ほぼ雑記的メモ
松山市駅に到着。
ほかに行くところも思いつかなかったので、「ゲーセンでも行くかー」ということになりました。中学生の息子は、ゲーセンの音ゲーにハマっているのです。
そこで松山市内電車の時刻表を眺めていたら、6系統の本町線が平日にたった7本しか走っていないことに気づきました。しかも土日祝日は全便運休。昨日は日曜日だったので、ホテルの窓からいくら眺めても、あの分岐を直進する電車が一本も来なかったわけです。
なるほど。
そして、ここで乗り鉄特有の問題が発生します。
乗った路線を忘れる。
こんなに本数の少ない路線なのに、乗った記憶がまったくない。しかもオイラの旅行は、だいたい休日を使った強行軍です。今のダイヤなら、そもそも休日には走っていない。ということは、乗っていないのではないか?
不安になって、昔の乗り潰しメモを確認します。伊予鉄の郊外電車は全路線乗車済みになっている。記憶はないけど。そして一番下には、
その他 完乗
とだけ書いてある。日付もない。
いや、「その他」ってなんだよ。これで本当に路面電車を全部乗ったことになるのか? 不安は深まるばかり。
これは、もう乗るしかない。
というわけで、30分後にやってきた6系統に乗車します。そのまま本町線を乗り、さらに環状線を左回りでJR松山駅前へ。駅前のゲーセンに入り、小休止。
わざわざ松山まで来てゲーセン。なんとも贅沢な時間の使い方です。
そしてゲーセンを出たあと、「道後温泉、もう一回行くぞ!」ということになりました。今度はわざわざ環状線を右回りでぐるっと回り、途中で道後温泉行きに乗り換えます。
前日も来た道後温泉に、二日連続で到着。風呂に入り、空港行きのバスに乗って帰路につきました。
ところが、帰りのJAL便は遅延。結局、1時間以上遅れての出発です。
さて、帰宅後に昔のブログを検索してみたら、やっぱり全部乗ってやがんの。しかも6系統について「30分に一本しかない」とまで書いてある。
さらに写真を見返すと、今回と同じように雨上がりのダイヤモンドクロスを撮影していました。
乗ったことも、調べたことも、きれいさっぱり忘れている。乗り鉄の記録は、未来の自分のために、もう少しちゃんと残しておくべきですね。
こうして、一泊二日の松山旅行は終了。
下灘行きの運休から始まり、なぜか今治を往復し、松山城に登り、道後温泉に二度入り、最後は乗ったことのある路線をもう一度乗る。
予定どおりではなかったけれど、なかなか濃い二日間でした。
翌朝、目を覚ますと外はまた土砂降りでした。
ホテルの窓からは、松山城の堀と路面電車が見えます。
線路を眺めていると、まっすぐ進むレールと途中で曲がるレールがある。
「あそこのポイント、まっすぐ行く電車を見ないよな?」
そんな話を息子としながら、しばらく路面電車を観察します。
遅めの朝食をホテルで済ませるころには、ありがたいことに雨も上がってきました。
ならば松山駅を目指そう。
徒歩で。
途中、大手町駅前にある松山名物、ダイヤモンドクロスに立ち寄ります。
伊予鉄道の郊外電車と路面電車の線路が、道路上でほぼ直角に交差する場所です。鉄道線と路面電車の軌道が直角に交わるのは、全国でもここだけなのだとか。
雨にぬれて黒く光るレール。
雨上がりのダイヤモンドクロスも美しい。
しばらく眺めてうっとりしたあと、JR松山駅へ向かいます。
電光掲示板を確認すると――。
9時45分発、伊予長浜経由の八幡浜行き。
動くぞ!
昨日は乗ることのできなかった海回りの普通列車です。時刻表上も、松山を9時45分に出発する八幡浜行きが設定されています。(NAVITIME)
ディーゼルカーは爆音を上げ、下灘を目指して走り始めました。
伊予市を過ぎると、列車はいよいよ海岸線へ。
昨日の土砂降りとは打って変わって、天気はまずまずです。車窓の向こうには瀬戸内海。
これだよ、これ。
やがて下灘駅が近づいてきました。
ところが、ホームを見ると大量の観光客がいる。
いや、今日月曜日だぜ?
