日々うっかり
【真うかつエピソード7441】
シリーズ第2弾はまさかの3Dダンジョンものでした。「魔王さん」とか遊んでいただいた方には気づかれていたと思いますが、オイラは古典RPGウィザードリィが大好きで、見た目だけでも一回こういうゲームが作りたかったのよ。見た目以外に一歩歩くごとに足音が鳴るところとかも拘りました。でもまぁ中身は全然RPGじゃなくて脱出ゲームなんですけどね。
当初は右上のマップが無かったりとえらく遊びづらいゲームでした(こんなとこまでWizまねてどーする)が、改良に改良を重ねてこの形に落ち着きました。最後は気持ちマルチエンディングにする余裕も出来、全体的な出来ではシリーズ屈指かな、と思います。
主人公は酒場で大暴れしているシメージが強いあの人、オマケのルビーの歌も気に入ってます。莫迦と書いて「バカ」と読むのは新井素子の影響。
【真うかつエピソード7439】
ロジックパズリもの第3弾です。前作・前々作の反省を踏まえて、チュートリアルを復活させるなど多少難易度を落としたつもりでしたが、今度はチュートリアルの時点で「ムズイ」の声が続出し、改めてこの手のパズル難易度のムツカシサについて頭を抱えた記憶があります。
それ以外の点での苦労は、舞台設定である1820年代という絶妙にわかりづらい頃の時代考証です。日本はまだ江戸時代後期、幕末って程でもなく、さりとて幕府安定期ってわけでもない、わりと掴みづらい時代です。ただまぁアメリカは南北戦争以前だし、この頃が舞台の小説に「トム・ソーヤの冒険」があったかな(これは作者勘違いで、トム・ソーヤは1940年代が舞台です)?と思いつきそういえばトムがフェンスのペンキ塗りが嫌で、如何にしてごまかして逃げるか?みたいなエピソードあったなー、と思いついて出来たのがこの話です。まぁ、それ以前にこの時代には怪獣なんて言葉は無いんですけど・・・(^^;。
なおこの作品の仕込み名前ネタは津軽弁です。「デッタラマナグ」→「でっかい目玉」、「ジャンボカル」→「散髪」など。
周期表の歌はその後ウチもこの覚え方でしたー、という方は現れなかったな。
「Switches2」に続く。
【真うかつエピソード7438】
外伝シリーズ第5弾です。シリアスな「もりもり鉱山」が嘘のようなシリーズ屈指のゆるゲーになっております。
脱出ゲームではありますが、実際に脱出する奴とプレイヤーの目線である指示する人間が隔離された場所におり、電話でやりとりをするという一風変わったシチュエーションのゲームであり、この辺りの新機軸さ加減は気に入っております。あとOPに分岐があるのも新機軸っちゃー新機軸。本編のゲーム内容には一切影響を与えない分岐ですが(^^;。
前作ラストで王様に文句を言われたので今作ではありあまる出番が与えられました。しかし全編通してよーく観察するとこの人一個も役になってません。むしろ場をかき回すだけ、それが王様スタイル。
「怪獣大行進」に続く。
【真うかつエピソード7437】
久々に作った本伝からのナンバリングシリーズです。話の方があまりといえばあまりの日常モノでなので、魔王とそれにまつわるゴタゴタ話は4で完結してますが、「複数の読み方のあるイラストでしりとり」というコンセプトはキッチリ踏襲してます。
1画面でコンパクト、エンディングもスタンプの数を除けば事実上1種類とボリューム的には3や4より劣ってしまいますが、その分ストレスのかからない作りになってます。
本編がアッサリしてるのでゲームの進捗に応じて見られるオマケ寸劇はわりかし力を入れました。勇者と忍者の同世代二人によるミニコントは王様や番人とはまた違ったコンビネーションです。
「しりとりクエスト外伝5・電話でポン」に続く。
【真うかつエピソード7436】
サイコロの部屋から最後展開図がパカっと開いて脱出する、というアイデアを思いついたので具現化したゲームです。つかそれ以上のギミックを思いつかなかったので、極めて数学的ロジックからなるゲームです。いや数学じゃないな、算数。
サイコロ展開図と言えば十字架型の奴が有名ですが、それ以外にもいくつかあり、なるべくマイナーなやつ、かつ図面のつながりがわかりづらい奴を選びました。おかげでサクっと解いてもらうつもりが「展開図作って実際に組んで解きました」という報告が続出。それはそれで願ったりかなったりです(笑)。
そういや勇者の歌手デビュー作でもあります。以降色々と歌うことになりました。
【真うかつエピソード7435】
丸投げ外伝シリーズ第二弾です。前作プレシャス・メアリーがサウンドノベルの体をとっておきながらストーリー分岐が一個もなく、小説としてはともかくゲームとしては「風味」に留まっていたため作者としても若干の消化不良を残しました。
その辺りの反省を踏まえて出来たのが本作です。マルチエンディングかつ、MPによる強制終了ありとよりゲーム性を高めました。
主人公は丸投げではそこそこ人気があったと思われるローズ嬢。それでもパラメータの魅力値が高い割にそこまで魅力が伝わんなかったかなー、という嫌いもあり、バストアップイラストなども描き直したりと結構力を入れました。番人(本体)も久々に再登場し、キャラゲーとしてはまぁまぁ上手く仕上がった方かな。手前味噌ですが(笑)。
