日々うっかり
【真うかつエピソード7009】
前回の続き。
ICUに担ぎ込まれて24時間の絶対安静を言い渡されたオイラ。最初は局所とはいえ麻酔が効いていたせいか、まぁまぁぐっすり眠れていたのですが、深夜になるとバッチリ目が冴えてきてしまいました。といってもこちとら比喩的な意味でも物理的な意味でもベッドに縛り付けられた重病人、やることと言ったら寝るか考え事をするしかありません。前者は目が冴えちまっているので、やるこたぁ後者です。改めて自分の置かれた立場を考えると、エラいことになっちまったなぁ、と冷や汗が出てきました。
まぁでも倒れたのが月末だったのは勿怪の幸いかもしれない・・・仕事上の厄介ごと、支払いとか請求書の発送とかは大筋で終わっているな・・・そうはいっても入院長引いたらどうしよう。つか、オイラまだまだ死ぬ可能性が残っているんだよな・・・まぁでもそれは今は考えないことにしよう。パズドラのフレンドは結構切られちゃうんだろうな・・・8月のクエスト報酬を受け取ってメールも整理しておいたのはラッキーだったけど・・・リヴリー5000日以上飼ってたのに死んじゃうな・・・そういえば台風来てたんだっけ・・・コトダマンはログインだけでもしたいなぁ・・・つか喉乾いたなぁ・・・この先ペヤングとか食えないんだろうな・・・
と、考え事がぐるぐる巡るうちに本格的に考えることも無くなり、気が付けば頭の中で盤面を作り勝手にパズドラとコトダマンを始めては、あ、でもこの盤面クリアしたって魔法石は貰えないんだよなー、と今思えば本気でアホっぽい不毛な妄想を繰り返しておりました。
そしてまたしばらくすると、ジワジワと腰のあたりが痛くなってきました。理由はよくわからんのですが、人間体の動きを束縛されると、ビックリするぐらい一極集中で腰が痛くなってくるのです。頼めば看護師さんがポジションを変えてはくれるのですが、体を左右に90度ほどずらす以上のことはできず、またその際も右足だけはピッキーンと伸ばしておくように指示され、多少は楽になっても痛みの根本解決にはならないのが辛いところ。
で、もうアカン腰が痛くて泣きそう・・・ってなったあたりでようやく絶対安静が終了、主治医の先生が股関節のカテーテルを抜きに来てくれました。これがまた手術室に移動するのかと思いきや、カーテン一枚で仕切られた狭い病室の中で麻酔を打たれ、まるで肉の芽でも抜くようにスルスルスルと抜かれましたとさ(考えてみたらここは集中「治療」室だったなぁ・・・)。
これでまだ足はまっすぐにしておくようにとは言われたものの、体勢は自分で変えられるようになったので、だいぶ楽にはなりました。
こうして一山越えたオイラではありましたが、その後またまた別な問題が降りかかってきたのです。
その7につづく。
←その1。
Powered by Red Leaf ( Rev. c78c769f2 ), © Issei Numata, 2007-2021