朝からこんなにいるの?
ホームでは、オジオバの集団がこちらにカメラを向けています。列車の撮影に夢中で、周囲がまったく見えていない。
たまりかねた運転士が、怒りの警笛。
そりゃそうだ。
列車を降りたあとも、ツアーコンダクターが、
「下がってください!」
と声を上げているのですが、聞く耳を持たず前へ出て撮影するオジオバたち。
どうやら観光バスで来た団体ツアーらしい。
列車、乗らねえのかよ。
さて、予讃線の松山発普通列車は、おおむね内子回りと伊予長浜回りが交互に走っています。
そのため、海回りの伊予長浜方面へ向かう列車は、だいたい2時間に1本。
下灘で降りると、次の伊予長浜方面の列車は2時間後です。
それを息子に伝えると、
「そんなに待てるか!」
と言われました。
しゃーない。
1時間後に来る松山方面の列車で戻ることにします。
「2時間くらい、あっという間だろ」
と説得してみたのですが、まったく響かない。
オイラなら4時間くらい、駅でぼーっとしていられるんだけどなあ。
駅では、カップル、女子旅、撮り鉄など、さまざまな人たちが「映える写真」を求めて撮影会。
ホームの向こうに海が広がる風景は、たしかに絵になります。
そして1時間後、反対方向の列車がやってきました。
これに乗って松山方面へ戻ります。
ただし、そのまま松山駅までは戻りません。
伊予市駅で降り、すぐ近くの郡中港駅から伊予鉄道に乗り換えます。
別に乗り換える意味はない。
まあ、ただ……来た道をそのまま戻るのは、なんとなく乗り鉄の精神に反しているような気がするのです。
伊予鉄の電車では、車掌が笛を鳴らして扉を開け閉めしていました。
こういう光景も久しぶりです。
首都圏では、ありそうでなかなか見ない。
そんな昔ながらの鉄道風景を楽しみながら、松山市駅に到着。
つづく。
注)プライバシー配慮のためAIを使用して一部写真を加工をしています。ご了承ください。
雨がやんだ。ならば松山城だ松山いうたら松山城だろ。異論は認めない。
嘘です。一度も行ったことありません。
いやね、松山には二、三度来ているんですよ。でも鉄道の乗り潰しが忙しすぎて……。
だってほら、伊予鉄道には郊外電車も路面電車もあるし、予讃線には内子回りも海回りもある。限られた時間で乗ろうとすると、城なんか見ている場合ではないのです。
道後温泉には何度も行っているんですけどねぇ。
というわけで、今回は城です。
松山城は山の上にありますが、ロープウェーがあるので楽勝っすよ。
……と思ったら、降りてからも意外と坂を上る。
いや、若ければこんな坂、苦でも何でもないんですけどね。
オイラもアラカンですよ……。
どうにか本丸までたどり着いたところで、腹が減ってきました。
そこで、天守近くの広場にある茶店へ入り、松山名物の鍋焼きうどんを食す。
うめぇ……。
夏でも全然いけるわ。
汗ダラダラだけど。
腹も満たしたところで、いよいよ天守へ。松山城は、全国に12しか残っていない現存天守の一つです。
昔の建物なので、当然ながら階段は急。アラカンの足腰に追い打ちをかけてきます。
それでも最上階まで上ると、眺めは最高。
松山市内をぐるりと一望できます。
さっきまでの土砂降りが嘘のようで、だんだん日まで差してきました。
城を下りるころには、すっかり観光できる天気に。
ならば、そのままお約束の道後温泉本館へ向かいます。
受付で、
「お湯は熱いです」
と言われる。
知ってる。
学生のころ、前日に海水浴をした状態で入ったら、それはもう悲惨なことになったのです。
日焼けした肌に、道後の熱い湯。
まったく入れない。
今回はその教訓を胸に、無事に入浴。道後温泉本館には「神の湯」と「霊の湯」があり、入浴コースもいくつか用意されています。
温泉を出たあとは、松山城周辺のビジネスホテルへ。
朝から土砂降り、下灘行きは運休、なぜか今治を往復し、最後は松山城と道後温泉。
予定どおりには何ひとつ進まなかったものの、終わってみればずいぶん松山らしい一日になりました。
こうして一日目終了。
JALの「どこかにマイル」を使って、テスト休みの上の子と二人で松山へ行ってきました。
候補地はたしか、松山・大分・小松・秋田の4か所。
その中から引き当てたのが松山でした。
日程は一泊二日。
松山いうたら下灘だ。異論は認めない。
というわけで、今回の最大の目的地は下灘駅です。
当日は始発の浅草線で羽田空港へ向かい、朝イチのJAL便で松山へ。松山空港ってこんなとこだったけ?いやーまったく覚えてないわ。なんですか?このミカンのゆるキャラは?
