マウンテン夏の陣氷壁ルート
名古屋の喫茶マウンテン行ってきました。マウンテンっていうのは名古屋のいりなかにある標高12800mくらいの山です。山頂に喫茶店があり、名古屋の郷土料理を食べることができます。この料理を食べて無事下山してくる。というのが、登山の目的です。
パーティはワタシを含めて４人。全員会社の同僚です。カンタンにパーティの紹介をしておきましょう。
Ｓ田隊員はワタシと同じ４回のアタック歴をもつベテラン隊員。出されたものは残さないがポリシーの頼りになる男です。今回も体調バッチリで望みます。
ちなみに、第一回目の登山はＳ田隊員と二人で臨み、いちごクリームスパ、メロンパン風スパという２つの甘口スパを二人で注文し、あまりのすごさぶりに撃沈しました。
川Ｇ隊員は３回目。朝が弱そうで、今回もかなり眠そうでした。心配です。かなりのラーメン通のようですが、それがマウンテンに通用しているのかは疑問が残るところ。
Ｋ村隊員は２回目。一番若い隊員です。が、昨日一睡もしてないそうです。この時点で一番若いのに一番戦力外のヨカン。
大丈夫か？
ま、大丈夫でしょ・・・・
ツアーは何故か青春１８きっぷで行くと決まっています。まぁ新幹線が楽なんですが、お金もったいないし・・・
ということで、例によって、いつもの通り、朝5:20に東京駅発の静岡行きにメンバー全員が集合しました。
この列車を使うにはワケがあります。乗り継ぎ２回でスムーズに名古屋に行けるというのもそうなのですが、この列車はムーライントながらで使用している特急列車を普通車として使用するので、座席シートがリクライニングになっていて快適に静岡まで寝ていけるのです。
ここで体力を温存しないとアタック中に酸欠で死ぬことになります。我々アタック隊は車両のシートにも最前の気をつかっているのです。
そして、ジツはこのときの座席の位置から戦いはすでに始まっています。というのも、この列車は結構混雑する列車で、次の静岡で乗り換える列車の編成がこの列車より短く、よい位置に腰を据えておかないと、静岡から浜松まで立ちっぱなしというきわめてキケンな状態に陥ることになります。
結論からいうと前３両は向かい側のホームに停車している浜松駅の列車の編成にかかりません。結果、前３両に乗車した人は３両ほど後ろの位置に停車している列車の先頭車両に乗るハメになり、ここには４両分の客が詰め込まれることになります。さらに悪いことに列車の発車は到着後２，３分で出てしまうので、比較的空いている後ろのほうに移動することすらままなりません。
過去３回はこのワナにはまっており、一時間ほど混雑した列車で立ちっぱなしということで体力を消耗するというハメに陥りました。
今回事前に時刻表等で、ながらは９両編成（当然折り返しも９両）、静岡からの普通列車は６両編成というのを調べていたので、前から４両目に集合としました。
また静岡の一つ手前の駅からドア付近に移動し、到着、ドア開と同じに、向かいの車両にダッシュ。結果静岡でスムーズに乗り換えることができました。なお、静岡からは最後尾が空いているので、東京からは最後尾に座るのがもっともよいような気がします。
さて、静岡、浜松、金山、鶴舞、いりなかと乗り継いでいよいよマウンテンへの登頂開始です。順調にいけば１１時半すぎくらいには、いりなかにつきます。
ここからマウンテン目指しての登山が始まります。初心者は迷いやすいので事前に地図で確認しておくとよいでしょう。
さてワレワレのパーティも２回連続登頂を成功させていることはいるのですが、ここ最近、どうも成功しそうなヌルものばかりを注文している感があるのは否めません。
それでは登頂する意味がない！ということで今回夏の名物、姫宮アンシーもびっくりのかき氷で攻めるということにしました。リスクを恐れず攻めの姿勢で。いい言葉です。
