元素111の新知識

入院したときに検査で使用されたテクネチウムというのが気になったので買った本ですが、またひっぱりだして読み直してみました。

しっかりとまとめられており、結構読んでて面白いです。

例)
Arアルゴン(元素番号18)


アルゴンはギリシャ語の「はたらく」(ergon:エルグという仕事単位と同じ語源)に否定語anをつけた造語で、「はたらかない、不活性な」という意味がある。全同位体の99.6%を占める最も安定な同位体は、地球誕生の過程で質量40のカリウムが電子捕獲による原子崩壊によってできたものである。

アルゴンは無色、無味、無臭の単原子ガスで、空気よりも1.4倍重い。空気体積のほぼ1%を占め、ヘリウムやネオンにくらべるとずっと多く空気に混在している。

~中略~

ところでマグマから岩石の結晶ができる際、アルゴンはほとんどふくまれていないので、現在岩石中に存在するAr40はK40が崩壊してできたものである。したがって、Ar40の量と岩石中のカリウムの量をはかれば、岩石が固まってから現在までの経過年数が求められる。この方式は地質年代測定の基礎になっている。(参考までにK40の半減期は12億5千万年)

ってな感じで111個の原子について解説があります。

あると退屈しないので、ご家庭に一冊いかがでしょうか?

ちなみにアルゴンは窒素、酸素についで三番目に大気に多く含まれる元素です。二酸化炭素の23倍ほど含まれているようです。マジアカの並べ替えでひっかからないように注意しましょう。
Posted by issei

カテゴリ: 雑記