BSD

FreeBSD 10.0-RELEASEへのアプグレード続きの続き

どうも現状のportsだと、glib20は /usr/local/include/iconv.hがあれば使わないようにconfigureしても絶対それをincludeしちゃうようです。なら gnuのiconvを削除すればいいんじゃね?と思ったわけですが、libiconvを pkg remove -fで削除したら(当然ながら)いろいろなモノが動かなくなり、それでもまぁもっかいビルドすればいいかと思ってたんですが、portsそのものがコンパイルできなくなるという状態に(pythonとか動かないので)。これはいかんと、いうことで zfs rollbackで戻しました。いずれiconvは削除できるのは削除するという方向にして、 とりあえずは /usr/local/include/iconv.hだけを別名に renameして glib20をごまかしてやることにしました。(あとで忘れそうだな

この状態で

portmaster -a -w -d

としたら、大部分がリビルドできるように。たまに出るエラーは手動で修正。大抵は依存関係の問題なんで、先に別なほうをビルドしちゃえばOKですが(めんどうくさいw

全部まっさらにして入れ直したほうが早かったかなー?しかしFreeBSD8から継ぎ足して使ってきた秘伝の・・・(略

 

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FreeBSD 10.0-RELEASEへのアプグレード続き

いくつか標準から外れたものがあるようだ。とりあえず cvsは消えてくれてサンキューだが、digは無いと困るので入れた。

portsのリコンパイルはportmasterにお任せなんですが、それでもiconv関連で以下のようなメッセージが出て、

error: GNU libiconv not in use but included iconv.h is from libiconv

エラーで止まって悩みました。

これ以前別のプロジェクトでもハマったんだよな。おそらくconstがついてるか否かとかそういう(些細な)問題だったような記憶があるけど、これは古い何かと何かがかち合って、何かと何かのiconv.hの宣言がかみ合ってないのか?まずはググるが、適切な回答みつからず。しゃーないから自分で調べる

/usr/ports/devel/glib20のMakefile

を眺めると

ICONV_LIBというのが定義されていると、 configureに  --with-libiconv=gnuが渡されるようである。エラーで止まったあとに workの下で ./config.statusしてみると

# ./config.status --config
'--enable-static' '--disable-gtk-doc' '--with-html-dir=/usr/local/share/doc' '--disable-man' '--without-xml-catalog' '--with-pcre=system' '--disable-fam' '--disable-dtrace' '--with-libiconv=native' '--disable-modular-tests' '--prefix=/usr/local' '--mandir=/usr/local/man' '--infodir=/usr/local/info/' '--build=x86_64-portbld-freebsd10.0' 'build_alias=x86_64-portbld-freebsd10.0' 'CC=cc' 'CFLAGS=-O2 -pipe -DLIBICONV_PLUG -fno-strict-aliasing' 'LDFLAGS= -L/usr/local/lib' 'CPPFLAGS=-I/usr/local/include -DLIBICONV_PLUG' 'CPP=cpp' 'CXX=c++' 'CXXFLAGS=-O2 -pipe -DLIBICONV_PLUG -fno-strict-aliasing -DLIBICONV_PLUG' 'PKG_CONFIG=pkgconf' 'PYTHON=/usr/local/bin/python2.7'

と、nativeなiconvを使おうとしてるので、これが効いていないっぽい。devel/glib20/Makefileを強引に gnuを使うように書き換えたらちゃんとコンパイルが通った。

つまるところ、nativeな iconvを使おうとしてるのに /usr/local/include/iconv.h をincludeしているのがよくないのであろう。ここまではわかった。

コンパイラのインクルードパスを見る順番という問題な気もするが、iconvを全削除して、portsをリビルドするとうまくいくような気もする?それはそれでいろいろ別な問題が発生するような気がするが、さてどちらの対処でいくかべきか?