そんな我々の気持ちに答えるかのように空がみるみる晴れ渡り、日差しはすっかり夏の様相。かき氷の季節といった感じになってきました。これも天のお導きでしょうか？
ワタシは３個ほどかき氷を注文しようと提案したのですが、はげしく却下され、結局２つということになりました。残りの２つはバニラチョコアイスと冷たいモノだけでは辛かろうということでビカンテピラフ（激辛）なるメニューにしました。
おりしも朝から何も食べてない４人。こんなもんでいいのか？という気もしますが、まぁあまり深く考えず、とりあえず注文します。
店員が気をつかって、「かき氷はいつお持ちしますか？」と聞いてきましたが、今回のメインは姫宮アンシーもびっくりのかき氷ですから、デザートではなくメインディッシュとしてかき氷をいきなり持ってきてもらうことにしました。
それが、これ。
第一印象 「でか！！」。
イキナリパーティの面々に不安な表情が見てとれました。しかし、見ていても溶けるだけですので、４本のスプーンでしゃくしゃくとしゃくっていきます。最初のうちはシロップが効いていてかき氷の味がするのですが、そのうち舌がマヒして凍りの味しかしなくなります。
徹夜のＫ村隊員はこの時点で頭痛がするなどと、酸欠に陥り、はやくも戦力外。いきなり暗雲がたちこめます。
それでも、がんばって削ること１０分。二つあった山が半分程度になりました。この時点でアイスクリームが避難アイテム。マヒした舌を癒やすのに使います。
不思議なことに冷たいはずのアイスが温く感じます。Ｓ田隊員はアイスをたよりになんとかがんばれている感じです。
Ｋ村隊員と川Ｇ隊員もキツソウで、だんだんとパーティ自体が無口になっていきます。
たちこめる沈黙、ちゃくちゃくと崩れているはずなのに一向に低くならない氷の山。
今回は無理か？と思った矢先、ここに４皿目の料理「激辛ピラフ」がやってきました。
氷だけでもキツイのに、さらに追い打ちをかけるように胃に溜まる炭水化物の攻撃。
それでも、ワレワレは前に進まねばなりません。
とりあえず、Ｓ田隊員が１口たべると・・・
「辛！！！」
たまらず、かき氷をばんばん食べるＳ田隊員。どうもＳ田隊員は辛いものが苦手らしいです。しかし、出されたもの（得に炭水化物系）を残すことは宗教上の理由からできないらしく、それでもバンバン食べるＳ田隊員・・・
そして、その量に比例して、みるみるみるみるかき氷を消費するＳ田隊員・・・・
さすがベテランのＳ田隊員。ひと味もフタ味も違います。なんと頼りになる男でしょうｗ
ということで、激辛ピラフとＳ田隊員の力で無事完食。ワタシ、川Ｇ、Ｓ田の３人の隊員はストロングコーヒーやらソフトコーヒーやらで一服という名のビバークをすることにしました。
クッキーなども食べ、やり遂げた男の顔をした３人。
「いや〜どうなるかと思ったけど、なんとかなりましたね〜」
などと談笑する三人。
余裕こいて、ミックスサンドなどまで注文してしまったパーティ。
しかし、一向にＫ村隊員の注文したコーヒーココアフロートがやってきません。
来るのが遅い・・・・マウンテンの食べ物で発注してなかなか来ないとなると・・・いやなヨカンが・・・・
でっかいアイスのカタマリｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!
この後Ｋ村隊員は泣きながらアイスのカタマリを黙々と食べてました。
山の天候は変わりやすい。なめてかかるとホント酷い目にあいます。
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名古屋にある喫茶店、マウンテンに行ってきました。社内での呼び名は「山」。 まずはかき氷の「夕張メロン」。...
待つこと数10分。店の中にやっと入りました。店内のテーブルでは屈強な男衆が甘口スパで遭難してたり、今にも吐き出しそうな女性客が顔に皺をよせながら食事をしている光景が！！否