なまるが勝ち・放送終了

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<真うかつエピソード2719>
 青森で18年間続いたローカルミニ番組、「トーク笑・なまるが勝ち」が本日付で終了しました。ご存じない方(おそらく大多数)のために説明しますと、青森には大別して方言が2種類あり、弘前を中心とした西側が津軽弁、八戸を中心とした東側では南部弁が隆盛を誇っています。青森市の東側あたりに調度プラキストン線みたいなものがあり、この近辺を境にお互いの方言が殆ど通じなくることを逆手に取って始まったのがこの番組。津軽地方の人にディープ南部弁、南部地方の人にディープ津軽弁の問題を出し、その意味を尋ねて回るという内容でした。
 日曜の昼下がりにはもってこいの、のほほんとした5分番組で長年親しまれてきましたが、低予算とはいえ長らく一社提供だった地元お菓子メーカーラグノオささきが、最近スポンサーを降りちゃったのと、さすがに18年もやればネタが尽きてしまったというのが終了の理由ではないかと思われます。年に50回の概算で、900語紹介している計算になりますからね。それに方言の単語って年々失われていくけど増えないし。

 ちなみに最終問題は南部弁「さのむ」。「触る」という意味だそうですが、津軽出身のオイラにはやっぱりサッパリわからない言葉でした。