ところが、梅雨前線の影響でターミナルを出ると土砂降りでした。いやーすがすがしい土砂降り。
雨雲レーダーを見ると、四国の北西部を真っ赤な雨雲が通過中。なかなか絶望的な色をしています。
それでも、せっかく松山まで来たのだからと、空港からバスで松山駅へ向かいます。途中の道路も当然びしょびしょ。車窓から見える景色が、ほぼ雨。
松山駅に到着して、まず驚いたのが駅の変わりようでした。
いつの間にか高架化され、ピカピカの新しい駅になっています。以前の松山駅を知っている身としては、だいぶ印象が違う。オイラの松山駅のイメージは、駅前に「吉田屋」だか何だか、吉野家のバッタモンみたいな牛丼屋があるだけの駅だったんだが。
まずは駅で、さっそく鯛めしを食す。昔もこんなに鯛めし推してたっけか?なんかもうタルトしかないイメージなんですけどね。
腹ごしらえも済んだところで、いよいよ下灘へ向かおうとホームへ上がったのですが――。
電光掲示板には、無情にも赤い文字で「運休」。
ですよね。
この雨で海沿いの予讃線がまともに動くわけがない。
下灘へ行くために松山まで来たのに、下灘へ行けない。
しかも運休が判明したのは、切符を買って改札に入ったあとでした。
払い戻してもらおうかと思ったのですが、目の前にはJR四国の観音寺行きの電車。
すると息子がひと言。
「これで行けるところまで行けばよくね? 630円分。ヒマだし」
息子よ、よく言った。
そういうのは嫌いじゃない。
というわけで、本来なら下灘方面へ向かうディーゼル列車の旅になるはずが、なぜか今治方面の電車に乗ることになりました。
案内を見ると、ひとまず菊間までは行けるらしい。
しかし、どうせここまで来たのだからと、そのまま今治まで行くことにします。
そういえば2月にも、しまなみ海道を渡って今治へ来たばかりでした。
また今治かよ。
まあ、細かいことは気にしない。
今治駅の改札で運賃の差額を支払います。改札で精算するなんて、ずいぶん久しぶりでした。
さて、せっかく今治まで来たのだから、今治城にでも行こうか。
そんな話もしていたのですが、外は相変わらずの土砂降り。
駅を出た瞬間、観光する気力がきれいに消えました。今治にはタオル美術館もあったはずだが、調べてみると駅からかなり遠い。土砂降りの中、わざわざ向かう気力など残っておらず。
結局、そのまま特急に乗って松山へ引き返します。
松山から今治まで行って、駅からほとんど出ずに、そのまま松山へ戻る。
これぞ無駄の境地。
ところが、帰りの特急に乗っている途中、だんだん空が明るくなってきました。
松山に着くころには、雨もすっかり小降りに。
これはチャンス!
