日々うっかり
【真うかつエピソード6271】
前回のあらすじ:
氷の戦士一行は象牙の門を開く為の第一と第二の鍵を手に入れた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その9です。
いよいよ2ndアルバム「Symphony Of Enchanted Lands」に切り込みますが、その前に一つ。このアルバムの一曲目は「Epicus Furor」という荘厳な聖歌風合唱曲です。言わばアルバム全体を象徴するモチーフともなっている前奏曲といったところで、2曲目にあたる「Emerald Sword」と連続で聴くと一つの完成形にもなる曲であり、しかもこの2曲が連続で入っているアルバムは今のところこれだけ。ということで初聴前はワクワクしながら聴いていたのですが、デジタル変換音源の悲しさ・・・ちゃんと繋がってません。ブツっと切れます(泣)。どうしてもちゃんと聴きたい方はCD買ってCD音源で聴いた方がいいでしょう。
気を取り直して今回のお話。
・氷の戦士は第三の鍵を求めて森を越え、砂漠を越え、ついに埃に塗れた神秘の祭壇へとたどり着きました。ところが何をどうやっても神秘の祭壇から手掛かりを得る事が出来ません・・・。
・探索に疲れた戦士はうっかり第一の鍵と第二の鍵を祭壇にある割れ目の上に落としてしまいました。そしたら2つの鍵が結合し、ピッタリと割れ目に挟まりました。そうです、これこそが「神秘のイカレン」だったのです
ってマジか(^^;。君ら賢者まで同行しておきながら何なんだ、その体たらくは・・・。
てなところで、再掲になりますが、2ndアルバム「Symphony Of Enchanted Lands」の2曲目、「Emerald Sword」1番・・・折角なので長くなりますが、和訳全文のご紹介です。
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エメラルドの剣
我は中原の埃舞う谷を抜けて此処に至れり 門を開く第三の鍵を探さんが為に 今や秘密めく祭壇の傍らに辿り着かん 伝説に語られし我が敬愛なる陽光と龍の双眸 栄光への道程、我が剣を奉らん 真理と万民の正義に報いんが為
終に陽光が龍の双眸を照ら示し 呪文が妖しき光の遊戯を作り出しぬ 隠されし鏡に敬意を、我失われし路を見出したり 岩群を越え、我は秘なる洞に至れり 予言に伝えられし長き流血の戦 光は勝利せん、故に英知は金也
我が君よ、我が祖国よ、我が故郷の山々よ 龍共が舞いし緑の谷よ 暗黒王に打ち勝つ栄光の為 我はエメラルドの剣を探さん
澄明なる心を持ちし戦士のみ 陽光の祝福をば勝ち取るべし 然り、我こそ其の戦士也、我は我が道を行かん 森羅万象の理に従わば、我は剣に辿り着けよう 栄光への道程、我が剣を奉らん 真理と万民の正義に報いんが為
我が君よ、我が祖国よ、我が故郷の山々よ 龍共が舞いし緑の谷よ 暗黒王に打ち勝つ栄光の為 我はエメラルドの剣を求めん
・程無くして神秘のイカレンに朝の陽光により奇跡がもたらされました。祭壇を取り囲む3体の龍の石像に光が差し込み、次々と隠された鏡に反射、最終的に光は一行を取り囲む岩々を指示しました。
・・・という補足の説明がないとちょっと分かりづらい内容の歌詞だと思いますぜ、これは(^^;。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
押しも押されぬバンドの代表曲です。ワクワクするようなギターの前奏から始まり、勇壮なコーラス、かき鳴らされるシンセ、そして力強く入ってくるボーカル。キャッチーなフレーズの数々。カッコイイにも程がある間奏。スピードを緩めることなく疾走する、あっという間の4分半です。シンフォニック・パワー・メタルの真骨頂ここに極まれりといったところでしょう。
でも最初の最初、一回目、この曲を聴いた時の感想は「あ・・・サビ一段下がるんだ・・・」だったなぁ。この曲はマイナーからスタートしてサビでメジャーに転調するのですが、その時上じゃなく下に転調するんですね。でもまぁ何度か連続で聴いた後にはその理由を察しましたよ。オイラ聴き初めて3回目には歌に合わせて♪フォーザーキーン、って歌ってたもん。
つまりですね、この曲上に転調したら、ファビオさんは歌えるかもしれないけど普通の人にはまぁ無理だわ。下だからオイラみたいなモンでも歌える音域なのよ、つまりこれはライブで全員で大合唱して最高に盛り上がる目的で作られた曲なんじゃねぇかと。実際この曲は先行シングルで出てますし、今年の来日ライブでも最後のアンコールの〆で歌ってみんなで大合唱したってさ(心底羨ましい・・・)。
てなところで今回は終わりです。次回はセカンドアルバム「Symphony Of Enchanted Lands」3曲目「Wisdom Of The Kings」を予定しております。
・YoutubeでEmerald Swordを見ちゃる
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