 

Posted by issei

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FreeBSD10へのアプグレード

放置していたFreeBSD RELEASE-10へのアプグレードですが、OSはほぼ問題なく移行できました。まぁ問題はその後の設定なんですけどね。

  • jailの起動でいろいろ言われるので、警告どおり jail.confに書き換える
  • パッケージ管理システムがpkgへ移行したのでpkg2ngでコンバート(なにやら色々と嫌な感じの警告が沢山でてる)

とりあえずここまで。あとlinux関係のモジュールでいくつかエラーが出てたのう・・・

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FreeBSD 9.2で6rdを使う

9.1まではこちらの記事にあるこちらのパッチが適用できたのですが、9.2からは数ヶ所rejectされるようになってしまいました(ちなみに /usr/ports/net/stf-6rd-kmodから入れても同じようなことになるような感じ)

なので手動でセコセコ直す作業が発生。疲れた~。 一応sakuraのVPSではちゃんと動いているようです。 疲れたついでに9.2用のパッチをここにおいときます。

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FreeBSD 9.2にしたらjail内でPostgreSQLが動かなくなった

前は/etc/rc.confに

jail_sysvipc_allow="YES"

としとけば動いたんですが、9.2からは

jail_jail171_parameters="allow.sysvipc=1"

のように書かないとダメっぽい。これ以上詳しくは追ってない・・

Posted by issei

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FreeBSD 9.2にしたらjailが動かなくなった

cannot start jailと出て起動しなく。手動では起動するので/etc/rc.d/jailが何か変更になったぽい。で追っていくとIPv6の指定の仕方が不味いということに気がつきました。パラメータのIPのリストをみてIPv4のときはip4.addr, IPv6のときはip6.addrで指定するように変わったようです。で、/etc/rc.confには以下のようにかいていたのですが

jail_jail171_hostname="jail171.jail"
jail_jail171_ip="192.168.253.171,2400:XXXX:100::192.168.253.171"
jail_jail171_rootdir="/jails/jail171"
jail_jail171_procfs_enable="YES"
jail_jail171_devfs_enable="YES"
jail_jail171_exec_start="/bin/sh /etc/rc"
jail_jail171_exec_stop="/bin/sh /etc/rc.suhtdown"
jail_jail171_mount_enable="YES"

2400:XXXX:100::192.168.253.171が *.*.*.*にマッチしてしまいIPv4のアドレスだと思われてしまうようです。故に全部:で区切って書けば問題なさげです。あるいは/etc/rc.d/jailの以下の部分:

    # Identify type {inet,inet6}.
    case "${_addr}" in
    *\.*\.*\.*)     _type="inet" ;;
    *:*)            _type="inet6" ;;
    *)              warn "jail_extract_address: type not identified"
                    ;;
    esac

これを

    # Identify type {inet,inet6}.
    case "${_addr}" in
    *:*)            _type="inet6" ;;
    *\.*\.*\.*)     _type="inet" ;;
    *)              warn "jail_extract_address: type not identified"
                    ;;
    esac

とするとよいようです。

Posted by issei

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FreeBSDでVirtualBoxのファイルダイアログが開けない

起動して何かしようとすると、

VirtualBox cannnot talk to klauncher Not connected to D-Bus server. FreeBSD

のようなエラーが出て動かないという。まさかファイルのダイアログが開けなくて動かないとか・・・うーん。

で、検索してみると、このあたりがズバリそれのようです。

[Solved] DBus running but not working - The FreeBSD Forums

上のリンクを読んでみると分かる通り解決方法はdbusのダウングレード。何か負けてるような気もしますが、詳細を追ってる時間がないのでオイラもそれに習いダウングレードで解決を目指すことにしました。負け犬。

ダウングレードは古いソースをもってきて自分でmakeしてinstallすればいいんですけど、どうせならportsで管理しておきたいところ。そこで、 portdowngadeとportmasterでダウングレードすることにしました。portdowngradeは /usr/ports/ports-mgmt/portdowngrade/にあるのであらかじめ installしておきます。