今回の目的は、子供の乗り物酔い克服の旅。まずはアクアライン経由の高速バスで木更津へ向かいます。所要時間は約1時間。これくらいならまったく問題なさそうです。
当初は木更津から電車でそのまま帰るつもりだったのですが、子供が「反対方向の内房線が気になる」と言い出しました。
「じゃあ乗ってみるか。房総半島一周する?」
と聞いてみると、「いいね!」との返事。
「館山を回って一周すると4時間くらいかかるけどね」
と言った瞬間、さすがに「それはちょっと……」と難色を示します。
電車で4時間なんてあっという間だろ、と思いましたが、そこは大人の対応。
「じゃあ浜金谷で降りて、東京湾フェリーで横須賀へ行かない?」
ということで、急遽予定変更。
フェリーまでの乗り継ぎ時間はわずか10分。浜金谷駅からフェリー乗り場までダッシュです。
なんとか切符を買って安心したのも束の間、勢いで車両用の乗船口へ向かってしまい、「お客様はこちらではありません」と案内される始末。今度は人用の乗船口まで再び猛ダッシュ。
乗船前から無駄に体力を消耗しました。
久里浜港に到着後はバスで京急久里浜駅へ。夕飯は何にしようかと考えたものの、結局いつものモスバーガーに落ち着きます。
そこから快特に乗って帰宅。急遽予定変更した一日でしたが、バスに電車、フェリーと乗り物三昧の旅になりました。これで子供の乗り物酔い耐性も少しずつレベルアップ。
羽田空港 → 成田空港 → 木更津と順調に経験値を積んでいます。
当面の目標は河口湖。最大の難関は中央道名物・小仏トンネルの渋滞を突破できるかどうかです。
そして最終目標は、夜行バスでUSJ。
……いや、子供より先に親の体力が尽きる気しかしませんが。
子供がバスに酔いやすいので、少しでもバスに慣れてもらおうということで、成田空港までバスで行ってきました。
成田空港に行くとはいえ、今回は飛行機に乗るわけではありません。目的はあくまでバス耐性づくり。
……なのですが、せっかく成田空港まで来たなら、ちょっと寄ってみたい場所がありました。
東成田駅です。
前から「東成田駅はなかなかの廃墟感がある」と聞いていて、これは一度見てみたいなと思っていたんですよね。
![東成田駅への案内表示]
空港第2ビル駅の中に、ひっそり現れる「東成田駅」の案内。ここからすでに少し怪しい。
第二ターミナルの駅から東成田駅へ行く地下道があるらしいのですが、これがまた見つけにくい。
案内を見ながら進むのですが、どうも普通の乗り換え通路という感じではありません。昔の手荷物検査場だったと思われる場所を逆走するような形で進んでいく必要があり、「本当にこっちで合ってるのか?」という気持ちになります。
そして地下道。
長い。
めちゃくちゃ長い。
ゲームの『8番出口』ばりの長い地下道をひたすら歩きます。空港のすぐ近くにいるはずなのに、人の気配がどんどん薄くなっていく感じがして、ちょっと不思議な気分になります。
途中の案内板には、空港第2ビル駅まで100m、京成東成田駅まで400mとあります。
まだ400mあるのか。
空港の中で400m歩くのとは、ちょっと意味が違います。人が少ない地下道をまっすぐ歩く400m。なかなかの迫力です。
しばらく歩くと、ようやく東成田駅が現れます。
一応、京成の駅です。
しかし、雰囲気は完全に別世界。
ホームは現在一面だけ使われていて、もう一面は線路の向こう側に見えます。ところがそちらは真っ暗。使われなくなったホームが闇の中に沈んでいて、なんとも言えない迫力があります。
駅構内には、かつて営業していたと思われるカフェの跡のようなものも残っていました。
これがまたすごい。
看板も椅子もそのまま残っています。営業していないのに、店の形だけがそのまま保存されている感じ。
時間が止まっている。
まさにそんな雰囲気です。
廃墟とまでは言い切れないのかもしれませんが、現役の駅なのに、どこか置き去りにされたような空気がある。空港のすぐそばにこんな場所があるのかと、ちょっと感動しました。
その後は、せっかくなので芝山鉄道に乗って芝山千代田駅まで行くことにしました。
芝山鉄道は営業距離2.2km。日本一短い鉄道と言われています。東成田から芝山千代田まで、駅は途中にありません。
短い。
あまりにも短い。
でも、こういう鉄道は好きです。乗るだけでちょっとしたイベント感があります。
そして芝山千代田駅に着いて、最後に衝撃。
Suicaが使えませんでした。
まじか。
成田空港のすぐそばまで来て、交通系ICカードが使えない世界に突入するとは思いませんでした。
東成田駅の廃墟感、長すぎる地下道、真っ暗な旧ホーム、閉ざされた喫茶店、そしてSuicaが使えない芝山鉄道。
