今更ですが災害時のマスメディアの重要性について

<真うかつエピソード4326>
 災害時に必須なものと言えば、携行食料、飲料水、ロウソクなどがありますが、今回改めて「これは無いとお話にならないな」と思ったのがラジオです。災害時に何が一番困るかって、現況が把握できない事による不安感の増大だと思うのですが、ともかくこれの解消にはラジオです。
 今はケータイやワンセグがあるからラジオなんて・・・と思う方もいるかもしれませんが、ラジオの利点は消費電力が少ないので付けっぱなしでも長持ちする、という他に、必要最低限の情報を感情や個人の見解を交えずに淡々と伝えてくれると言う利点があるのです。
 残念ですが、今回の地震でも懸念された(おそらく殆どの方は善意からでしょうが)当てにならない情報を元にしたチェーンメールやツィッター発信の情報は発生しましたようです。地震発生当日、ラジオでは口すっぱく、

1.とにかく海や河川から離れろ
2.当てにならない情報は鵜呑みにするな

 この二点を強調してました。その合間に避難所情報、安否情報、各地の被災状況を淡々と、とにかく淡々と伝えていましたが、それがとにかく重要なんです。

 今日になってもテレビは各局震災・津波情報の特番が続いていますが、民放ではそろそろ感情を交えた報道も増えてきました。被災地下ではそういうのはいらないのです。

 紙媒体では、地震発生の金曜日の夕刊から、今日の朝刊に至るまで、ちゃんと新聞が届けられたのにはちょっとビックリ。なかなかやりよるではないか、東奥日報。今朝の新聞に至っては、この間地震発生時にいたスーパーの特売チラシまで入ってました。なかなかやりよるではないか、某スーパー。

 というわけでご心配をおかけしましたが、青森市は恐らくもう大丈夫です。また震災に合われた皆様の一日も早いご回復をお祈りします。

コメント一覧

とにかく無事で何よりでした。そしてネットの「拡散希望」には、東京の僕ですが辟易しています。ちなみに昨日のラジオ、通常番組もやっていてその途中途中で情報を挟んでいるため、つねに悲壮感垂れ流しのテレビよりもよほど不安を取り除いてくれると感じました。 あとスーパーのチラシも、ネットのスパムメールも、こっちだと廃品回収業者も回ってくるので、ネットとの温度差を本当に如実に感じてます。
1ロヨ

>103 さん 確かに被災地下では、衝撃度の高い生の被害映像よりも、 ラジオのソフトな情報の方が冷静さを保てて良いです。 そちらの日記も拝見しましたが、 災害が一段落した後に恐ろしいのはデマゴギーです。 激しく同意です。 更にその後に恐ろしいのは慣れからくる無関心ですが、 それはまた先の話・・・ それにしてもネットが回復して最初に届いていたメールが スパムだったりすると、 ホントにゲンナリするものですね(笑)
HARUKO