でー、肝心のノベル部分ですが、今回は吸血鬼モノということでゴチックホラー・・・を目指したかったと言えば嘘になります。実際に目指したのはライトノベルです。オイラにとって吸血鬼モノと言えばブラム・ストーカーではなく菊池秀行なのですヨ。あとスティーヴン・キング。
まぁただ「吸血鬼ハンターD」が好きだからと言ってそういう小説が書けるかつったら、全然そんなワケではなく、それなりに苦労して紡ぎだした記憶が。あと、この作品からルビがつき、「単騎」と書いて「ソロ」とか、結構アレな方面に突っ走ってますが、それはオイラがライトノベルというものは過剰気味に中二っぽい感じを醸しだした方がソレっぽい、という思い込みがあったからで、オイラ本人が中二病ってわけではないですよ、多分。
【真うかつエピソード7434】
しりとりとクイズゲームを融合させよう、と何故か思いついてしまったのでいろいろこねくり回して形になったのがこのゲームです。未だになんでそんなことを思いついてしまったのかが最大のクエスチョン。
ただ作ってみると意外と楽しくて(本来オイラは無類のクイズ好きです)、問題考えてる時が一番楽しかったかもしれません。
クイズゲームは問題の質と問題の数が質を左右しますが、前者はともかく個人製作のflashゲームでは限界があります。それで例によってギミックの方を凝る事にしました。一問答えるごとに複数の部屋に法則性をもって繋がるようにするシステムは太古の名作ゲーム「リターンオブイシター」を意識しています。
前作が過去編かつしんみりした作品だったので、3作品ぶりに登場した番人と勇者のブランクを感じさせないやりとりが個人的には好きだったりします。
「丸投げクエスト外伝・デビュタント」に続く。
【真うかつエピソード7432】
丸投げクエストの外伝シリーズ第一弾です。我ながら折角30人もキャラを用意しておきながら、掘り下げが甘いと思ったオイラによる補完の意味を込めてもの後日談になります。
一応ゲームなので、それなりの遊び要素が必要になります。そこで選んだのがサウンドノベル風味のアドベンチャーゲーム、これならナチュラルにキャラその他の説明をしつつ、ゲームとしても成立します。結果的にゲームとしては大したギミックがなく殆どノベルの様相になってしまいましたが(^^;。
舞台は3代目たちが魔王を討伐し終わった少し後、主人公としてチョイスしたのは、メンバー上位に表示されながら偏屈なオッサンということで、あまりメンバーに選ばれることも無かったであろうラルフ。選んだ理由は単純に私立探偵という職業が、サウンドノベルの主人公として扱いやすかったからです。幸い幽霊のメアリーとそれにまつわるシナリオは非常に早い段階で出来上がりました。
しかし作り始めてしばらく後、ちょっとした壁にぶち当たりました。主人公の性格からして文体はハードボイルっぽいものを目指したのですが、実はオイラはロクにハードボイルド小説を読んだことがなく、ちっとも得意じゃなかったのです。気づけよ、もっと早めに!
とはいえ作り始めてしまったものはしょうがない、学生時代に読んだレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウ3部作の雰囲気を何とか思い出しつつ何とか仕上げたのがこの作品です。オイラの作品の中でも異色の作品ですが、それなりの反響を受け、このシリーズも何作か作られることになります。
それとこのゲームでは背景に実写を多用しましたが、殆どフリー画像です。その中に交じって居間だけ製作当時住んでいた家のリビングの写真を使用、モーガン老婦人お手製の大作ソファカバーもオイラの作品です(笑)。
【真うかつエピソード7431】
前作がロジックパズルだったので次は変えてくるだろう、と思いきや、全く同じジャンルのゲームでした。ただし、前作の反省を踏まえて、だいぶ難易度を下げました(それでもまだ難しいと言われてしまいましたが;)。
今回も名前ネタ仕込んでいます。おまけ寸劇のカミ・アリス含めてすべて駅名です。北海道と滋賀が多いですが、伝統的に北海道と滋賀には芸名っぽい駅名が多いのです、多分。
勇者が魔王を倒して以降、なかなか褒章が払われなかった理由とか、何か唐突に勇者ラジオが始まったりとか、その辺りの裏事情がわかる話です。
「丸投げクエスト外伝・プレシャス・メアリー」に続く。
【真うかつエピソード7430】
2作続けて大作が続いたので作りたくなった賞品、ロジックパズルです。理詰めで表を埋めていく数学的なゲームなのですが、これを公開するにあたって、オイラは一つ大きめのミスを犯しました。難易度が高すぎたのです。
いやー、実は結構子供の頃からこの手の奴が好きで、本を買ってはせっせと解いていたオイラでも、ちょっと難しいカナー、という自覚はありました。でもまぁチュートリアルもあるし、お助け用のflashも別口用意したし(これは後からテストプレイをやっていただいた方に指摘されての追加でした)大丈夫ダローとタカをくくっておったら、世間ではこのスタイルのゲームはあんまり普及していなかったとゆー・・・。ただ、一部パズル好きの方にだけは好評でした。
魔女っこが初主演女優、よく喋る緑の石はここで初登場、また前作に引き続きネーミングにネタが仕込んであります。石の名前が全部競走馬名。
「勇者と普通の黒板」に続く。
Powered by Red Leaf ( Rev. c78c769f2 ), © Issei Numata, 2007-2021