成田空港まで行って飛行機に乗らず、地下道を歩いて、短い鉄道に乗って帰ってくる。
なんというか、非常に渋い旅でした。
子供のバス耐性がついたかどうかはわかりませんが、親のほうはかなり楽しかったです。
まぁ出張なんですけどね。ちょっと寄り道しようと思ったけど雨降ってきたので直帰
しまなみ海道へ広島旅行二日目。
この日はレンタカーを借りて、しまなみ海道へ向かうことにしました。
もともと妻は「しまなみ海道を自転車で走ろうぜ」などと言っていたのですが、季節は冬。さすがに自転車で走るには寒すぎます。
というわけで、今回は車です。文明の利器、大事。
まずは広島市内から尾道方面へ向かいます。
……遠い。
同じ広島県内とはいえ、広島市から尾道方面まではなかなかの距離があります。ここであらためて、広島県の広さを痛感しました。
ようやく尾道方面まで来て、そこからしまなみ海道へ。
しまなみ海道といえば、青い海、青い空、爽やかな風。自転車で走れば、さぞ気持ちいいのでしょう。
冬だけどな。
この時期のしまなみ海道は、爽快なサイクリングというより、冬の海を見に行く旅です。それはそれで悪くありませんが、やはり夏ならもっと気持ちよさそうだな、とは思います。
まず立ち寄ったのは大浜パーキングエリア。
ここで見つけたのが「蛇口みかん」。蛇口をひねるとみかんジュースが出てくるという、愛媛らしさ全開のやつです。
こういうのは見つけたらやるしかない。旅先の謎アトラクションには、素直に乗っかっていくのが正解です。
その後、伯方島の道の駅で昼食。
海が近く、景色もよく、夏ならかなり素敵な場所だと思います。たぶん夏なら、「最高だなここ」と言っていたはずです。
ただし、今は冬。
目の前に広がるのは冬の海。きれいではあるのですが、テンションとしては少し渋い。
「夏に来たら気持ちいいんだろうなあ」と思いながら、昼ご飯を食べました。
昼食後は、亀老山展望公園へ向かいます。
ここから眺める来島海峡は、さすがの景色でした。しまなみ海道の橋と島々、そして海。高いところから見下ろすと、ここまで来た甲斐があったなと思えます。
車で来てよかった。
自転車だったら、ここまで登る時点で家族会議が開かれていたかもしれません。
その後、来島海峡サービスエリアでお土産を購入。
そして今治で高速を降りました。
妻と子供たちは、これが四国初上陸。「ついに四国に来たぞ」ということで、ささやかながら記念すべき瞬間です。
……とはいえ、今回は今治をじっくり観光するわけではありません。
目的はしまなみ海道を渡ること。四国に上陸したら、そのまま広島へ戻ります。
なかなか贅沢なようで、なかなか慌ただしい旅程です。
帰りもまた長い道のりでした。
広島県は広い。そして、しまなみ海道は思ったより遠い。
そんなことを考えながら車を走らせていたのですが、途中から上の子が妙に無口になってきました。
最初は、疲れたのかな、と思っていました。朝からずっと車で移動して、あちこち寄って、そりゃ疲れもするでしょう。
ところが、ホテルに戻って体温計を借りて測ってみると、熱がある。
ここで一気に旅行モードから現実モードへ。
さて、どうするか。旅先で子供が発熱すると、病院に行くべきかどうか、親としては一瞬考えます。
ただ、うちの上の子は、こういうことが何度かあります。急に無口になって、明らかに様子がおかしい。測ってみると熱がある。これはまずいかもしれない、と思って慌てる。
以前、養老渓谷に連れて行ったときもそうでした。
駅で電車を待っている間に、急に無口になったので、デコに手を当ててみたら熱い。
これはやばい。早く帰らないと。
そう思って急いで帰宅したのですが、結局そのときも翌日にはケロッと治っていました。
今回もそのパターンではないか。もちろん油断はできませんが、ひとまず様子を見ることにしました。
この日の晩ご飯は、妻が予約していた「ねぎ庵」。
上の子は熱があったので、当然お店をキャンセルすることも考えました。旅先で子供が発熱しているのに、外へ食べに行くのもどうなんだ、という話です。
ただ、本人に聞いてみると、「一人で留守番できる」とのこと。むしろ、外に出るよりホテルで寝ていたい様子でした。
中学生だし、まあ大丈夫か。もちろん長居はしない。何かあればすぐ戻る。
そんな感じで、上の子はホテルで休ませて、残りのメンバーで「ねぎ庵」へ向かうことにしました。
妻はたぶん、何も考えずに店を予約していたのだと思います。ところが、実際に行ってみると、店の周辺はかなりの繁華街。
新宿三丁目もびっくり、というくらいのにぎやかさです。
いや、ここファミリーで来るところか?
