日々うっかり
【真うかつエピソード7034】
ヘッドフォンを通してもイマイチなのでおそらくサウンドボードの性能がイマイチなのであろう。盲点だが変えるのも面倒なのでここは我慢するしかないかなぁ。
それはそうと、いらすとやさんの、
このイラストは
需要があるのだろうか・・・。あるから作られたんだろうし、今使ったわけだが。
【真うかつエピソード7033】
前回の続き。
同質患者の一人が別室に移り、また新たなおばあちゃんが入室してきたワケですが、この人が以前の曲者2名ほどではないですけど、ちょっと困った人で、日中イヤホンやヘッドフォン無しでテレビを見るって悪い癖があったんですよねェ。まぁ流石に昼間ですと看護師さんもほぼノー注意だし、個人的にはヘッドフォンの音漏れよりマシな部分はありましたが、あんまりキョーミの無い芸能ニュースとか、画面の見えない海外ドラマのセリフとか聞かされるのも苦痛なんで、この頃から病室を離れて談話室で過ごす時間が増えました。つっても回診や検査の時間は部屋にいなければマズいので、いても30分ぐらいでしたが。
で、談話室で何するかつったら、雑誌やマンガを読む以外だとパズドラとコトダマンぐらいしかないわけで、前半パズドラで主に潜ってたダンジョンは、
9月クエストチャレ8。
初見でブブたまドラに毒の海に沈められて以降、何度挑戦しても挑戦しても跳ね返される超絶難易度のダンジョンでして、一日2,3回チャレンジしてもボスのマシンゼウスに至るまでがまず困難、当たってもコンボ不足で何かやられるの繰り返しで、ボスはおろか固定リーダーの五右衛門にすら憎悪を抱くハメになったある日、ようやく勝てました。オチコンで。偶然。
なお、後半は星空の夜空が配信されたので、そればっかり周回していたということです。
一方コトダマン、こちらは電池食いでもありますし、ダンジョンによっては攻略に10数分以上かかるところもザラなので、主に行くのは低難易度。マルチが重要なゲームではありますが、これは本当に難易度の低い曜日や初級の降臨しか行けませんでしたね~。
まぁそんなこんなで忍耐の日々を過ごしていたある日、またもや転機が。その日の午前中、看護師さんがやってきて言うことには、
「HARUKOさんすみません~。またちょっと歩行困難な患者さんがいるんで、部屋変わってもらいます~」
・・・危うくシャワー許可が下りたあの日以来のガッツポーズが出るところでした。これは後付け許可取りの決定事項でして、その日の午後には家財道具一式持って、トイレからかなり遠い(つまり厄介な人だらけのこの部屋からも遠い)別の部屋に移ることになったのです。
その16につづく。
←その1。
【真うかつエピソード7031】
狭い社会での人間関係という新たな苦労をしょい込む羽目になったオイラですが、並行して別の問題も抱えておりました。お風呂の許可下りない問題です。
一応炊事場までの歩行許可は下りていたので、タオル絞って体を拭くことぐらいは出来ましたが、髪の毛の方がどうにもならず、日に日に自分の体臭で夜眠れなくなってきました。これには本当に参ったので、看護師さんとか研修医の先生とか病院のスタッフが来るたびに、お風呂まだ入れませんカー、と相談しまくったのですが、なっかなか下りません。
とか言ってる間についには、
ハエがたかるまでに;
粘って粘って粘る事入院から数えて10日目、ようやく主治医の先生からシャワーの許可を取り付けた日には、人生最大のガッツポーズが出ました。ところで先生が言うことには、
「まぁ、髪を洗うだけだったら炊事場でもできますけどね」
・・・
この時になってようやくオイラは悟りました。偉い男の先生って奴は基本的にデリカシーが無いというか、女心がわかっていないし、こちらから直接猛アピールしない限り、能動的に動いてくれないものだと。
