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真・うかつ絵日記
日々うっかり
天使のたまご
2008年05月24日(土)
<真うかつエピソード3305>
もう20年以上前のOVA作品です。天野喜孝がキャラデザを担当し、監督が「うる星やつら」の押井守ということもあり、当時見ようかどうか、かなり迷った記憶があります。結局その頃は財力の無い高校生だったのと、殆どのアニメ誌のレビュアーが「音と映像は美しいが内容は難解で万人向けとは言いがたい」という、なかなか厳しい評価を出していたこともあり、結局見ず仕舞いでした。
それが20年の時を経て、この間CSのチャンネルNECOで深夜遅くにやってたので、とりあえず鑑賞。うーむ、
当時のアニメのレビュアーの言ってたことは大筋で正しかった
んだなぁ、と改めて思いましたよ。
あの天野喜孝特有のグネグネとした髪型の女の子が、イメージそのままに動くのは感動的ですが(動画に関しては、おそらく当時のアニメ技術の最高水準であったことは間違いあるまいて)、ストーリーが何とも・・・・・・。実のところ表面上をなぞるだけなら、2、3行で説明出来ちゃいます。閉塞感の漂う暗い世界で、暗い男子と暗い女子が出会い、色々と知らなかった方が良かった事を知ってしまったために、お互い破滅の道を歩んでしまう、というだけの話です。
とはいえ、台詞がそれ程多くなく、登場人物の心理描写もどこか曖昧。ラストの世界となった舞台の長描写一つをとっても様々な解釈が出来るし、押井守の意図したところは、見る人によって如何様にでも解釈できるようなストーリーの実験作品のつもりだったんじゃないですかね。
色んな意味で見る価値のある作品だとは思いますが、言える事は最初から最後までとにかく雰囲気がヘビー。当時売れなかっただろうなぁ、コレ。
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<本日の
アウトドアJIS
コード:8a9b 「鴨」>
撮影地:青森市・浪館
備考:この辺りでは鴨撃ち禁止、みたいなことが書いてあります。実際被害が出たので設置したみたいですが、近所には学校や民家もあるのにハンティングはないでしょう、確かに。
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