日々うっかり
【真うかつエピソード6291】
前回のあらすじ:
氷の戦士と仲間たちが浮かれてる間、敵将のダーガーは軍勢の立て直しを図ってドラゴンランドを行進していた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その21です。
まずは今回のお話から。
・敗走中のダーガーは行進中に死んだと思われていたアンセロットのアイリン姫とその護衛の騎士隊を発見しました。
・実はアイリン姫は戦火を逃れて砦を辛くもドラゴンランドに脱出しましたが、いつまた交戦状態になるかわからない砦に戻るよりはと、敵の目を欺くためにわざわざダークランド寄りの道を選び、ユニコーンの地、最終的にはアルガロードを目指して移動中だったのでした。
・敗走中とはいえ百戦錬磨の暗黒王の軍勢とか弱い姫を連れた小編成の騎士団では相手になりません・・・あっけなく捕らえられてしまいました。
↑・・・以上のストーリーは補足説明をオイラが何とか頑張って好意的に拡大解釈した姫の行動履歴です(実際はもっとアバウト)。
てなところで、「Dawn Of Victory」の6曲目、「The Bloody Rage Of The Titans」をお送りします。今回は一番の歌詞の邦訳をご紹介。
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タイタンの憤怒
ユニコーンが駆け抜けし森の狭間よ 滝が流れ落ちし高き山の頂よ 我が目を癒せし草花よ 光に祝福されし聖なる渓谷よ 我はこの魔法の虜になりけり 素晴らしき魔法王国の交響曲に
風に乗りて運ばれし春の囁きよ 炎の地よりもたらされし風よ 神より贈られ給う穏やかなる地よ 此は虚実としか思えぬ、虚実としか!
龍どもよ悪魔どもよ、覚悟せよ! 此れぞタイタンの怒りなる! 其は荒れ狂うタイタンの怒りなるぞ! 敵将どもよ戦の神よ、覚悟せよ! 此れぞタイタンの怒りなる! 其は荒れ狂うタイタンの怒りなるぞ!
・姫が生きていた、そしてダーガーの軍勢に捕らえられたという事実は、伝令役として一人だけ返された兵士により砦に伝えられました。
・この報が入った時点で数日が経過しており、既にダーガーの軍勢はドラゴンランドを通過し、どうあがいても彼らがダークランドに到着する前に追いつくことは物理的に不可能でした。
・氷の戦士とアルワルドはこの信じがたい知らせを聞き怒りに震えましたが、出来る事と言えば暗黒王からの伝令が到着するまで如何にして敵から捕虜を奪還するか?その策を練りながらじっと待つことだけでした。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
ピアノとリコーダーの前奏からスタートする前半は悲しみに満ちた切なげな4拍子のスローバラードです。雰囲気的にはWings Of Destinyに近い感じで、花鳥風月を愛する氷の戦士らしいポエムが続きますが、途中から曲調は一転します。なんとまぁLegendary Tales以来久々となる3拍子です。フォーク色の強いレジェンダリー・テイルズと違い重量感のあるサウンドで怒りを表現しておりますが、そのサビを朗々と歌い上げるボーカルの歌声は後半に行くに従ってどこか涙交じり。改めてファビオさんの表現力の高さが窺い知れる名曲です。
・・・いや、名曲なんだけどなー、どうしてもメタルバンドは疾走曲に人気が集まりがちなので、このアルバムの中では比較的地味な曲扱いされているのが実に悲しい。オイラはこの曲すんごい好きなんだけどなー。一頻り憤怒した後、でも現実問題姫様と護衛隊どうやって助けよう・・・いい策が全然思いつかないんだけど・・・って閉塞感による悲しみを表現したかのような切ないリコーダーの響きで終わるラストも好き。マヌエルさん大活躍。
さて、もうちょいストーリーの方も進めましょうか。
・数日が経ち、とうとう暗黒軍の伝令が到着しましたが、彼らの出した条件は、「エメラルドソードを渡せば捕虜の命は保証する」という予想通りではありますが、いかにも承服し難いものでした。
・氷の戦士はこの剣が敵方に渡ったらどんな恐ろしい事に使われるか理解していました・・・エメソの正当な所有者である彼はこの武器の持つ力を誰よりも体感していましたから。
・しかし氷の戦士も、親友の苦悩する様を見て(何せ恋人である姫は元より、その護衛の騎士たちは元々アンセロットの騎士でありアルワルドの部下なのです。ロアガード出身の氷の戦士とは思い入れが違います・・・)、ついに決断します。
で、
・彼等はエメソの受け渡し指定場所であるダークランドの外れにあるハーガーという街に向かいました。
・その一方で、
・最悪の事態も想定して・・・
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の7曲目、「Holy Thunderforce」その1を予定しております。
・YoutubeでThe Bloody Rage Of The Titansを見ちゃる
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