その男、ジョー

2004年09月11日(土)

<真うかつエピソード1980>
　”とある町の古ぼけた映画館。客は若いカップルが一組だけ。上映しているのは「キャプテンブルー」。客のカップルがまだヨチヨチの赤ん坊だった頃に上映されたアメコミヒーロー映画である。カップルのうち男の方は大盛り上がりだが、女の方はそんな男を冷めた目で見つめている。”

　・・・「ビューティフルジョー・新たななる希望」はこんな感じの状況からスタートします。まぁ何と言うか久々のデートだってのに、行き先が名画座で、ふっるーいアメコミ見せられんじゃ、普通の女性は引きますわなぁ。こんな変な男（言うまでもなく、主人公ジョー）が相手じゃぁ、多分この女（トップイラストのめがねっこシルヴィア）も直ぐに愛想尽かすんだろーな、と思ったら、

シルヴィア：ねぇ、そんなことよりもっといいコトしましょうよ

　・・・このアマいきなりジョーを押し倒しやがります(^^;。コイツもちょっと変だ。つってもこのゲームは全年齢対応型なので濡れ場もここまで。バカップル二人がいちゃつき会ってる間もスクリーンの映画は淡々と進行し、何故か勝利を収めるはずの正義のヒーロー・キャプテンブルーは悪のシャドーに敗れ去り、勝ち誇るシャドーはスクリーンの中から手を伸ばしシルヴィアを掴み上げるとそのままスクリーンに引きずり込みます。すぐさま追いかけるジョー。映画の世界の中、ジョーは変身能力を引き出すブレスレットを授かります。くれた相手はもちろんキャプテンブルー。そんな状況でジョーの一言。

ジョー：サインしてくれよ

　・・・「ビューティフルジョー」はこんなステキなバカが主人公のゲームです。

　続く。

　・・・ところで今気付いたんですが、コイツラの年齢が現在ハタチぐらいだとして、赤ん坊の頃つったら、つまりたかだか20年前。西暦1984年に日本で封切られたアニメ映画つったら「風の谷のナウシカ」とか「超時空要塞マクロス」とか。　「キャプテンブルー」をふっるーいアメコミと言ってしまいましたが、そんなに古くないような気がしてきました（＾＾；。

真・うかつ絵日記