襲名披露上京紀行・その3

<真うかつエピソード3072>
 昨日の続き。東武電鉄で浅草まで来たのは良かったんですが、そこでまたまた足がピッキーン。なかなかしつこいこむら返りです。しょうがないのでマクドで朝マックしつつまたまた1時間ほど無駄に時間を潰します。
 マックを出る頃には到着時には閉まっていた仲見世のシャッターも8割方開いており、既に修学旅行の生徒と外国人旅行客でごった返しておりました。

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雷門~


 周囲の観光スポットを一通り堪能し終わったところで、次は両国に移動したかったんですが、ここでまたまたこむら返り再発。地下鉄の長い階段の手すりを捕まりながらヒィコラ歩きつつ思った事は、東京って足の不自由な人にとってはちっとも優しくない町だなぁ、と。やたらと公共交通機関の上り下りが多いわりにエスカレーターが少なすぎますよ。特に下り。下りの方が辛いっちゅうのに。

 ともあれ浅草線と大江戸線を乗り継いで両国到着。目的は江戸東京博物館で開催中の、

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コレ


 とりたてて夏目漱石のファンというわけではないんですが、一応文学を齧ったことのある身としては見ておきたかったのです。常設展は学校の社会化見学や外国人観光客も多かったんですが、漱石展はさすがに年配の日本人ばっかりでしたね。色々興味深い展示でしたが、思った事は、よく言われる「頭のいい人は字が汚い」は単なるやっかみだなぁ、と。少なくとも漱石は達筆でした。
 常設展では東北大学の至宝展というのを特別展示でやってました。東北大学って国宝所有してるんですね。やはり旧帝大は伊達ではないです。

 その後隣の国技館の大相撲博物館もタダなのでちょっくら覗いてみました。こちらの見学者は漱石展より更に平均年齢が高く、男性率9割以上(ぶっちゃけオイラ以外全員爺ちゃん)。いろんな意味で国技の将来が心配になってきました。

 その後は完全に歩く気力を無くしたので、途中で3冊ばかり本を買い込み(うち一冊はわかりやすくも漱石「草枕」)、予定よりも早い飛行機でとっとと帰ってしまいました。そしてあんだけ苦しめられたこむら返りも、風呂入って寝たら一晩であっさりと完治したということです。この病気の特効薬はどうも横になることラシイ。何となくそうなんじゃないかとは思ってたんですが。

 襲名披露上京紀行・完。

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<本日のアウトドアJIS コード:966f 「撲」>
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撮影地:東京都・墨田区
備考:ちゃんとした看板ももちろんありましたが。
Posted by Haruko

カテゴリ: 紀行文

コメント一覧

別の意味で国技の将来が心配だったりします…
mya

軍隊並みの隠蔽体質、官庁並みの身内に甘い体質と、 官邸並みの危機管理能力の無さには相撲贔屓のオイラでもガッカリしてます。 一番のガッカリポイントはそれがアタリマエ風なヤクザ体質ですが。 時津風部屋はお取り潰しにした方が良いと思うのです。
HARUKO