まぁとにかく久しぶりにシャワーを浴びてサッパリしたオイラは多少MPを回復することが出来ました。
その頃病室ではまた新たな動きがありました。オイラの入院していた部屋は比較的トイレから近く、歩行困難だったりおしっこが近い患者さんを優先的に入れる方針だったのですが、ここに新たにそういった患者さんを入れなければならなくなったのです。現在部屋は満室、必然的に一人遠くの部屋へ追い出さなければならなくなったわけですが・・・
結論から言うと、オイラと一番仲の良かった経理の方でした。確かに一番元気そうだったもんなー・・・。
そういったわけでオイラの忍耐の日々はまだ続くのでした。
その15につづく。
【真うかつエピソード7028】
厄介な同室者とのコミュニケーションで図らずもメンタルを削られるハメになったオイラでしたが、フィジカル面では結構好調で、術後の後遺症もなく、リハビリもどんどんこなし、ついには病棟内歩行自由の許可を取り付けました。この調子ならそろそろ院内コンビニまで行けるんじゃないかんーっとスマホに電子マネーアプリをダウンロードしちゃったり。
そんなこんなでまぁまぁ順調に回復していったオイラでしたが、ここで6人部屋の空いていたオイラの向かいのベッドにもう一人患者さんが入ってくることになりました。この方がまた前回の人とは別の意味で曲者で、ちょっと認知症が入ってるらしく、どなたとも自分から話そうとはしません。最初はおとなしくていいおばあちゃんだなーっと思ってたのですが、たまたま床に落ちたものを拾ってあげたのを切っ掛けに、何かしてほしいことがあると、いちいちオイラの方をじーっと見つめてくるようになりました。といっても例によって向こうからは喋らない人なので、「何か用ですかー」とこちらから話しかけることになります。でも返答はありません。
「何か落としました?」
無反応。
「テレビ見たいの?」
「おトイレ?」
「う〇こしたい」。
万事がこんな感じで。
しょうがないので、ナースコールして看護師さんを呼んであげたりするんですけど、喋れないわけではないので、次から自分でナースコールして下さいねー、といっても自分からは微動だにせず。こちらが手を出さなければ自分でやるかなー(病棟内では自立を促すために出来ることは自分でするのが基本です)と思って極力視線を合わせないようにしていたら、なんか一日中、
こっちを見つめてくるようになりました。
ここまでくるとホラーです。
せっかくリハビリが順調なのにこれではSAN値が底をついておかしくなってしまう!と、危惧したオイラはひたすらリハビリを頑張り、一日も早く退院しようと心掛けました。実際順調だったしこれなら来週あたりには退院は無理だろうけど、一時帰宅の許可を取り付けてたまった仕事を片付けられるかな・・・なんて話を見舞いの家族にしたところ、
「お前心筋梗塞舐めすぎ、ポータブル心電図も外れてないのに帰宅許可とか出るわけないじゃん」
・・・ま、実際このポータブル心電図が外れてないおかげで、電波の届かない売店まで行く許可が下りず、せっかくダウンロードした電子マネーアプリも使えずじまいだったんですけど・・・でもそれならいつ頃退院出来ますかいね?
「わかんないけど〇〇(同じ病気になった親族)の時は3か月ぐらい入院してたな」
その14へつづく。
【真うかつエピソード7024】
入院生活も一週間が過ぎた頃、比較的元気だったおばあちゃん(よく喋る人とそうでもない人)が相次いで退院されていきました。加えて半分寝たきりのおばあちゃんが手術のためICUへ移動し、一気に人が入れ替わる事に。
新しく入ってきた方は、今まで見た中では一番若い(と、いっても60代)、仕事も経理でオイラと似たような職種ということもあり、結構簡単に打ち解ける事が出来ました。それともう一人、こちらも60代、オイラからはベッドの位置が離れているのであまり話しませんでしたが、経理の人とは位置も年も近かったので、こちらもすぐに仲良くなったご様子。
