日々うっかり
【真うかつエピソード6260】
前回のあらすじ:
王様に命じられて暗黒王を倒すためにエメラルドの剣を探す氷の戦士は、兵を引き連れて夜行を敢行しました。雪が綺麗だったそうです。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、その3です。前回吹雪の強行軍を慣行した氷の戦士御一行様。氷属性の戦士はともかく、他の兵士の皆さんは前回の吹雪は寒くなかったのかと心配にもなりますが、隊長同様綺麗だなーって感激していた模様です。ほぼ裸の隊長と違ってガッツリ着込んでるんだろうな。
さて今回のお話。
首尾よくアルガロードに兵士を送り届けました氷の戦士ですが、アルガロードの王様からさらにその一部を既に暗黒王軍の先遣隊により危機的状況に陥っているアンセロットに送り届けることを命じられます。今回の歌はその道中、立ち寄った村での出来事について語られております。
てなところで3曲目の紹介といきましょう。ファーストアルバム「Legendary Tales」の4曲目、「Forest Of Unicorns」です。まずは1番の邦訳から。
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ユニコーンの森
走れ聖なる愛しき馬よ この穏やかなる日に 類稀なる静けさに包まれし 光溢るる谷を駆け抜けよ
堅牢なる木々よ、我に声を聞かせよ 古の記憶を 我に伝え給え、汝の知る 先人が勝利せし壮絶なる戦の記憶を
不浄なる焔をば警戒せよ 我が木々の守護者よ 彼の焔は我が記憶を焼き尽くすこと叶わず 歴代の王の英知、 此の森の秘密、 ユニコーンの乗り手よ 此の谷の至宝は 自由が其の王位を待つ処 長しえに愛もて統治されし 争いの無き処にあらん
氷の戦士が立ち寄ったユニコーンの谷は、かつて暗黒神クロンと同盟国との間で苛烈な戦が繰り広げられ、そして同盟国が勝利した場所でした。そして氷の戦士の先祖もその戦に参加していたんです。な、わけで氷の戦士にとってこの場所を訪れるのは予てからの念願でした。
ユニコーンの谷というだけあってこの谷にある森にはユニコーンが生息しますが、現在は絶滅危惧種で滅多に見られません。ん・・・イラストの馬っこはユニコーンじゃねぇの?氷の戦士すげぇじゃん。
・・・
ゴメンナサイ、このCDのジャケ、白いユニコーンにまたがる氷の戦士の後姿が描かれてるんですよね。なんでずっと愛馬もユニコーンだと思っておったのですが、どうやら普通の馬だったようです;。が、この馬のキャラには既に愛着が湧いてしまったので、このまま行きます。角はお飾りの付け角ってことで(ま、この馬のビジュアルに関してはもう一つデカいミスを犯しておりますがね・・・詳細は4話ほど後に)。
さて、言い訳が長くなりましたが曲紹介に参ります。
Warrior Of Ice、Rage Of The Winterとアップテンポの曲が続いた後のこの曲の入りは、かなりゆったりした曲調です。お、さすがに3曲目は泣けるロックバラードかなんかで雰囲気変えてきたかな?と思ったらいきなりの♪Beware of unholy fire~でビックリさせられました。急にアップテンポの古いアイルランド民謡か、フォークロア、といった調子のメロディに移行するのですが、この際女性ボーカルが割り込んできて、ファビオさんと息の合ったユニゾンを繰り広げるのですよ。いやはや、この人たち簡単には「普通の展開の曲」ってのを披露してこないよなぁ、もちろんいい意味で。
それにしてもホント、ビウェアオブアンホリファイア~~~って語呂よすぎ、よくこんな文章思いついたなぁ。タブラトゥーラとかあの辺りが大好きなオイラとしてはこのアルバムベスト3に入るお気に入りの楽曲ですが、世間一般的な評価はそうでもないのよね。やっぱ世のメタラーは疾走感のある曲が好きなんだな。確かにこの曲ではギターとドラムとベースはさして仕事してない気がします(^^;。
さて、今しばし曲の場面について語りましょう。休息を取る部隊を離れ、一人森で微睡む氷の戦士は一頭のユニコーンの疾走に邂逅する、という幸運に恵まれます。気分が高揚した戦士は、この森の木々に彼らが記憶する太古の戦の情報について問いかけます。一応返答はあったようですが、無念にも知りたい事とは違う答えが返ってきた感は否めません(^^;。まぁ不浄なる炎には注意した方がよさそうです。
てなところで今回は終わりです。次回は「Legendary Tales」の5曲目「Flames of Revenge」を予定しております。ここまで物語はゆったり日常回ペースで進行しておりましたが、いよいよ次回から大きく動きます。
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