そうか。高木貞治先生の著作権は切れていたのか。。

高木貞治がお亡くなりになったのは1960年。

没後50年を経て今年の1月1日に著作権が切れたようです。

ちなみに、オイラは高木先生の初等整数論講義という本を数年前に手をとって以来、暇あればこの本を眺めているほどのファンです。

数学の環論とかは抽象的な著書が多く、いきなりよんでもサッパリイメージが沸かないものが多いのですが、この本は例も具体的にあげられていてとても読みやすい。しかも、初等といいつつも最後のほうは本格的なことが書いてあります。まさに名著でありましょう。内容もさることながらその文体もすばらしい。明治の文豪もびっくりといった感じ。

上文において、現今の代数的整数論の見本として、二次体の整数論の瑞諸のところだけを説明したのであるが、もしもイデヤル論に内在する魅力が読者の感興を惹き起こしたならば、それは本書の著者が最も欣快とするところである。ともかくも、この程度において、すでにイデヤル論の応用上の効果を示すことは無益であるまいから、その一例として、二次不定方程式の理論を再説する。イデヤル論の立場から考察すれば、二次二元不定方程式の解法が、甚だ透明である。


ちなみに初等整数論講義は今でもamazonで普通に買えますが、他の本は絶版。誰かPDFで公開してくれないかなぁ。
Posted by issei

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