これがフラストレーションカウントというものか

年末でTVがつまらないので、撮り溜めていた番組などを消費することにしたのですが、その中でも
11/29日放送の月曜エンタぁテイメント「海外超絶マジシャンVS謎の天才!」で放映されていたマジック番組でのとある演目のとある技法に目が釘付けになりました。

というのも、とあるマジックを購入したときに、説明書にこの技法を使うと書いていた(また、これをフラストレーションカウントと呼ぶと書いてあった)からです。

この技法、言われてみればすごく単純な手法で、ばかばかしいことこの上ないので、こんなんで本当にダマされるのか?と疑心暗鬼だったのですが、その場にいた人全員がダマされていたようです。ワタシも一回演目を見ただけでは気がつきませんでした。

なんどもビデオを再生して、私がやるのと何が根本的に違うのかを確認したりしていました。
プロのフラストレーションカウントはすごく自然ですね。偉大ですわ。

ちなみに、このマジックは次のようなものです。

カードをケースから取り出し、裏にして1枚づつ勘定して全部で8枚あることを確認します。 カードをひっくり返し、最初の4枚を1枚づつテーブルにおいていきます。カードは順番にスペードの10、ダイヤの10、クラブの10、ハートの10です。 残りの4枚は全部白であることを確認します。こちらの4枚は手に持ったままにします。 白いカードを1枚めくり、テーブル置いた1枚目のカード(スペードの10)にくっつけて良く擦ります。すると白いカードにスペードの10の模様がコピーされてしまいます。 さらにもう一枚白いカードをめくり、テーブルに置いた2枚目のカード(ダイヤの10)にくっつけると白いカードにダイヤの10の模様がコピーされてしまいます。 三枚目の白いカードをめくり、テーブルに置いてあるクラブの10と半分だけ合わせておきます。また残りの最後の1枚の白いカードをテーブルに置いてあった1枚目のカード(スペードの10)の裏側と貼り合わせてはがします。そうするとスペードの10の裏側が白くなってしまいます。 さらにテーブルに置いてあったダイヤの10のカードの裏とさっきコピーされたダイヤの10のカードにくっつけると、裏側にもその模様がコピーされ両面ともダイヤの10になってしまいます。 ここで先ほど置いてあった3枚目のカードをとりあげ、重なっていなかった半分をハートの10に重ねると、白いカードが上半分がハートの10、下半分がクラブの10のカードになってしまいます。 ここからは珍現象のラッシュ クラブの10を黒いマットにこすりつけると、カードの裏の模様が真っ黒になってしまいます。 ハートの10をカードのケースに貼り付けると、カードの裏の模様がケースの模様になってしまいます。 最後にカードを客に調べてもらっておしまいです。


ちょっとわかりにくいですねw ようは真っ白な4枚のカードと普通の4種のカードに模様や数字がつぎつぎとコピーされていくマジックです。 このマジックのポイントは、実際には数枚のトリックカードが入っているのにもかかわらず、4枚の普通のカードと4枚の真っ白なカードがあると思わせるところにあると思います。 私が推察するに実際には、真っ白なカードは1枚しかなく、(表裏とも)普通のカードは2枚しかありません。また裏が通常のものは4枚しかないはずです。 白いカードが4枚あるかのように錯覚を起こさせるためにフラストレーションカウントとダブルリフトを使っています。 裏が普通のカードが8枚あるように見せかける技法はビデオ再生しまくりでやり方だけはわかりましたが・・・これを一朝一夕にマスターするのは難しそうですね。なおこの技法にどういう名前がついているのかは、私は知りません。 まぁ、とりあえず、練習してみますか・・・

Posted by issei

カテゴリ: 雑記