日々うっかり
【真うかつエピソード6289】
前回のあらすじ:
氷の戦士と仲間たちはドワーフの村で歓待を受けた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その20です。
まずは今回のお話から。
・氷の戦士とアルワルド、及びその軍勢の皆さんが浮かれてる頃、敵将ダーガーはドラゴンランドを行進しながら軍勢の立て直しを図っておりました。
てなところで、「Dawn Of Victory」の5曲目、「Dargor, Shadowlord Of The Black Mountain」をお送りします。今回はこのシリーズ初の敵側視点メインの歌になります。歌詞にアクロン、ヴァンカーの名前が登場するのも初めてかな。まずは1番と2番の邦訳歌詞からドウゾ。
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黒き山の闇将軍・ダーガー
剛毅にして勇猛、其れこそ影の闘士 彼の者はダークランドの貴公子・・・その名はダーガー ヘルムの老いたる魔術師ヴァンカーが義子 狂気に満ちし悪魔の弟子也
誇りと名誉の狭間にて炎が燃え上がれり 彼の暴龍が如き胸の内には鋼の鼓動が脈打たん 邪教と向き合い、漆黒の夢に捉われし国の貴公子
歴代の王の伝説を風に乗せて歌わん 灰塵に覆われし王国に我らが意気を広めんが為 英雄を失い、今や闇の将軍に蹂躙されし祖国に
権力と栄光を求むるも、其は邪悪なる側に依れり 過去の悲劇に拠り、彼は陽光をば放棄せり 然し、アクロンは其の日の全ての真実を熟知せり 彼の者は彼を闘士にせんと欲す、勇猛なる戦士に
サビの魔法王国軍の皆さんが「お前なんかにゃ負けねぇぞ!」てな声を上げているパートを除けば、ほぼほぼ敵キャラの紹介という、ある意味斬新な歌ですね(^^;。しかしまぁ・・・何だ、この歌詞から既に相当の厨二っぷりが窺えますが、折角なので補足にある彼の人となりをもう少し詳しく紹介しましょう。
・ダーガーは人間と悪魔のハーフである
・He's prince of the darklandsとあるが、別にアクロンの息子というワケではない(従ってprinceは「王子」じゃなく「貴公子」と訳させてもらったよ)
・過去に起こった悲劇的な事案により、人間側と縁を切り、暗黒軍の軍門に下った
・その際暗黒軍の黒魔術師にしてアクロンの腹心・ヴァンカーの養子となり、彼に英才教育を受ける
・その一方で、本を読んだりなんだりして、独自の思想と哲学を持っており、時折主のアクロンに意見する事もあった
・好戦的だが基本的に卑劣な手段は好まず、正面から正々堂々と戦うタイプ
・そんなワケでズルい卑怯は敗者の戯言、勝てばよかろうなのだぁ!思想が主流の暗黒王軍の中では若干浮いている
・つまりまぁ何だ、これは独自解釈ではあるが、こういうことかな?
つかさ、主人公は生い立ちはおろか本名すら語られていないというのに何なんだ、この詳細設定は(^^;。信じられますか、この厨二の数え役満キャラ考えたの世田谷のラノベ作家とかじゃなくイタリア人ギタリストなんだぜ・・・。
まぁしかしここまで分かりやすい伏線張られたら大概の聴き手は思うでしょう。コイツ絶対いつかデレるな・・・。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
歌詞は数あるこのサーガの曲の中でも相当厨二臭い部類ですが、曲の方も中々・・・(^^;。まず出だしからしてファビオさんの「ダーゴォォォルルル」ってなロングシャウトです。アンタ、メタルのボーカルにしてはあんまりシャウトしない方なのに、何故ここで敵将の名前を高らかにコールするかね?初聴で吹きそうになったわ(笑)。
でもまぁ総合的に見てこの曲無茶苦茶ノリが良くてカッコイイのよね。特にギターソロとシンセの掛け合いによる間奏は1stのキラーチューンLand Of Immortalsのそれに勝るとも劣らない激しさ、ラストの「reigns the shadowlord」の繰り返しによる〆も綺麗に決まってます。タイトルが長くて覚え辛いのがアレですが、このアルバム内でも人気の曲である点は頷けます(なんせこの曲Dawn Of VictoryやWisdom Of The Kingsといったベスト盤に選ばれた曲を差し置いてジョイサウンドのカラオケに入ってますからねぇ)。
で、そのダーガーですが、ドラゴンランドを行進中に、
何やらとんでもない物を見つけてしまったようですよ・・・。
どうしてこうなったかについては次回にて。
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の6曲目、「The Bloody Rage Of The Titans」を予定しております。
・YoutubeでDargor, Shadowlord Of The Black Mountainを見ちゃる
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