名鉄築港線を乗る

名鉄築港線は名鉄常滑線の大江駅から工場地帯をひた走る1.5kmの盲腸線です。

中部国際空港が完成して、青森から知多半島付近へのアクセスもよくなったので、東京に帰るついでの寄り道ということで、寄ってきました(なんちゅう寄り道だ)。ちなみに飛行機代は2000円ほどしか違いませんでした。うーむ。

さて、名鉄築港線の特徴はとにかく本数が少ないこと。

休日ダイヤはこんな感じで、土曜日は朝5往復、夕8往復。日曜日なら夕方は2往復しかありません。今日が土曜日で本当によかったと思いました。ちなみに平日は朝8往復、夕11往復です。

航空機をかましての乗りつぶしは到着時間が読めない故、何重にもいろいろなケースを考えて旅程を組むのですが、今回この築港線を旅程に組み込んでしまったので、その前にまだ乗っていない知多半島の路線を乗りつぶしたとしても時間的に楽勝という結論になりました。たまにはこういう旅もよいでしょう。

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というわけで、今回はのんびりと知多半島の名鉄を乗りつぶし、実際、大江駅についたのは15:30くらいでした。築港線へのホームの前には自動改札機があり、夕方の一番列車まではまだ40分以上あるので、写真のような張り紙がおいてありました。

ここでこのまま16:13まで待っててもよいのですが、たかだが1.5kmですから、歩いてみることにしました。道路が多少曲がっているとしてもオソラク距離はたかだが2kmくらい。距離と時間を考えれば30分もあれば楽勝で、16:13大江発の電車の折り返しで戻ってこれるはずです。




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そうと決まれば、とっとと出発するにこしたことはありません。

周辺の地図は駅にはなかったのですが、大江に着く前に跨線橋をくぐったので、線路の繋がりをみるに、その跨線橋を越えて行くとよいようなヨカンです。実際行ってみると、その通りで線路は見通しのよい太い産業道路っぽい道に沿って走っており、迷いようがありませんでした。

写真は途中にある踏切から撮影したものです。右側には工場跡地のような広い空き地がひろがり、左手には東レの工場がありました。



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しばらく歩くと踏切があります。この踏切は地図を見ると、名古屋臨海鉄道の引き込み線のようですが、東名古屋港方面から、南方向に曲がるのに、いったん逆の北に曲がり、そこで反転して直角に交差した不思議なポイントを通過しないと南側に行けません。

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あまりに不思議なので写真を撮ってきました。こういう交差は松山市内にあるのを知っていましたが、名古屋にもあったんですねぇ。日本もまだまだ広いと実感しました。


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この謎の平面交差をすぎること5分。いよいよ東名古屋港駅が見えてきました。結局着いたのは16:00くらい。時間にして30分くらい。

電車が来たのはその15分くらいあとでした。

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ちなみに、大江〜東名古屋港間はタブレット閉塞。運転手がさっそうと抱えて逆の運転台に向かっていくところを急いで撮影し、ワタシも電車に乗り込み次の目的地弥富を目指しました。終点の大江駅まではホンの3,4分。まぁ歩いてこれるんだから、そんなもんでしょうね。

本日の行程 青森空港>JAL3140>中部国際空港 中部国際空港>太田川>内海 内海>富貴>河和 河和>富貴>大江>(徒歩)>東名古屋港 東名古屋港>大江>金山>弥富 弥富>津島>一宮>玉ノ井 玉ノ井>一宮>笠間>新羽島 岐阜羽島>(こだま)>名古屋>(のぞみ30)>東京 知多半島方面、津島方面を完全に乗りつぶし、名鉄の残りは 各務原線、犬山線(の一部)、小牧線、広見線、豊川線、モノレール線 愛知県内では 東海交通事業城北線、桃花台新交通、リニモ、名古屋市営地下鉄、豊橋鉄道(路面) なんとか完乗が見えてきました。そろそろ三重を頑張るか・・・

Posted by issei

カテゴリ: 旅行記

コメント一覧

>不思議なポイント ダイヤモンドクロッシングという特殊分岐器ですね。神奈川は横須賀にもあります。 横須賀のは休止中ですが・・・。
水城珠洲

うーむ。他にもあったとは 世の中広いですね
Issei

通りすがりです。 仕事柄あの辺にはよく行っていたもので、コメントを残させてもらいます。 出展を示せないんですが(忘れちゃってます。)、この築港線は名鉄を人間の体にたとえると骨髄や脾臓に当たる特殊な線区です。昔は東名古屋港駅の先の非電化の引込み線から埠頭で水揚げした電車を、今はこのダイヤモンドクロッシングをとおしてJR→臨海鉄道から新しい電車の搬入口になってます。また、いらなくなった電車をクロッシングに向かう引込み線で解体することもあります。なので、某重工メーカの社員の通勤のための足の方がおまけ業務なのかもしれないです。 となりに併走していたリニアモーターカーの実験線は、めでたく愛知万博で営業運転になり解体されちゃったみたいですね。築港線のかわりに営業運転するもんだと思ってた人も多かったのに。(まあ、上記の理由で築港線はなくならないので、代替の営業は端から無かったのだろうけど。・・・・・) By 北海道千歳から
ふあけ

解説どうもありがとうございました。 あそこの横はリニアが走ってたんですが。実験してるころにいきたかったのう・・・
Issei