日々うっかり
【真うかつエピソード6362】
はい。てなわけで絵で見るエメラルドソード・サーガのおまけ、その3です。
今回はダーガーの予定だったのですが、アイツに関しては語りたいことがたくさんあるのでその前にアルワルドとアイリンについて語ります。
まずはアルワルド。この物語きっての男前ですが、作中殆どいい目に合っていない不幸な人物です。しかも質実剛健でお人よしな性格、有能な武人であるあたり、氷の戦士とキャラが被っているのも何か不幸。あまりにも不遇なので最大の見せ場、戦士の逃亡をアシストするシーンの出番を原作よりマシな感じに仕上げましたが、それぐらいの脚色は許される・・・と思います。実際のところ原作では生きながらに酸の池に投げ込まれ、両足がその影響で燃え上がっている所を素手で酸を掬って腕を溶かしながらも戦士の拘束具にクリーンヒットさせるという曲芸をかましています。いやしかしこれ、いくらなんでも無理があると思うんですけど・・・;。アクロンの眼前でやってるとしたら逃亡そのものが相当困難でしょ。
でもって一方のアイリン姫。作中3人の男前を手玉に取るという中々の玉です。最も本人はアルワルド一筋で残る二人は完全に蚊帳の外でしたがね(^^;。
原作の彼女の行動については疑問な点が多く、まずダーガー補足時に何故あの場所にいたかというと、「勇敢にもダークランドに向かう途中だった」との記述が見えます。なにそれ・・・です。純情可憐なお姫様かと思ったら自ら戦う系?実はその方が騎士を引き連れて行動した理由も説明が付きますし、矛盾が少なかったりもしますが、とっ捕まった後あまりにも無力だったり、ダーガー目線ではただただ笑顔が可愛いお姫様という記述しかなかったりで、武人なら武人ってどっかに書いていてもよさそうなのに一切無いあたり、やはりステロなお姫様キャラにしとくべきかな、という感じで仕上がったのがオイラ版アイリンです。
なお、彼女は傍から見るとエメソ戦争における甚大な被害の遠因としか見えませんが、死後はアルワルドともども「偉大な愛のお手本」として祀られ世のリア充カップルどもに大人気になっており、ここでもアレシウスの甚大な努力が見受けられます。
尤も、ロングスパンで見ると、実は彼女の功績が無ければ世界の滅亡は防げなかったのですが・・・それは次回作でのお話になります。
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