由利高原鉄道に乗ってきた

青森から帰ってくるついで(!?)に由利高原鉄道を乗りつぶしてくることにしました。
由利高原鉄道は何年も前から乗ろうと思って乗れなかったところで、本日やっと念願叶いました。

由利高原鉄道は旧国鉄矢島線で秋田県の羽後本荘から矢島までの23kmの路線です。

青森から羽後本荘までは奥羽本線、羽越本線と幹線沿いに行って228kmほど。

特急も運行されているので、交通の便はいいように見えますが、全ての列車が東京方面を向いている今日この頃、日本海側を縦貫する電車の本数は少なく、寄り道して東京となるともっとも手頃な選択肢はただ一つ。

青森駅 6:08の奥羽線の始発電車「いなほ8号」にのる

この一点に限るという結論に達しました。というわけで、朝5時に起床です。眠いマナコをこすり、青森駅に向かいました。以下その記録です。


DSC03729.jpg 駅についたら丁度札幌からの夜行急行「はまなす」が到着した直後でした。昔は随分お世話になったものです。車庫回送用にDE10が牽引の準備をしてました。夜行急行は絶滅危惧種。もう一回くらい乗っておいてもバチはあたらないかも・・・
DSC03728.jpg 「はまなす」の向かいのホームに停車している「いなほ8号」。ワタシが「はまなす」をご贔屓にしてたころは、向かいには大阪行きの「白鳥」が停車していました。「白鳥」は昼間走る在来線特急としては最長の距離を走る特急でした。特急料金は自由席なら3510円で頭打ちになるので青天井の新幹線よりかなりお買い得。お金があまりなかったワタシとしてはお世話になった列車の一つです。 「白鳥」は50Hz、60hz、直流の三区間を走る唯一の列車としても有名でしたが、ザンネンながら合理化の波には逆らえず「白鳥」は2001年3月2日限りで姿を消しました。その後函館〜盛岡間の特急として名前だけは復活しましたが・・・ DSC03732.jpg なお、こんな時間に売店なぞ開いているわけない!と思ってたのでコンビニで食料を買い込んでホームに向かいましたが、ちゃんとそば屋が営業してました。ちゃんと夜行列車で旅してきた人をもてなす用意ができてるんですね。おそるべし!青森駅
DSC03737.jpg 陣場付近でやっと明るくなってきました。一面の雪です。車内から撮影してみました。それでも大雪の峠は越したようで、列車は定刻通りの運行です。あいかわらず北国の鉄道は雪に強い。
そのまま「いなほ」で羽後本荘まで行ってもよかったのですが、その先の接続がよくないので、秋田で特急を下車し1時間ほど時間をつぶしてから普通列車で羽後本荘を目指すことにしました。どちらでも羽後本荘から乗る列車は同じです。 秋田で特急を降りたのには他の理由もあります。特急料金は秋田を境に上がるので、ここで降りておいたほうがチョットオトクなのです。また、どうせ1時間ほど時間を潰すのなら、大きな駅のほうがいろいろあって楽しいというのもあります。 秋田駅も何度も来てるんですが、すっかりかわってしまって、何がなんやらサッパリですね。ただ、1つ言えることは来るたびに空が広くなってるように見えるような・・・・青森駅もそうなんですけど、地方都市の辛いところでしょうか? DSC03739.jpg
DSC03743.jpg DSC03744.jpg 羽後本荘で由利高原鉄道のホームへ移動。誰も乗っていねぇ・・・乗ってこねぇ・・・・_| ̄|○ この鉄道大丈夫か?と心配しましたが、発車10分くらい前に下り列車が到着したら5人くらい乗ってきました。ヨカッタ・・・
DSC03747.jpg 車窓からの風景はこんな感じです。タブン夏なら田んぼ。 天気が良ければ鳥海山が見えるらしいんですが、ザンネンながら見えませんでした。_| ̄|○
DSC03750.jpg DSC03752.jpg 由利高原鉄道鳥海さんろく線に乗車すること40分。終点の矢島駅に着きました。 DSC03753.jpg なんにもねぇ〜〜〜と思いきや、駅前に食堂らしきものがあったり、タクシーが止まってたりと予想以上に開けていました。タクシーの運ちゃんはシート倒して爆睡してましたが。 とてものどかであることには変わりありません。
DSC03759.jpg DSC03760.jpg DSC03762.jpg 例によって時間がタイトなので、そのまま来た列車で直帰。矢島で購入した切符は硬券でしたよ。 ちなみに秋田新幹線を全線乗るのは初めてだったりします。在来線だったころ(幅が狭かったとき)には乗ってるんですけどね。 ちなみに乗った瞬間爆睡。気がついたら東京でした。
本日の行程 青森>(いなほ8)>秋田>羽後本荘>矢島>羽後本荘>秋田>(こまち20)>東京 トータルで要した時間は12時間ほど。短いようで長い旅だったか・・

Posted by issei

カテゴリ: 旅行記