失恋床屋

2009年11月30日(月)

オイラがネンゴロにしている床屋は、夫婦と若息子夫婦の４人でやってる家族経営。もっとも、最近は親父さんと息子さんがメインで働いてるようで、自宅兼店舗にいるのもたいていはその二人です。

そんな床屋に先日行きました。

そしたら、若奥さんが、若い女性の散髪をしているじゃないですか。床屋の客といえば殆んどが男。たまにいてもばあちゃんとかなので、若い女性がいるというだけで意外。というか初体験ですよ。

そういう人もいるんだなぁと思っていると、となりの椅子に案内され、散髪が始まりました。

そのとき、となりの会話が漏れてきて理解しました。

聞くに、どうも若奥さんの友達の模様。

あぁなるほど、友達の髪を散髪してあげてるのね。そういう展開かぁ。納得。

そんな中オイラの散髪は進行していきました。

オイラは床屋では無口派。そういうことをよく知ってるので、店主も何も話かけてきません。

なので、自然ととなりの会話がBGMとして耳に入ってくるわけです。

『30歳までは結婚したいよね〜』『○○ちゃんって××なんだよ』とかとりとめもない会話をしているようです。

そんなほのぼのしたムードのなか散髪は進行していったのですが、その空気が一転。

何気ない若奥さんの発言に対して突然女性客が

『ゴメン、なんか思い出しちゃった………』

とグズり始めました。

どうも、つまり、その人は失恋したらしい。

そして、若奥さんはうっかりとその事を思い出すようなことを言ってしまったらしい。

つまり、失恋→髪を切るという典型的なコンボ。

以後、床屋の空気がいたたまれない状態になったことは言うまでもありません。

早く帰りてぇ〜。そんな感じの散髪でした。

コメント一覧

うはｗ何の罰ゲームですか？ｗ

そういうのは聞いちゃうほうも罰ゲーム的な物を感じたりしますよねぇ^^: