システム・PC

Ruby1.8+DBI::SQLite その2

このまえの続き


結局、SQLite.cをのぞいてみたら、どこにも last_insert_rowid()らしきものはなし。ということで、どうあがいても使えないという結論になりました。


しゃーないので、自力でセコセコつくることに。といっても前後を眺めて、見よう見まねです。で、気がついたら、Rubyプログラムを始めたのに、Cプログラムばっかり眺めている自分がいました。(笑)


個人的にワタシは最終的なアプリを作ることに快感を感じるほうなんで、この手の言語とかモジュールの開発はしないに越したことはないと思うほうなんですが、こういう現状じゃ、しゃーないですね。


とりあえず、パッチもできたので、そのまま作者に報告。以外とこころよい返事が頂けたのが唯一の救いです。


パッチ

*** SQLite.c- Mon Jun 21 21:53:35 2004
--- SQLite.c Mon Jun 21 23:40:38 2004
***************
*** 317,322 ****
--- 317,334 ----
}

static VALUE
+ Database_last_insert_rowid(int argc, VALUE *argv, VALUE self)
+ {
+ int state;
+ struct sDatabase *db;
+
+ Data_Get_Struct(self, struct sDatabase, db);
+ state = sqlite_last_insert_rowid(db->conn);
+
+ return INT2FIX(state);
+ }
+
+ static VALUE
Database_do(int argc, VALUE *argv, VALUE self)
{
/* argv[0] = stmt
***************
*** 857,862 ****
--- 869,876 ----
rb_define_method(cDatabase, "[]", Database_aref, 1);
rb_define_method(cDatabase, "[]=", Database_aset, 2);
rb_define_method(cDatabase, "columns", Database_columns, 1);
+ rb_define_method(cDatabase, "__last_insert_rowid", Database_last_insert_rowid, -1);
+

rb_include_module(cDatabase, rb_eval_string("DBI::SQL::BasicBind"));

サンプル

#!/usr/local/bin/ruby

require 'dbi'
dbh = DBI.connect('DBI:SQLite:mydb')

begin
dbh.do('create table test (test_id integer not null primary key, test_num integer)')
rescue
end

(1..10).each{|i|
dbh.do("insert into test (test_num) VALUES(#{i})")
p dbh.func('last_insert_rowid', nil)
}

dbh.do('commit')
dbh.disconnect

追記

前回のBlogでAutoCommit => trueとするとロックされてブロックされると記述しましたが、実際は逆です。(単純なプログラムコードのケアレスミス)]

このあたりの仕組みもソースをざっと眺めたので、気が向いたら詳しく書こうと思います。

Ruby1.8+DBI::SQLite

Ruby言語体系を理解してきたので、さっそくDBあたりのプログラムを作ろうと思い立ったわけですが、どうにもうまくいかない。

ケッキョク、この組み合わせのケースのドキュメントが殆どなく、試行錯誤の限界に達したので、ソースを読んでみました。以下そのメモ

まず採番の問題。SQLiteでは not null primary key属性のあるカラムは自動的に insertするときにオートインクリメントするらしい(FAQより)。したがって insert するときにプライマリキーだけinsertしなければ採番の問題はとりあえず解決です。まぁこれはこれでヨシとしましょう。 さて、問題はここでinsertしたレコードに一体どのようなユニークなIDが振られたか?を取得するのが非常に悩ましいということです。 当然のことながらinsertした直後に selectというのはアトミックに動作しないから、却下です。で、SQLiteのFAQには 「sqlite_last_insert_rowid()」を使えとあります。SQLiteはCのライブラリベースのRDBなんでまぁこれはこれでよいんでしょうが、rubyのこのインタフェースを使おうとしたときには問題になります。 そのようなインタフェースがないので、ニントモカントモ正しく取得できそうにない・・・いや、ワタシが間違っているだけで、やり方あるのかもしれませんが・・・ 次に、AutioCommitを trueにして beginでロックをするという手法に挑戦。ですが、これをやってしまうと、他のクライアントが同時にDBにアクセスできずconnectでエラーに・・・これじゃWebアプリとかで使えませんね。せめて他が手放すまでブロックしてもらわないと・・・いや、ワタシが間違っているだけで、やり方があるのかもしれませんが・・・ とりあえず、もうちょっと調べてみようと思います。まずは最新バージョンにするところからかな。 まぁruby-dbiのバージョンみたら0.0.23って書いてあるから、まだまだこれからですかね。すなおに、この構成をアキラメルというのが正しい解法のような気もしますが、こんな構成で頑張っている人は世の中に何人いるんだろうか・・・ To be continued

日曜、休日を赤くするようにしてみた

昔の日記のスタイルにできるだけ近づけたい・・・
ということで、自分でモジュールつくりました。

最近は休日のルールが難しくて自分でもよく理解してないんですが、まぁちゃんと動いているかどうかは、次の祝日のある7月になればわかるでしょう。

ところで、春分の日と秋分の日だけは激しくどうにもならないです。この日を決めるルールは、「暦の科学」(ブルーバックス)によると

「太陽が日本標準時で春分点、秋分点を通過する日」

と書かれています。天体の運行は思いのほか不規則なので、この値は観測によって決め、るわけで、0時付近にこの時間が来ると激しく大変なわけです。実際には一年前の2/1の官報で決められるそうです。

昔の日記では計算で求めてましたが、今回は直接指定するようにしました。

ちなみにこの春分、秋分は400年周期で移動し、春分は3/19~3/21、秋分は9/22~9/24の間になるようです。

9/22の秋分というのはあまり聞いたことがないですが、2012年に登場する予定だそうな。

日付に曜日を出すようにしてみた

MTでテンプレートいじって日付の横に曜日を出すようにしてみました。マニュアルを見ると、

<$MTEntryDate format="%x"(%a)>

とすればよさげなんですが、&#2;とか妙な文字が入ってどうにもうまくいきません。で、さっそくソースを見る羽目に。

問題点はUtil.pmの72行目あたりの

$f{a} = substr $L->[0][$f{w}] || '', 0, 3

というところ。ようするに曜日の文字列の先頭3文字を取ってくるとここでコーディングされているわけです。でもって曜日の文字列は同じファイルの852行目あたりで直接Unicodeで

'jp' => [
[ '&#26085;&#26332;&#26085;', '&#26376;&#26332;&#26085;',
'&#28779;&#26332;&#26085;', '&#26408;&#26332;&#26085;',
'&#27700;&#26332;&#26085;', '&#37329;&#26332;&#26085;',
'&#22303;&#26332;&#26085;'],

とかかれているわけで、これでは最初の3文字はたしかに&#2なりますな・・トホホというわけです。

ちゅうわけで省略形を意味する%aではなく、略さない%Aを使うことしました。
ただ%Aを使うと「日曜日」とかなって気持ち悪いので、Util.pmをextlibにコピーして雛型とし、モジュールを書き換えることに。

まぁ作業といっても、とりあえず「曜日」という言葉をあらわした[
「&#26332;&#26085;」を削除するだけですから簡単です、リビルドしてスッキリ解決、ズバット終了。

とおもったんですが、水曜日と木曜日が逆に表示されるやんけ~ オリジナルの曜日の文字列が水と木逆なってますがな。 というわけで、3番目と4番目の要素を入れ替えて、本当に終了。 以外と苦労しました。 これだけMTは日本に普及してるのに誰もこの機能つかってないんかな? (追記) すでに同様の問題にぶちあたっていて、解決されている方を発見しました。さすがにいないってことはないか(笑)