特捜最前線2時間スペシャル

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<真うかつエピソード3412>
 例によってたまたまチャンネルを回したCSのファミリー劇場でやってたので見ちゃいました。
 特捜最前線は1977年から10年にわたって放送され続けた人気刑事ドラマですが、2時間の拡大スペシャルは、ニュースステーション放送に伴い放送枠が移動した1985年に放送されたこの「疑惑のXデー・爆破予告1010!」一回こっきりだそうです。まぁ考えてみれば、番組開始時、もしくは終了時にドラマが拡大スペシャルをやるようになったのはここ数年の傾向ですんで、そんなもんかもしれません。

 で、見た感想。何というか良く言えばサービスタップリの怒涛の展開。悪く言えば詰め込みすぎの無茶苦茶な話といったところでしょうか。

 以下ネタバレありありで粗筋を書くと、まず元検事の幼い長男が誘拐されるという事件が起きます。やがて犯人は21年前に検事が担当した殺人事件の判決に対して不満を持つ者の犯行とわかり、その線を洗っていたところ、犯人は実は21年前の事件の被害者の娘であった検事の嫁と判明。とはいえ身内の犯行には違いないわけで、これは狂言誘拐で一気に事件解決かと思われたところ(ここまでで前半約1時間消化)、嫁には女性共犯者がおり、彼女(まだまだアイドル演技が抜け切れない大場久美子)は名古屋から東京へと向かう定期高速バス(何故か乗客は全員幼稚園児)に爆弾を仕掛け、バスが東京に着くまでに21年前の殺人事件(当時の殺人の時効は20年なので既に時効成立済み)の真犯人を上げないとバスを爆破するというムチャ振りをしてきます。

 で、まぁ結論から言うと、21年前の事件の真犯人は見つかり、何故か約束を反故にした大場久美子の仕掛けた爆弾は、ヘリで先回りして浜名湖停留所から乗った藤岡弘、らによって解除され無事事無きをえました、とさ。ちなみに大場久美子はモーツアルトのコンサート(ここで予算が尽きたか聴衆3人)を聴いていたところを逮捕されました。

 やっぱどう考えても2時間ではコレは詰め込みすぎでしょう。見終わるまでに10回は「ムチャだ」とつぶやきましたよ、全くモー。ゲストに特命課長二谷英明の嫁白川由美が友情出演など、キャスト的にはゴージャス感タップリでしたが。

 ちなみにこの回のシナリオは長坂秀佳。爆破ネタなど「街」の桂馬編とオーバーラップする展開が多く、その点では結構楽しめました。

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<本日のアウトドアJIS コード:9089 「翠」>
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撮影地:青森市・安方
備考:駅前旅館です。
Posted by Haruko

カテゴリ: テレビ