれた人たちに対して恥ずかしくない言動を心がけて欲しいものです。
Posted by Haruko

カテゴリ: その他