Podcasting

PodCastingというのは簡単に言えば音によるブログ。

個人の情報発信としても、プロの情報発信としても使い道はいろいろあると思いますが、とりあえず個人で発信する場合を考えてみることにしました。

さて、PodCastingというのは文章(と写真?)だけで済むブログに比べると、圧倒的にコンテンツを作るのがめんどくさい・・と言えましょう。ぱっと思いつくだけでも・・・

1)「録る」という技術的な問題
2)「編集」するという手間
3)各種権利問題のクリア

などを考えれば、個人が音で何かを発信するための障壁は結構高そうです。

特に問題になるのは3でしょう。他人の著作物を引用の範囲を超えて、配信、実演するには、許諾および場合によっては使用料を払わなければなりません。

音楽の場合はJASRAC管理の楽曲は比較的楽です。JASRAC自体が善か悪かはおいといて、実質的に音楽著作権の管理をしているのはここしか無い状態ですので、ここの窓口だけを通せばほぼ確実に権利はクリアできます。値段も明朗会計です。(とはいっても市役所で住民票を取るほど簡単ではありませんが・・・)

これが例えば著作権が切れていない小説の朗読だったりすると、書いた小説家本人(もしくはその遺族)の許諾が必要になります。個人相手の契約の場合は自由意思。簡単に使えない場合もあるかと思いますす。

まぁ、何にしても一括管理をしてくれる団体がある分音楽のほうがちょっとは楽といった程度で、どちらにしても個人で何もかもやるのはとてつもなく面倒である。ということは間違いありませんね。

そう考えると、個人で何かを創作してPodCastingするとなると、当面考えられるのは、「全ての権利を自分が有するもの」や「権利のクリアが簡単なもの」ということになるでしょう。

自分で録音した自然の音、自分で演奏したクラシックの演奏、自分で作詞作曲した曲、自分で書いたシナリオの演劇などなど・・・

ラジオとかを流すのであれば、BGMとかにも気を使う必要がありますね。

などと、考えれば考えるほど、いろいろ大変そうですが、大変だけにやりがいはあるのでは?と思います。特にクリエーターにとってはこれとない作品発信のチャンスですね。
Posted by issei

カテゴリ: 雑記