大釈迦トンネルを見てきた

どうも過去の日記をみていると1999年にもいってるらしいんですが、当時は行ったとしか書いていないので、詳細が思い出せない・・・

というわけで、今回再度行ってまいりました。大釈迦トンネルの鶴ヶ坂側の入り口です。

大釈迦トンネルは大釈迦峠の下を通るトンネルです。大釈迦峠は青森と浪岡の間に存在する峠で、現在ではあっさりと通過してしまいますが、ここはかつては交通の難所で、険しい坂を上るためにSLの補機を補って越えたといいます。

子供のころ弘前から青森までよくつれていかれたのですが、トンネルのススの汚れがすごくて、親にこのトンネルを通過するときは窓を閉めろと、強くいわれていたもので、ワタシにとっては強く印象に残っているトンネルでもあります。

ちなみに、今の大釈迦トンネルは3代目で、そのまえの2代目大釈迦トンネルが現在の大釈迦トンネルのすぐ近くにあります。新トンネルのプレートをみるとトンネルは昭和53年3月に着工、57年9月に竣工とあるので、20年くらい前までは旧トンネルが使用されていたんですね。

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写真左は旧大釈迦トンネルに向かう線路跡です。架線がそのまま残っていますが、レールはなく林道のようになっています。何故レールだけを撤去しておいて架線を撤去していないのか謎です。架線には蔦が絡まっていますが、コンクリート製の柱で決して古いものではないこともわかります。

この写真ポイントの反対側(トンネルに向かう側、写真右)を撮影してみましたが、植物が茂りすぎていて、まったく入り口を見ることができませんでした。以前来たときは確かに入り口が見えたんですが・・・さすがに植物を押しのけて進入する勇気はございませんでした。季節が悪かったですね。

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しばらくウロウロして新トンネルのパネルなどみているとサイレンが急に鳴ってびっくりしました。事故防止のためなんでしょうが、心臓にわるいですね。まぁでもせっかくですからトンネルから出てくる列車を収めてみました。デジカメなんで難しかったです。見てからじゃ間に合わないし・・・。それでも轟音をたよりにえいや~と直感でシャッターをきりました。結果見事に成功です。やってきたのは青森行きの寝台特急日本海でした。大阪からの長旅お疲れ様です。
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ついでなのでこのあと旧大釈迦峠を超えていた線路の跡の写真をも撮ってきました。いまでは単なる民家の裏庭みたいになっておりますが、線路の名残は残っています。こんな坂をSLが上っていたんですね。

参考までに大釈迦トンネルに行く方法を書いておきます。鶴ヶ坂方面を通る国道旧7号と現在の7号バイパスが接続するところから、ちょっと弘前よりに行ったところに、待避所のような場所があります。そこから下に下りていく林道があり、そこを降りていくと大釈迦トンネルです。

余談ですが、この旧トンネルを探検した神のページを発見しました。参考あれ。
Posted by issei

カテゴリ: 青森