そして最後に来られた方・・・実はこの人がなかなかの曲者でした。全く包み隠さず正直に言っちゃうと、今まで出会った人の中でも最大級に苦手なタイプでした。
どのあたりが苦手かというと、まずは喋る話の内容。大まかに分類して自慢話とグチと文句なのですが、自慢話はともかくグチが必ず会話の相手に同意を求める感じなのです。例えば、
「ここのご飯って不味いわよねぇ、ウチの犬だって食わないわよ、そうよね?」
とか、全てがそんな感じで。適当に流しましたけど、こっちがそは思ってもいないことまで回答にyesを求められ続けるのはしんどいです。一度反論してみましたが、基本的に年配者という奴は若造の意見など微塵も聞かねェということが分かっただけでした。
文句は主に看護師さんに関することなんですけど、結構いい度胸をしている方で、些細なことでもイチイチ本人に直接言うもんだから、それを日に何度も聞かされるこちらも辛いです。
あまり文句の垂れ流しを聞くのも厳しいので、一番無難な話題、自慢話になるように誘導すると、なぜか過去のヤンチャの武勇伝の話になっていて、これがここではとても書けないような話だったりしちゃったり。
もうね、一言でいうとこういうことです。この状況、
逃げ場が無いもんね。
その13につづく。
【真うかつエピソード7022】
急に画面がブラックアウトしたので、コードが外れたのかな?と思ったけどしっかり繋がってるし、よく見たら電源そのものが落ちてたのよ。コードを抜き差ししてもウンともスンとも言わないので、あ、こりゃダメだな、と。ホント壊れる時って立て続けだなぁ。
古い奴だししょうがないな、って新しいの買ったんですけど、もうちょっと前に壊れてくれたらパソコンも画面一体型のを買ったのにな、トホホ。
【真うかつエピソード7021】
入院生活6日目、ようやく歩行リハビリが始まりました。つっても最初は部屋の入口まで、徐々に距離は伸びていきますが、まだトイレまでは行けません。まぁでも明日からは自由にトイレに行けるはずさっ!と前向き気分で眠りについたその夜、
なんか、揺れてるな・・・しかも長いな・・・長い割には強くはないな・・・これはアレか?ここから遠からず近からないどこかでデカい地震が起きているのでは・・・
と、思ってスマホで確認したら北海道胆振東部地震でした。
次の日の朝から病室の話題はそれで持ちきりです。幸い海を挟んだこちらでは被害は殆どありませんでしたが、隣の都道府県の話、親せきや知り合いがおられる方も多く皆さん案じておられました。
さて、オイラの方ですが、不安を抱えつつリハビリ開始。つっても看護師さんの付き添いで病棟内一周(約100m)するだけですが、結構な気分転換にはなりました。道中体重計があり計り方を教えてもらったので、早速どんぐらい痩せたものかと計ってみたところ・・・
アレ・・・?
全然変わってねぇ・・・。これだけ寝て起きてしかも粗食の生活でこんなもんかね?いやまぁ何かを期待していたわけではないのですが。
その後毎日体重測定しましたが、結局退院するまで殆ど変化が無かったということです。
そんなこんなで結構順調そうに思えたオイラの入院生活でしたが、この後最大級の落とし穴が待ち構えていたのです。
その12につづく。
【真うかつエピソード7018】
一般病棟に越してきたので、とりあえずスマホの使用が可になったのはいいのですが、基本許されているのはメールの使用のみ。通話は禁止です。
ではアプリは?と、なると音を出さなきゃ基本OK。とはいえ、看護師さんやその他諸々スタッフが忙しく立ち回る中堂々とパズドラやらコトダマンやらで遊ぶのも何だか申し訳ないので、
基本コソコソと。
朝の5時から点灯時刻の6時あたりに布団かぶってやったり。修学旅行の高校生か!
