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真・うかつ絵日記
日々うっかり
秋の秋田紀行・芝居小屋とか廃線
2009年10月17日(土)
<真うかつエピソード3813>
おとといの続き。
一泊二日の秋田旅行の最終行程、向かったのは前々から興味のあった小坂町。ここはかつて鉱山の町としてブイブイ賑わった時期があり、鉱山と街中の間には鉱山会社専用の貨物線(小坂線)が引かれ、その末端に鉱山従業員の娯楽目的として作られたのが、
芝居小屋・康樂館です
現存する芝居小屋としては日本最古。今年で築99年になります。しかもまだ現役で使っており、通常興行として大衆演劇を通年で執り行っているほか、年に一度は江戸前歌舞伎をやるという力の入れよう。せっかくなので舞台裏見学ツアーを申し込んでみました。
中はこんな感じ
この日は西遊記のお芝居をやっておりました。幕間は撮影可。最大収容人員は600人以上ですが、さすがに600人入ったら狭いかな(^^;
舞台裏その1・すっぽん
いわゆる奈落にあるせりの上げ下げ装置です。滑車を引いて上げる人力式。小さく写っている金棒を引き抜けば落ちてくるという仕掛け。
舞台裏その2・回り舞台
これまた4人の人員でいっせーのででグルグル回すという人力仕様。ほぼ建造当時の姿そのままで、周囲は石積み土豪という極めてワイルドなつくり。
その後鉱山は規模縮小し、現在では人口6000人強とそれほど大きくない町ですが、かつての栄華を偲ばせる建物でした。
栄華といえば先ほどの貨物線の話。ここ数年は開店休業状態だったようですが、今年正式に廃線になりました。
一番外れのとこ
まだ無くなりたてのホヤホヤなせいか、レールや枕木はおろか、信号機、踏切などもそのまんま。踏み切りに差し掛かっても自動車が一時停止しないのを見なければ、まだ現役なんじゃないかと勘違いしそうです。
すっかり錆びてしまった廃線後も寂しいですが、こういう
生々しい廃線後もかなり寂寥感がある
ものですね。
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<本日の
アウトドアJIS
コード:9ed9 「樂」>
撮影地:秋田県・小坂町
備考:国の重要文化財です。これと十和田湖という2大観光資源があるので、鉱山が無くなっても小坂はまだまだいけるんじゃないかと思った。
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