ちなみにこのブログ書いてる時点でdbusのバージョンは 1.6.12 です。このバージョンがinstallされていると仮定します。

# portdowngrade devel/dbus

とやるとdbusの更新履歴がずらずらと出てきます。見ると

r312209

が 1.4系の最終バージョンのようなので、このときのportsのディレクトリをチェックアウトしてきます。

# cd /home/hoge
# portdowngrade devel/dbus 312209

このチェックアウトは/usr/portsの下とかでやらないほうがよいでしょう。自分のホームディレクトリとかでやります。するとdbusというディレクトリにr281729のportsのdbusのディレクトリが現れます。

その後

# portmaster -w -o <dbusを展開したディレクトリ> /var/db/pkg/dbus-1.6.12

とやります。これでdbusを再起動したら大体動いているようです。もっとも他のdbusを使うpkgはdbusのバージョンが1.6.12だと思ってるから何か予期せぬ問題が発生するやもしれませんけどね・・・まぁそんときはそんときということで。とりあえず今は何事もなく動いているようです。

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FreeBSDでacroread8が起動しない。対処のメモ

新しいPCにFreeBSDを環境を構築しているのですが、acroread8が以下のようなメッセージを吐いて動かないという・・・

Freebsd linux NIS getpwuid_r(): failed due to unknown user id XXXX

LinuxエミュがNIS引いてないのが原因。

/compat/linux/etc/nsswitch.conf

をNISを見るように修正で対処。古いPCではちゃんと対処してたんですがね・・・ すっかりそういう対処をしたというのを忘れていたようで。 あるいは妖精さんが対処してくれてたのかなぁ?

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ruby 2.0.0をFreeBSDにインストールしてみた。

大々的にrailsのバージョンアップをしなくてはならない(ことが予想される)ので、まずは入れてみました。

https://www.freshports.org/lang/ruby20/

によると、24 Feb 2013 15:37:37 であるからホヤホヤの模様。

と言っても、基本 /usr/ports/lang/ruby20の下でmake installとするだけです。その後
/etc/make.conf
RUBY_VER=2.0
と書くとよいでしょう。書かないとportsで酷い目にあいます。

以上・・・なんですが、rails3をsetupするときに httpsでファイルが持って来れない。具体的には
bundler http.rb:917:in `connect': SSL_connect returned=1 errno=0 state=SSLv3 read server certificate B: certificate verify failed (OpenSSL::SSL::SSLError)
のようなエラーでハマりました。

これは結論から言うと以下のサイトのとおり。

homebrew で入れた openssl を使って Ruby をコンパイルすると SSL 利用時に証明書エラーが発生する場合の対応
http://qiita.com/items/12457815d5cee3723b97


FreeBSDについてはデフォルトの位置は /etc/ssl/cert.pem です。そこにコピーすればOKです。
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Raspberry Pi + FreeBSD で mrubyをビルドする。

mrubyをFreeBSD+Raspberry Pi で動かすためのメモ。

mrubyをコンパイルするにはGNU bison やらrubyやらが必要なのですが、とにかく非力なRaspberry Piではちょっと厄介。環境を整えるのに何時間もかかってしまうという。

しかし、mrubyはcross-compileが簡単に出来るように作られているので、その3のように make worldがクロス環境でビルドが出来ているのなら、そのまま簡単にビルドできちゃいます。

クロス開発環境一式は
/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin
(PATHはコンパイルしたソースのパスが入るので適宜修正)
に出来上がってるので、それを使ってクロスコンパイルをするように、build_config.rbの最後に追加してやれば終わりです。例えば以下のようになります。
MRuby::CrossBuild.new('armv6') do |conf|
  toolchain :gcc  
  conf.cc do |cc|
    cc.command = "/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin/cc"
  end
  conf.linker do |linker|
    linker.command = "/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin/cc"
  end 
  conf.archiver do |archiver|
    archiver.command = "/usr/obj/arm.armv6/PATH/tmp/usr/bin/gnu-ar"
  end
end
これで makeをすると、build/armv6 というディレクトリの下に諸々のファイルが出来ます。簡単。

なお、書くまでもないと思いますが、ソース一式はgithubから git cloneでhttps://github.com/mruby/mruby.git あたりからもってきましょう。

確認したリビジョンは 0410bb7623a27ac427f190e3144c85b6446bec0 です。
Posted by issei

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