広島の夜の街を、家族でぞろぞろ歩くことになるとは思いませんでした。旅行というのは、こういう予想外の方向に転がるから面白い。
とはいえ、「ねぎ庵」自体は美味しかったです。
お好み焼きも美味しく、普通ならもう少しゆっくりしたかったところです。ただ、この日は上の子がホテルで発熱中。
中学生とはいえ、さすがに長居する気にはなれません。
食べるものを食べたら、そこそこで切り上げることにしました。
しまなみ海道を渡り、四国にも初上陸し、来島海峡の景色も楽しんだ一日でしたが、最後は発熱イベントと広島の夜の繁華街。
二泊三日の旅、なかなかすんなりとは終わりません。
明日に続きます。
寒い日が続く中、家族で広島へ行ってきました。
この時期は入試期間ということで中学校がお休み。せっかくなので、どこかへ行こうという話になり、行き先は広島に決定。
妻は「しまなみ海道を自転車で走ろうぜ」などと言っていましたが、さすがにこの寒さでそれは無理。下手したら凍死します。即却下。
子供は「飛行機で行きたい」と言っていましたが、広島空港は市街地から遠いんですよね。「空港からバスに乗るよ」と説明したら、途端に難色を示す子供たち。
というわけで、今回は新幹線で行くことにしました。所要時間を考えると、飛行機とそこまで大きく変わらない気もします。
広島に到着して、まず向かったのは定番の宮島。言わずと知れた世界遺産、厳島神社です。子供たちの社会の勉強にもなるでしょう。たぶん。
厳島神社ではおみくじを引いたり、境内をぶらぶらしたり。寒かったこともあって、途中で飲んだホットレモネードがやたら美味しかったです。寒い日の温かい飲み物は、それだけで旅の記憶になります。
そして、この日はちょうど潮が引いてきていました。
せっかくだから大鳥居の近くまで行ってみたい。できれば触りたい。
ただ、最初はまだ足元がかなり怪しい。鳥居までは行けそうで行けない。海がじわじわと、センチ単位で引いていくのを、みんなで眺めながら待つことになりました。
すると、まず最初に現れるのが勇者です。
「靴が濡れても構わん」という覚悟を決めた人たちが、まだ水の残る砂地へ突入していきます。そして、鳥居にタッチして戻ってくる。
おお、行けるのか。いや、でも靴は濡れる。あれはまだ勇者専用ルートだ。
そんな感じで見ているうちに、潮はさらにじわりじわりと引いていきます。
次に動き出すのは、身軽な子供たち。多少足元が悪くても気にせず、ぴょんぴょん進んで鳥居まで行ってしまう。
それを見た大人たちが、また少しずつ前に出る。
まるで人間たちが、潮の引き具合を見ながら、大鳥居に向かってじわじわ接近していく謎のイベントのようでした。
そして気がつけば、さっきまで海だった場所が、普通に歩ける砂地になっていました。
あんなに潮が引くところを、じっと待つ場面なんて、なかなかありません。海ってこんなに動くんだな、と妙に感心してしまいました。
我が家も最終的には無事に大鳥居のところまで到達。しっかり鳥居にタッチしてきました。
ただ、潮が引くのを待っていたこともあり、ここでかなり時間を使ってしまいました。
厳島神社のあとは、水族館にも行きました。しかし、この時点で思ったより時間がないことが判明。
宮島は見どころが多いですね。神社を見て、鳥居まで歩いて、水族館にも寄っていたら、あっという間に時間が過ぎていました。
夜は広島市内で食事を予約していたので、慌てて広島へ戻ります。
この日の晩ご飯は「かき傳」というお店。せっかく広島に来たのだから、やはり牡蠣は食べておきたいところです。
そして乗り鉄としては、広島の路面電車にも乗っておきたい。
広電は広島駅の駅ビルに乗り入れる新ルートへ切り替わる予定がありました。だったら今のうちに、昔の広島駅前の路線に乗っておきたいわけです。
