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元祖ワシ的日記
ほぼ雑記的メモ
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某県の某大学での授業の話。じつはこの話は実話です
2011年03月05日(土)
10年くらい前の話。
心臓を患って某S社を解雇されたのち、某県の某大学の非常勤講師という話がありました。 当時は大学に復帰するのも悪くないかな?と思ったので、リハビリがてら軽い気持ちで承諾。
内容はいわゆる演習がメイン。 当時ITなる言葉がはやってたこともあり、簡単なPCの使い方やワード、エクセルを教えるというもの。
で、そんなこんなで授業も進み課題を出し、レポートを出してもらうことにしました。 ちなみにこの授業は必修科目であり、これを落とすと留年確定。 立場的に多少できないくらいで、単位を落とすのは心苦しいので、なるたけ簡単な課題を出そうということで、おいらが考えたのは。。。
1)エクセルで表を書いてもらう。
2)グラフを作成し、シートに貼り付ける。
3)そのグラフを分析し、コメントを書く。
というもの。これくらいなら単位を落とすことはないだろうと。
で、入力してもらうデータは何がいいかなぁ?と手元の本棚を見ると理科年表が。これはデータの宝庫。これにしよう。
で、ぺらぺらめくってると都道府県別の月別降水量というのが。 青森は雪国だから降水量は冬に多い。しかし東京は冬はカラっからで、梅雨時に雨が多い。一方青森の梅雨時は以外と少ない。つまり、あきらかにグラフに特徴が現れる。 これはいいね!ということで、東京と青森の降水量のグラフを書いてもらうことに。
というわけで、この課題を授業で出し、レポート提出してね!ということになったのですが、 この結果が予想外だった。
というのも表には
1月、2月・・・12月とあり、その最後に「計」という欄があったのですよ。(年間降水量)
その「計」までエクセルに入力してグラフにした学生多数(というか殆ど全員)だったという。
おかげで折れ線グラフの右端が劇的に増加するすごいグラフになり、月別の降水量など殆ど変化がないようなグラフが出来上がってきてるわけですが、これがまた分析コメントには「青森は冬に多くて東京は6月に多い」という結果がちゃんと書かれてるんだよな。
折れ線グラフとか小学生で習うもんだとおもってたおいらは絶句。 というか、それ以前にほぼ全員がこれを出したというのがショックだった。
この話は実話です。
ちなみに、必須科目でも一回も授業に出ず、レポートも出さないやつがいるんだよなぁ。 そういう人は落とした。しょうがない。
なお、このとき「できるエクセル」なるものを買い一日予習したのち何食わぬ顔で学生に教えてたのは秘密wだってエクセルなんて使わなかったしなwデータは全部awk(後perl)で整理して、そのままTexに・・・
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コメント一覧
そういや、MS Excel や OOo の calc はわりとよく使うけど、グラフにしたことはまだないや。 表はよく書くけどグラフにする類いの分析はしてないからなぁ...
>>折れ線グラフの右端が劇的に増加するすごいグラフ ここがツボったwww 爆笑orz
えくせるさんの意味がないwwwww。 年計をグラフに入れる新機軸は都道府県の持ち方に匹敵するインパクトですな。
エクセルの使い方云々というより算数というか常識的範囲の問題かと思われますね。 それにしても1日の予習で教える立場に回るとはw
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