FreeBSDを6.0に上げてみる その2

Page Faultというオチがついたもののもうちょっと悪あがきをしてみます。このまま再インストールではあまりに面白くなさすぎます。

まずはしっかりとログを見る。コレ基本。

DSC05247.jpg

落ちたときの状態はこんな感じ。

で、冷静に考えれば、そもそもシングルユーザモードでは起動するのだから、その後に起動するプロセスに問題があるんじゃないかという気がしてきました。

それだったらわざわざ再インストールするまでもないですね。というわけで、/usr/local/etc/rc.dを試しに違う名前にしてローカルパッケージを一切起動しないようにして再起動してみます。すると・・・

・・・
・・・
・・・
login画面キタコレ!!

ということでインストールは問題ないと。

そこで改めてパニックの画面を見ると

canna、rtc

とメッセージが出たところでコケています。このrtcが怪しいと睨みました。そこで、rtc.shを見てみると、

/usr/local/modules/rtc.ko

というのを読み込んでいるらしい。なんかスゴくクサイですな。これ。
というわけで、シングルユーザモードで再度起動して

/sbin/kldload /usr/local/modules/rtc.ko

と実行してみたところ・・・

page faultキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

まさに同じ症状。ということで、ここまで来れば簡単ですね。これを外せばいい。

しかし、このパッケージなんのパッケージなんでしょ?名前からするとReal time clock? 全くいれた記憶がないですわ・・・

ということで /var/db/pkgをさくっと検索。こういうときは grepが早い。

#cd /var/db/pkg
#egrep rtc */+CONTENTS

どうも rtc-2004.02.24.1_4が悪さしているようです。


rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:@name rtc-2004.02.24.1_4
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:@comment ORIGIN:emulators/rtc
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:etc/rc.d/rtc.sh
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:include/rtc.h
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:modules/rtc.ko
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:share/examples/rtc/test.c
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:@dirrm share/examples/rtc
rtc-2004.02.24.1_4/+CONTENTS:@unexec rm -f /dev/rtc


+DESCを見てみると・・・


This is a kernel module for /dev/rtc device support.
Some apps such as VMware for Linux would be happy with it.

The code was originally written by Vladimir N. Silyaev.


ああ、VMWareを入れてみた時に勝手に入ったのか。happyに動くって・・・さっきから散々fsckしてunhappyだよ・・・OTL

ということで、happyにはなれそうにないので、削除。で、削除してrebootしてみたら・・・

見事に起動しました。

勝利!!!

終わってみればなんてことない問題なんだよな。これが。
Posted by issei

カテゴリ: 雑記

コメント一覧

FreeBSDは未だに4.7が安定版と聞いた憶えがあるので、 新しいバージョン入れたのは実験機くんですか?
I&L&M

FreeBSD4.7は悪くはないんですが、SATA使うのが大変とか、portsが使えないのが多いとかいろいろ管理が面倒になりつつあります。 なんで最近は5.4に移行させてます。でも4.Xの軽さは魅力的。
Isami