ほぼ雑記的メモ
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東日本橋にある「清杉通り」
靖国通りと江戸通りの分岐点から東日本橋駅付近の清洲橋通りまでの距離にして数100mのこの道。 道幅も結構あり下を都営浅草線が通っているんですが国道でも都道でもない道。 数多あるマイナーな通りの1つでありましょう。
以前から思ってたんですよ。何故「清杉」という名称なのかと。
「清」は大体想像つきます。南側にある「清洲橋通り」の「清」。もっとも「清洲橋」は「清澄」と「(日本橋)中州」を結ぶ橋だから「清洲橋」なので「清」の由来は「清澄」ということで間違いないでしょう。
では「杉」は?
近くに「杉」という地名はみあたりません。旧町名も「日本橋両国」「日本橋橘町」。「杉」はつきませんね。
この謎をずっと不思議に思っていたのですがふと古い地図を見たところ、今は国際通りと呼ばれている浅草の通りに「清杉通り」と書いてあるのをみつけました。その先をずーっと見ていくと「三ノ輪」で日光街道に接続するところに「金杉下町」という旧町名を発見。
これが「杉」の由来のようですね。
つまり「金杉」と「清澄」を結ぶから「清杉」。そして時代とともに浅草のあたりは「国際通り」と名を変え、さらに「東日本橋駅」の先が「清洲橋通り」になってしまった。そして、ここだけが「清杉通り」として名を残した。
そんなところじゃないでしょうか?裏とってませんけど多分あってるでしょう。 そしてその地図の「清杉通り」の「清澄」より先を見てみれば、そこには「清砂通り」 「砂」とは「砂町」のことですかね?
さらに葛西のほうには清砂大通りという名前の通りがまだあるようです。
古い地図には魅力が多いですのう。ちゃんと調べるには国土地理院いかないとだめかな?
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