まぁ後々だんだん面倒になって大っぴらにやるようにはなっていきましたが。とりあえず3日ぶりに遊んだパズドラは、フレンド5人に切られていたもののめっぽう面白かったということです。
一方コトダマンの方は超大型アップデートがあり、それで思いっきり貴重な通信量を消費するハメになりました。wi-fiが使えなかったこの月の通信量の実に5割以上がコトダマンでした。まぁ前より大分遊びやすくなりましたけどね。
コトダマンといえば電池消費量がべら棒に多いことでも知られていますが、実はこの病院では基本個人的な充電は許可されておりません。しかしこの世の中携帯の充電も許されないのでは色々と立ち回らないのも事実で、ダメだけど見逃してくれているのが現状でした。とはいえやっぱり忍びないので、なるべく家人にフル充電したバッテリー持ってきてもらってしのぎました。
さて、そんなこんなで一般病棟に移った次の日、ようやくトイレで排泄の許可が下りました。と、いっても正規のトイレ(?)ではなく、ポータブルトイレです。これをベッドの脇に置き、看護師さんの介助の下いたせ、と。
まだまだ抵抗はありましたが、しょうがないよね、出るものは出るし。なるべく食事の時間をさけて遠慮がちにいたしましたよ。
えーそんなの恥ずかしい、出来ないよぉ~不潔ぅとか抜かすそこの潔癖症、入院するとそんなこと言ってらんねぇんだからな、実際。
その11につづく。
【真うかつエピソード7016】
入院生活4日目の午前中、ついに待ちに待っていたこの日が訪れました。
「HARUKOさーん、じゃあ本日から一般病棟に移りますねー」
心の中でガッツポーズです!今日からスマホも使えるし、規定時間内ならお見舞いも自由にOK(ICUは家族のみ30分以内でした)。
ところで一般病棟と言っても部屋は色々あります。差額ベッド代を払えば個室もあったりしますが、こちとら薄給の身分、そういう贅沢は出来ません。デフォルトの6人部屋で十分です。
でー、オイラは一般病棟に移ったといっても、点滴やら尿道カテーテルやらぶら下げてる、まだベッドから降りることを許されない安静の重病人です。移されたのも、比較的トイレから近い部屋の窓側でした。オイラ以外の他の患者さんは、近々退院を控えた比較的元気なおばあちゃんが2名、寝たきりのおばあちゃんが2名、あと一つは空きベッドでした。
このうち退院を控えたおばあちゃんのうち1名が、まぁよく喋る喋る。部屋を移って2時間後には、家族構成からどの辺に住んでてどこの病院に通ってるか等の個人情報を殆ど知ってしまったし、数日間でこれまで歩んできた人生から、いとこはとこの情報まで殆ど覚えてしまうという、なかなかの喋り好きでした。そこのくせコチラの個人情報は殆ど聞きたがらないんだよなー。これはこのおばあちゃんに限らず、ほとんどのご高齢患者さんに共通する傾向でしたがね。要するに二回り以上も年の離れた若造の話なんぞに興味はないのでしょう。逆にありがたかったけど。ただ、入院する羽目になった病名といきさつだけは、大概の人には食いついてこられましたが。
そうしているうちにお見舞いの家族がやってきてくれたので、ついでに病院の売店で本の買い物を一つお願いしました。まだ行ってないけど、この病院の売店は全国チェーンのコンビニでして、絶対売ってると思ったその本は、
数独です。
非常によい暇つぶしになるので、入院のお供にはお勧めですよ。
その10につづく。
【真うかつエピソード7013】
ようやく食事をとれる程度まで回復したオイラ。食事は相変わらず薄味だし、おかゆから変えてもらった普通の白いご飯はチト固めであまり温かくはなかったけど、よーく考えてみたらオイラの子供の頃の学校給食のご飯は冷え冷えで固かったし、パンはスカスカで不味い上に量が多すぎだったし、おかずだって毎回好物が出てくるわけではございませんでした。そして今の若いモンにゃあ想像もつかんかもしれないけれど、その頃の学校給食って奴は残すことを許されず、時間内に食べられなかった場合は休み時間を全部使ってでも食べさせられたモンなのよ。その頃のオイラは小食で偏食も多かったのでずいぶん昼休みを無駄にしたものでした。
あの時代に比べりゃ随分マシな食事なわけで、実際毎回殆ど完食しましたよ。
閑話休題。なんやかんやでオイラのICU入院生活も三日目を迎えました。相変わらず寝たり妄想したりの時間の使い方でしたが、テレビを見る時間はそこそこ増え、
笑点とか、
鉄腕DASHとかイッテQとか見る余裕は出来ました。
ところで食事をとり始めてから2日。オイラとしても気になってはいたのですが、看護師さんからとうとう言われてしまいました。
「HARUKOさん、全然おっきい方出ませんねー」
・・・ええ;。まぁだってオイラ、ベッドから降りることすら許されていませんので、するとしたらまぁパンパースになんですが、えーっとそれはちょっと心持ち抵抗があると言いますか、そういった心理面が反映されていたのか事実この後も極度の便秘状態が続いたのです。
その9につづく。
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