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元祖ワシ的日記
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円分多項式その2
2007年02月19日(月)
その後いろいろがんばって結果、解が計算できました。。ヒントはWikipedia。
このエントリ
からの続きです。
最初にη1、η2を求めて方程式をつくりかえましたが、この段階で (有理数および√-7を含む数)が演算で作られる数が表現可能です。(こういう集合を体という)
この体をQ(√-7)とおきます。この体では
x^6+x^5+x^4+x^3+x^2+x+1 = (x^3 - η1x^2 + η2x - 1)(x^3 - η2x^2 + η1x - 1) と因数分解できるのでした。
この次にやることは、ここにさらに別な数を加え、(x^3 - η1x^2 + η2x - 1)をさらに因数分解してやることです。そのために a^3∈Q(√-7)でかつ、それ自身はQ(√-7)には含まれていない数を探します。これは以下のようにして求められます。
1の3乗根をωとしたとき、X、Y、Zを次のように置きます。
X = ξ^1+ ξ^2+ ξ^4 = η1 = (-1+√-7)/2
Y = ξ^1+ω ξ^2+ω^2 ξ^4
Z = ξ^1+ ω^2ξ^2+ ωξ^4
すると、
ξ=(X+Y+Z)/3
です。ところで、実際に計算してみると、
Y^3 +Z^3 = 14 - √-7
Y^3 Z^3 = -7√-7
となるので、Y^3, Z^3は
x^2-(14-√-7)x-7√-7
の解。これを解くと
(14-√-7±3√21)/2
これでX,Y,Zが全部求まるからξが計算できます。実際に計算すると、
3乗根があるので、ここでうまく根を1つ選ばないと正しい解になりませんけど。これが1の7乗根(7乗すると1になる数)の1つとなります。
Googleで計算させると
こうなります
。
あとは、ξ^2 ξ^3 ξ^4 ξ^5 ξ^6 も解だからこれで全部求めたことになります。
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2007/02/10
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