HARUKO、寄席に行く

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<真うかつエピソード2783>
 笑点を見に上京したオイラですが、前の晩に御徒町にある落語定席「鈴本」に噺を見に行くのも旅の目的の一つです。今回の目玉は林家正楽師匠の紙切り芸を見ることでしたが、運悪くこの日に限って正楽師匠お休み_| ̄|○。もしも指名されたら、時節柄サンタさんでも注文しようと思ってたのになぁ~。

 そうはいってもそこはやはりプロの噺家さんや芸人さんが面白おかしい芸を見せてくれる演芸場。ちゃんと面白かったですよ。落語の方は、調子のいい八っぁんが、ご隠居さんから聞いた鶴の名前の由来を他人に聞かせようとして失敗する『つる』、贔屓の相撲取りが巡業先で「勝ったり負けたり」したというから内容を聞いてみたところ、何故か負けてばかりで勝った話が一つも出てこない『大安売り』、気のいい泥棒が、自分が原因でなってしまった短気な亭主と女房の別れ話を仲裁する『締め込み』、下手な碁打ち二人が待った待たないで大喧嘩の挙句、結局仲直りする『笠碁』、等でした。個人的には相撲が好きなのと、演った噺家さんの風貌がそれこそ相撲の親方そっくりだった雰囲気も手伝って、『大安売り』が一番楽しめました。諸芸では三味線のお姐さんの『2分40秒で終わる仮名手本忠臣蔵』がかなりツボ。お姉さん曰く「早いですよ~」とのことでしたが、ホントに早ぇ早ぇ(^^;。

 打ち上げ後は秋葉原により、本日の宿泊場所東京ドームホテルへ。鍵を貰って3048とあったので、うっかり3階で部屋を探し回ったことはナイショ。田舎に住んでいるので、10階以上に上がるという発想が無いのよ。もちろん30階が正解。眺めはさすがに最高でした。

 続く。

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<本日のアウトドアJIS コード:9647 「萌」>
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撮影地:東京都・千代田区
備考:この町の変わりようにはともかくビックリ。アキバはどこへ向かおうとしているのか・・・。
Posted by Haruko

カテゴリ: 紀行文

コメント一覧

後一席は金明竹というやつみたい。 「わてナ、加賀屋佐吉から参じました。《はじめ丁寧に》 先度(せんど)、仲買いの弥市(やいち)が取り次ぎました道具七品のうち、祐乗(ゆうじょう)光乗(こうじょう)宗乗(そうじょう)三作の三所物(みところもん)。ならびに備前長船(びぜんおさふね)の則光(のりみつ)、四分一(しぶいち)ごしらえ横谷宗#(王へん+民。よこやそうみん)小柄(こづか)付きの脇差ナ、あの柄前(つかまえ)は旦那はんが古たがやと言やはったが、あれ埋れ木(うもれぎ)やそうで、木~ぃが違(ちご)うでおりますさかいにナ、念のため、ちょっとお断り申します。  《だんだんと早口に》次はのんこの茶碗、黄檗山金明竹(おうばくさんきんめいちく)ずんどの花活(はないけ)、古池や蛙とびこむ水の音と申します・・・ありゃ、風羅坊正筆(ふうらぼうしょうひつ)の掛け物、沢庵木庵隠元禅師(たくあん・もくあん・いんげんぜんじ)張りまぜの小屏風(こびょうぶ)、あの屏風はなァもし、わての旦那の檀那寺が兵庫におましてナ、ヘイ、《ひどく早口で》その兵庫の坊主の好みます屏風じゃによって、表具にやり、兵庫の坊主の屏風になりますとナ、かよう、お言伝願いまぁ。」
Isami

これを澱みなく言うのがさすがプロ。 あと出し物は「のめる」ともう一つあるはずなんだけど、 それが思い出せなくて気持ち悪い。
HARUKO