BSD

FreeBSD10へのアプグレード

放置していたFreeBSD RELEASE-10へのアプグレードですが、OSはほぼ問題なく移行できました。まぁ問題はその後の設定なんですけどね。

  • jailの起動でいろいろ言われるので、警告どおり jail.confに書き換える
  • パッケージ管理システムがpkgへ移行したのでpkg2ngでコンバート(なにやら色々と嫌な感じの警告が沢山でてる)

とりあえずここまで。あとlinux関係のモジュールでいくつかエラーが出てたのう・・・

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FreeBSD 9.2で6rdを使う

9.1まではこちらの記事にあるこちらのパッチが適用できたのですが、9.2からは数ヶ所rejectされるようになってしまいました(ちなみに /usr/ports/net/stf-6rd-kmodから入れても同じようなことになるような感じ)

なので手動でセコセコ直す作業が発生。疲れた~。 一応sakuraのVPSではちゃんと動いているようです。 疲れたついでに9.2用のパッチをここにおいときます。

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FreeBSD 9.2にしたらjail内でPostgreSQLが動かなくなった

前は/etc/rc.confに

jail_sysvipc_allow="YES"

としとけば動いたんですが、9.2からは

jail_jail171_parameters="allow.sysvipc=1"

のように書かないとダメっぽい。これ以上詳しくは追ってない・・

Posted by issei

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FreeBSD 9.2にしたらjailが動かなくなった

cannot start jailと出て起動しなく。手動では起動するので/etc/rc.d/jailが何か変更になったぽい。で追っていくとIPv6の指定の仕方が不味いということに気がつきました。パラメータのIPのリストをみてIPv4のときはip4.addr, IPv6のときはip6.addrで指定するように変わったようです。で、/etc/rc.confには以下のようにかいていたのですが

jail_jail171_hostname="jail171.jail"
jail_jail171_ip="192.168.253.171,2400:XXXX:100::192.168.253.171"
jail_jail171_rootdir="/jails/jail171"
jail_jail171_procfs_enable="YES"
jail_jail171_devfs_enable="YES"
jail_jail171_exec_start="/bin/sh /etc/rc"
jail_jail171_exec_stop="/bin/sh /etc/rc.suhtdown"
jail_jail171_mount_enable="YES"

2400:XXXX:100::192.168.253.171が *.*.*.*にマッチしてしまいIPv4のアドレスだと思われてしまうようです。故に全部:で区切って書けば問題なさげです。あるいは/etc/rc.d/jailの以下の部分:

    # Identify type {inet,inet6}.
    case "${_addr}" in
    *\.*\.*\.*)     _type="inet" ;;
    *:*)            _type="inet6" ;;
    *)              warn "jail_extract_address: type not identified"
                    ;;
    esac

これを

    # Identify type {inet,inet6}.
    case "${_addr}" in
    *:*)            _type="inet6" ;;
    *\.*\.*\.*)     _type="inet" ;;
    *)              warn "jail_extract_address: type not identified"
                    ;;
    esac

とするとよいようです。

Posted by issei

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FreeBSDでVirtualBoxのファイルダイアログが開けない

起動して何かしようとすると、

VirtualBox cannnot talk to klauncher Not connected to D-Bus server. FreeBSD

のようなエラーが出て動かないという。まさかファイルのダイアログが開けなくて動かないとか・・・うーん。

で、検索してみると、このあたりがズバリそれのようです。

[Solved] DBus running but not working - The FreeBSD Forums

上のリンクを読んでみると分かる通り解決方法はdbusのダウングレード。何か負けてるような気もしますが、詳細を追ってる時間がないのでオイラもそれに習いダウングレードで解決を目指すことにしました。負け犬。

ダウングレードは古いソースをもってきて自分でmakeしてinstallすればいいんですけど、どうせならportsで管理しておきたいところ。そこで、 portdowngadeとportmasterでダウングレードすることにしました。portdowngradeは /usr/ports/ports-mgmt/portdowngrade/にあるのであらかじめ installしておきます。

