10垓ペンゴ

10垓ペンゴ
日銀総裁の人事が揉めている今だからこそ、日銀のとなりにある貨幣博物館を見てきました。入場無料です。

なんでも和同開珎が作られてから1300年ということで、特別展示もありました。

そこで目についたのが、ポーランドで印刷された10垓ペンゴ。といわれてもピンと来ないでしょうから、桁を書き下すと



1000000000000000000000

です。0が21個つきます。

この紙幣は人類史上最高桁数紙幣なのですが、Wikipediaによると印刷はされたものの発行はされなかったらしいです。発行された最大桁数は1垓ペンゴらしいですが、それで0.2US$くらいの価値しかなかったとか。

インフレもここまでくると笑うしかない!?

しかし、中央銀行の歴史を見てると、貨幣の流通コントロールがいかに重要かよく分かりますね。

発行しすぎてインフレ、逆に押さえすぎてデフレ。なんてのが沢山あります。 総裁人事は大事だわこれ。

それ以上に驚いたのは、今じゃ考えられないくらい無茶な財政危機を緊縮財政で乗り切ってきてること。

追い詰められたときの、人間のパワーはすごいわー
Posted by issei

カテゴリ: 雑記

コメント一覧

ジンバブエがその記録を超えないもんかのう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ジンバブエ http://ja.wikipedia.org/wiki/ジンバブエ・ドル
mya

貨幣の流通コントロールも大切だけど 国家の信用度も大切なんだよねぇと付け足さないと 実際の紙幣で取引されてなくても結構な金額が 動いているわけだし
星使

ペンゴって、ポーランド紙幣ではなくて、ハンガリー紙幣だったはずでは?
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