横浜名物

<真うかつエピソード2709>
 横浜の名物といったら、シウマイとかサンマーメンとか肉まんとか色々ありますが、今回お話しするのは神奈川県横浜市ではなく、青森県横浜町についてです。

 青森県横浜町は県の中央よりやや西側、南部地方の上北郡にあり、西が陸奥湾に面したやや南北に細長い町です。人口は5000人強ほどと小さな町ではありますが、ホタテの養殖、日本一の作付面積を誇る菜の花、最近国内外の需要が増えつつある珍味ナマコの収穫などでそこそこ潤っているとみえて、平成の大合併にも組することなく頑張っている感はあります。

 しかし、養殖で年間を通してある程度の産出が見込めるホタテはともかく、菜の花やナマコなんてのは季節限定品であり、これだけを売りに町を運営していくのは結構大変だと思われます。それで、町の偉い人が考え付いたんでしょうなぁ、この方法なら賞味期限も無いし、

yokoice.jpg
アイスにしちゃえv


 今時「愛すクリーム」などというトホホな当て字のネーミングはどうかと思いますが、変り種アイス&ソフトに目の無いオイラとしては、ジャスコで見かけて即購入。とりあえず一番無難そうな菜の花とソフトクリーム体験済みのホタテは後回しにしてナマコを食してみました。

 カップをあけると、真っ白なバニラアイスの中に細切れになったブツブツと黒光りするナマコが点在するそのまんま感に良くも悪くも期待が高まります。一口。うわ、ナマコ凍ってて硬いわぁ~。しかし舌の上でしばらく転がすと、人肌に応じてナマコの食感も、ガチガチ→かちかち→コリコリ→ぷるぷる→べにょべにょ→ドロドロ、といった具合に変化してきます。コリコリのあたりが一番ナマコ感も強くて味もはっきりしてまね。

 で、美味いか不味いかのどっちかで判定しなくてはいけないのなら、まぁ美味くはないので不味いかなぁ。だからといって見た目の気色悪さをのぞけばそれほど酷い食べ物では無いと思います。つかアイス自体はかなり美味しいので、アイス単体で食べたいところではありますね。