丸投げクエスト外伝・プレシャス・メアリーはこんなゲームだったよ

【真うかつエピソード7432】

 丸投げクエストの外伝シリーズ第一弾です。我ながら折角30人もキャラを用意しておきながら、掘り下げが甘いと思ったオイラによる補完の意味を込めてもの後日談になります。

 一応ゲームなので、それなりの遊び要素が必要になります。そこで選んだのがサウンドノベル風味のアドベンチャーゲーム、これならナチュラルにキャラその他の説明をしつつ、ゲームとしても成立します。結果的にゲームとしては大したギミックがなく殆どノベルの様相になってしまいましたが(^^;。

 舞台は3代目たちが魔王を討伐し終わった少し後、主人公としてチョイスしたのは、メンバー上位に表示されながら偏屈なオッサンということで、あまりメンバーに選ばれることも無かったであろうラルフ。選んだ理由は単純に私立探偵という職業が、サウンドノベルの主人公として扱いやすかったからです。幸い幽霊のメアリーとそれにまつわるシナリオは非常に早い段階で出来上がりました。

 しかし作り始めてしばらく後、ちょっとした壁にぶち当たりました。主人公の性格からして文体はハードボイルっぽいものを目指したのですが、実はオイラはロクにハードボイルド小説を読んだことがなく、ちっとも得意じゃなかったのです。気づけよ、もっと早めに!

 とはいえ作り始めてしまったものはしょうがない、学生時代に読んだレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウ3部作の雰囲気を何とか思い出しつつ何とか仕上げたのがこの作品です。オイラの作品の中でも異色の作品ですが、それなりの反響を受け、このシリーズも何作か作られることになります。

 それとこのゲームでは背景に実写を多用しましたが、殆どフリー画像です。その中に交じって居間だけ製作当時住んでいた家のリビングの写真を使用、モーガン老婦人お手製の大作ソファカバーもオイラの作品です(笑)。

Posted by Haruko

カテゴリ: ゲーム