東北新幹線開業で青森はますます寂れる

前にも新幹線に対する疑問をちょこっと述べた私でありますが、ここんとこ青森県は新幹線にずいぶんとご熱心にお金をかけているようなので、これはヤヴァイと思ったわけで、またまた書かせていただきます。

青森県は全国でも人口減少率が2位というとんでもない状況に置かれいる県です(ちなみに1位は秋田)。そういう危機的状況であるということを踏まえた上で次のURLの記事を読みほどいていただくと、さらにヤヴァイ状況にあるというのがよくわかるでしょう。

「新幹線で街は栄えない」 全駅を乗り降りした自称オタクの銀行マンが講演

私は全駅は乗り降りしてませんが、これだけははっきりと同意できます。新幹線で街は栄えません。氏は新大阪や八戸の実体を熱弁してますが、それについてもまったくその通りだと思います。

新幹線は東京など首都圏の人を地方に呼ぶ有効な手段とか勘違いしている人が多いのですが、実際は逆で地方の人間を東京に送るための手段なのです。ストロー効果なんて専門用語もあります。

実際、秋田駅や山形駅の閑散具合など結構ひどいものがあります。

先日発表された全国の土地下落率No1は秋田駅周辺です。集客効果がなく映画館も閉館したとのこと。山形の駅前も降りてみればわかりますが大型百貨店の閉店などで閑散としてます。

また私は開業したばかりの新八代駅も見てまいりましたが、田んぼしかないトンでもない駅でした。この駅が栄えることはどうにもなさそうです。

ではどうすればいいのでしょうか?答えは簡単です。青森は本州の外れにあるという地の利を活かし、不便を売り込むべきなのです。便利になった青森なんて観光客にとっては魅力がありません。そういった意味で新幹線は逆効果です。

そこにいくまで不便であれば不便であるほど、得られる感動も大きいのです。特に最近の東京生まれの若い人は不便を知らず、逆に不便にあこがれます。普段なにげに不便だと思ってることが実は東京の人にとっては感動の要素なのです。

そこんとこを勘違いしている人が行政や政治家さんに多いので困ります。
Posted by issei

カテゴリ: 雑記

コメント一覧

リンク先のシグネチャみて吹いた。(別人ですけど) 確かに、都会へ出やすくなるので流動しやすいでしょうなぁ。 田んぼの真ん中といえば上越新幹線の浦佐駅ができたときがそんな感じでしたが、ここは随分開発されました。
カゲ虎

リンク先のシグネチャでやはり反応しましたかw
Issei

日曜日に秋葉で会いましたよ。(謎)
カゲ虎

ほほー ここんとこ音信不通なんでどうしてるのかと思ってたんですが、ご健在でしたか。
Issei