ほぼ雑記的メモ
まずAが最初に分けます。これはAの主観で行われます。Bの価値観ではありません。 Aは分けても選択権がないのですから、最大の利得を得るには自分の主観で50:50に 分けなければダメです。 もちろんBには目利きがないと判断して、Aの主観で40:60にすることも可能ですが、 いずれにしろ最初に分けた時点で「Aはその分割に納得」しています。 したがってAが分けた戦利品の価値観がBの価値観的にどうであるかは関係ないのです。 次にBは自分の価値観で二つを見比べます。Bは最大利得を得るために、価値のあるほうを 選べます。当然Bは納得しています。一方Aも納得しているのですから、この場合は問題がありません。 では3人の場合は何が問題なのか? 私が最初に提案したやり方をこの仮定にそって整理すると 1)AはAの主観で3分割します。よってAはこの時点で納得している。 2)BはBの主観で一番いいものを選びます。よって、Bもこの時点で納得している。 3)CはCの主観で選びます。これがBが選んだものと違うものなら、問題ないのですが、Bと同じであったときにB、C間で何らかの調停が必要になってしまう。Cに優先権を与えるとBは納得しないし、Bに優先権を与えるとCが納得しない。 これが問題点です。 これを解決するには、Cが選ぶときに、A、Bの主観が入っており、Cがその主観を汲み取った上で、自分の主観で選べるようにすればよいのではと考えてみました。 その選択後にA,Bがなお自分の主観で納得した上で、選択をする余地が残っていることが重要ではないかと。 ということは、すなわち、 「A、B」ともに主観が入っていて納得できる分割方法はあれば、よいわけです。 そこで、次のような手法を提案します。 1)AとBがまず宝を二つにわける。(この時点でA,Bは納得している) 2)A、Bそれぞれが宝を自分の主観で3等分する。(この時点でA,Bは納得している) 3)CはA、Bのぞれぞれから1つづお宝をちょうだいする。 Cは納得しているはずです。 (Cの主観で)Aには合計xの価値があり、Bに合計yの価値があったとすれば、Cは最低x/3+y/3の価値を得られることが保証されています。x+yは宝の総計ですからCは自分の主観で1/3以上の宝をゲットできるからです。 というわけで、4人の場合はA,B,Cで3等分して後さらに、それぞれが4等分して、Dに選ばせればよいヨカン。その断片は1/12ですが、理論上は筋が取ってないですかね? 時間かかりすぎて現実的ではありませんがw
Powered by Red Leaf ( Rev. c78c769f2 ), © Issei Numata, 2007-2021