ちなみにこのブログ書いてる時点でdbusのバージョンは 1.6.12 です。このバージョンがinstallされていると仮定します。

# portdowngrade devel/dbus

とやるとdbusの更新履歴がずらずらと出てきます。見ると

r312209

が 1.4系の最終バージョンのようなので、このときのportsのディレクトリをチェックアウトしてきます。

# cd /home/hoge
# portdowngrade devel/dbus 312209

このチェックアウトは/usr/portsの下とかでやらないほうがよいでしょう。自分のホームディレクトリとかでやります。するとdbusというディレクトリにr281729のportsのdbusのディレクトリが現れます。

その後

# portmaster -w -o <dbusを展開したディレクトリ> /var/db/pkg/dbus-1.6.12

とやります。これでdbusを再起動したら大体動いているようです。もっとも他のdbusを使うpkgはdbusのバージョンが1.6.12だと思ってるから何か予期せぬ問題が発生するやもしれませんけどね・・・まぁそんときはそんときということで。とりあえず今は何事もなく動いているようです。

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FreeBSDでacroread8が起動しない。対処のメモ

新しいPCにFreeBSDを環境を構築しているのですが、acroread8が以下のようなメッセージを吐いて動かないという・・・

Freebsd linux NIS getpwuid_r(): failed due to unknown user id XXXX

LinuxエミュがNIS引いてないのが原因。

/compat/linux/etc/nsswitch.conf

をNISを見るように修正で対処。古いPCではちゃんと対処してたんですがね・・・ すっかりそういう対処をしたというのを忘れていたようで。 あるいは妖精さんが対処してくれてたのかなぁ?

Posted by issei

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ruby 2.0.0をFreeBSDにインストールしてみた。

大々的にrailsのバージョンアップをしなくてはならない(ことが予想される)ので、まずは入れてみました。

https://www.freshports.org/lang/ruby20/

によると、24 Feb 2013 15:37:37 であるからホヤホヤの模様。

と言っても、基本 /usr/ports/lang/ruby20の下でmake installとするだけです。その後
/etc/make.conf
RUBY_VER=2.0
と書くとよいでしょう。書かないとportsで酷い目にあいます。

以上・・・なんですが、rails3をsetupするときに httpsでファイルが持って来れない。具体的には
bundler http.rb:917:in `connect': SSL_connect returned=1 errno=0 state=SSLv3 read server certificate B: certificate verify failed (OpenSSL::SSL::SSLError)
のようなエラーでハマりました。

これは結論から言うと以下のサイトのとおり。

homebrew で入れた openssl を使って Ruby をコンパイルすると SSL 利用時に証明書エラーが発生する場合の対応
http://qiita.com/items/12457815d5cee3723b97


FreeBSDについてはデフォルトの位置は /etc/ssl/cert.pem です。そこにコピーすればOKです。
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Raspberry Pi + FreeBSD で mrubyをビルドする。

mrubyをFreeBSD+Raspberry Pi で動かすためのメモ。

mrubyをコンパイルするにはGNU bison やらrubyやらが必要なのですが、とにかく非力なRaspberry Piではちょっと厄介。環境を整えるのに何時間もかかってしまうという。

しかし、mrubyはcross-compileが簡単に出来るように作られているので、その3のように make worldがクロス環境でビルドが出来ているのなら、そのまま簡単にビルドできちゃいます。

クロス開発環境一式は
/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin
(PATHはコンパイルしたソースのパスが入るので適宜修正)
に出来上がってるので、それを使ってクロスコンパイルをするように、build_config.rbの最後に追加してやれば終わりです。例えば以下のようになります。
MRuby::CrossBuild.new('armv6') do |conf|
  toolchain :gcc  
  conf.cc do |cc|
    cc.command = "/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin/cc"
  end
  conf.linker do |linker|
    linker.command = "/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin/cc"
  end 
  conf.archiver do |archiver|
    archiver.command = "/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin/gnu-ar"
  end
end
これで makeをすると、build/armv6 というディレクトリの下に諸々のファイルが出来ます。簡単。

なお、書くまでもないと思いますが、ソース一式はgithubから git cloneでhttps://github.com/mruby/mruby.git あたりからもってきましょう。

確認したリビジョンは 0410bb7623a27ac427f190e3144c85b6446bec0 です。
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Raspberry Piで FreeBSD 動かしてみた その3

Raspberry Piで make buildworldをしてみたら、24時間以上かかりました。こういう場合はクロスコンパイルのほうが現実的でしょう。

クロスコンパイルで make worldをするやり方は「ハンドブックを見れ」の一言で終わりといえば終わりなんですが、ざっとしたやり方を書いときます(自分も毎回ハンドブック読んでで思い出すのが面倒になってきたんで)