ということで、宮島口から広電で広島駅まで戻ろうということにしました。
ところが、いざ乗ってみると、これが思った以上に時間がかかる。
これはヤバい。夕食の予約に間に合わない。
結局、途中の商工センター入口で降り、JR新井口駅へ乗り換えて広島駅へ向かうことにしました。
商工センター入口から新井口への乗り換え。たぶん、もう人生で二度としない乗り換えだと思います。
……と思っていたのですが、あとで調べると、駅ビル乗り入れ後に昔の線の一部は循環線として生まれ変わるらしい。
つまり、どのみちまた広島に来ないといけない。
乗り鉄の旅に、終わりはないのである。
なんとか広島市内に戻り、予約していた「かき傳」へ。広島らしいものを食べて、この日は子供たちも元気なまま、無事に一日目を終えることができました。
札幌市交通局の環状線部分(西4丁目〜すすきの)をようやく乗ってきました。
ここは北海道で唯一の未乗区間だったのですが、この区間が完成したのは2015年ということで、実に10年越しの乗り潰しとなりました。逆に言えば、それだけ長い間札幌周辺には足を運んでいなかったということでもありますね。
北海道までは航空機利用です。千歳でもよかったんですが、なんとなく利用したことがない旭川空港に行きたいなというだけの理由で旭川を起点にしました。これなら函館本線を1日で縦走もできる。なんてこともあり、旭川から山線経由で行こうかとも思ったんですが、ちょうど上の子が文化祭の代休ということで、2人旅になることになり、山線まわりだと札幌到着が深夜0時直前になってしまうので、翌日の学校のことも考えて断念。苫小牧経由のルートに切り替えました。とはいえ、それでもなかなかの強行軍であることに変わりはありません。ちなみにオイラはJALをこよなく利用しているのですが朝イチの始発のJALはANAより出発時間が遅く、ANAを選択することにしました。漂うアウェイ感。初めての第二ターミナル。旭川到着後バスで駅まで移動し、そこから特急で札幌入りして市電に乗車。その後は新函館北斗から新幹線で東京へと戻るという、まさに日帰り弾丸ツアーでした。
札幌での滞在時間は、わずか2時間。その中で今回のメインイベントである市電の環状線区間への乗車を組み込みました。短時間ながらも、大通り公園や札幌時計台も見て回ることができ、思ったよりも充実した内容に。ちょうど大通り公園ではイベントが開催されていて、地元ならではの北海道グルメを味わうこともできました。フライドポテトや焼きそばなど。ほんの短い時間でも“北海道らしさ”をギュッと体験できたのは嬉しい誤算でした。
その後、昼間の特急列車で函館へと向かいました。実は、札幌〜函館間を日中に移動するのは今回が初めて。これまでは夜行の急行「はまなす」しか乗ったことがなかったので、海沿いを走る車窓の風景はとても新鮮で、思わず見入ってしまいました。北海道の大地と海の景色が広がる中を走る列車旅というのは、やはり特別ですね。
そして今回、改めて札幌と函館の距離の遠さを実感しました。移動時間にしておよそ4時間強。こうして大人になって旅程を組んでみると、なかなかの距離感です。ふと思い出したのが、自分の中学の修学旅行。行き先は札幌だったのですが、当時はまだ連絡船の時代で、高速道路も整備されていなかったはず。それでも函館から札幌まで、大型バスで移動していたわけで、「よくあの時代にこの距離を移動してたなあ」と、今さらながら感心してしまいました。バスの中で何やってたんでしょうね?まったく覚えてませんわ。
そんなこんなで、今回は市電の環状線完乗をきっかけに、思わぬ旅の記憶や北海道の広さを再確認する一日となりました。これで残りは沖縄のゆいレールの延伸部分だけということになります。早めに処理をしたいなぁ・・(日帰りかな・・)