まず、クロスコンパイルは 別のFreeBSDを用意する必要があるわけですが、手元にamd64の 9.1-RELEASEがあるのでそれで挑戦。

ソース一式を展開したら(前のエントリ参照)いくつかのパラメータを設定してmakeするわけですが、これは三種類やり方があります。一つは/etc/make.confに記述する方法、もう一つはmakeのコマンドラインのオプションに指定する方法、もう1つは環境変数で定義しておく方法です。

どれを選ぶかは好みの問題。

とりあえず環境変数に定義する方法とコマンドラインのパラメータの双方でビルドすることにします。

絶対設定しないといけないのは

TARGET および TARGET_ARCH

です。これはビルドするアーキテクチャのタイプ。それぞれarmとarmv6に設定。tcshならこんな感じ。
setenv TARGET arm
setenv TARGET_ARCH armv6
sh大好きっ娘なら敢えて書くまでもないだろうけど、
export TARGET=arm
export TARGET_ARCH=armv6
あとはソースディレクトリのトップで次のようにビルドすればOK。
make MALLOC_PRODUCTION=yes buildworld
make WITH_FDT=yes KERNCONF=RPI-B buildkernel 
これで、/usr/obj 以下にオブジェクトが作成されていくと。 ちなみに、この/usr/objを変えたいときは、環境変数
MAKEOBJDIRPREFIX
を変更すればOKです。

で、ビルドが終わった後のインストールですが、Raspberry PiはSDで動いているので、SD抜いてそれをそのままクロス環境のBSDでマウントしちゃうのが早いでしょう。USBのカードリーダとか用意しておくべし。

私の環境では da2に見えますので、
# mount /dev/da2s2a /mnt
とかで/mntにマウント。そののち
make DESTDIR=/mnt KERNCONF=RPI-B-issei installkernel
make DESTDIR=/mnt installworld
です。注意点としてFreeBSD 9.1では installするときは auditdistdなるユーザがいないとか怒られてしまうので、vipw等で以下の行を追加してuserを追加しましょう。
auditdistd:*:78:77::0:0:Auditdistd unprivileged user:/var/empty:/usr/sbin/nologin
追加したくねーよ!って人はjail環境作ってからやるとか、まぁそのあたりは好みの問題で(こればっかりだな)。こんな感じです。

まとめると、ポイントは TARGETと TARGET_ARCH。

配布されてるSDのイメージに上書きするならこれでよいのですが、まっさらに一からビルドしたいというときはnewfsで/dev/da2s2aをまっさらにしてから、先ほどに加えて
make DESTDIR=/mnt distribution
とするとよいでしょう。/etc/fstab /etc/rc.conf /boot/loader.rc /etc/ttysあたりを書き換えてやらないととても寂しいことになりますが。
Posted by issei

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Raspberry Piで FreeBSD 動かしてみた その2

本家の掲示板見てたら新しいSDのimageが一昨日あたりに出たらしいのでとりあえず試すにはこちらのほうがよいでせう。

http://www.raspberrypi.org/archives/3094

カーネルもセルフビルドしてみました。

svn checkout http://svn.freebsd.org/base/head -r245446

でCURRENTをチェックアウトしてきて、makeするだけです。/usr/srcの下に置くのが楽ちんです。オイラは別マシン上にとりあえず展開して nfsで /usr/srcにマウントしましたが。あと、/usr/objも nfs上に置いておくと捗るんじゃないでしょうか?

で、

/usr/src/sys/arm/conf/RPI-B

を適当にいじります。普通は別名にして保存。

# make buildkernel KERNCONF=RPI-B-hoge WITH_FDT=yes
# make installkernel KERNCONF=RPI-B-hoge


これでok。

なお、上記imageは/etc/fstabにtmpfsが記述されているので、options TMPFSを入れておかないと、boot途中で止まっちゃうので追加しておいたほうがよいでしょう。(あるいはtmpfsを/etc/fstabから消す)それと、options INET6が記述されてないので、IPv6使いたいならそれいれたりとか。

なお、clangでビルドしたい場合はこちらが参考に

http://shell.peach.ne.jp/aoyama/archives/2467
Posted by issei

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