ファティマワイン・その5

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<真うかつエピソード2437>
 わかり辛いですがピースポーター・ミヒェルスベルグ。ファティマシリーズもだんだんネタが厳しくなってきましたねー(^^;。

 ところで、このワイン、ドイツワインの格付けで言ったらかなり高めのアウスレーゼなんですが、それにしては安かった(地元ショッピングセンターで1000円チョイ)。そしてアウスレーゼにしてはあまり甘くも無く。個人的にはあまり甘すぎるのより適度に酸味が利いてるのが好きなので、好みの味ではあるのですが。何にせよこのドイツっぽくない華奢なデザインのラベルは好き。

<ミニ知識・ドイツワインの格付け>
 EUのワインには産地、品質、ブドウの種類などによって、国ごとに厳しい格付けがありますが、中でもドイツはちょっと変わっていて、「ブドウの実の熟し具合」が高いほど格上にになります。ブドウが熟せば熟すほど基本的に甘いワインが出来ますので、「甘いほど高級」、これドイツワインの基本。具体的には、安いほうから、

*Tafelwein(ターフェルバイン)・・・英語で言うところのテーブルワイン。
*Qualitatswein bestimmter Anbaugebiete(Q.B.A.)・・・上級ワイン。日本に入ってくるドイツワインの多くがコレ。寿司ワイン、やタワーもこのカテゴリ。
*Qualitatswein mit Pradikat(Q.M.P.)・・・肩書き付き最上級ワイン。以下の肩書きがあり、下に行くほど稀少とされます。

・Kabinett(カビネット)・・・遅摘みワイン
・Spatlese(シュペートレーゼ)・・・更に遅摘みのワイン
・Auslese(アウスレーゼ)・・・完熟摘みワイン
・Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)・・・貴腐(収穫が遅らせてカビが生えた状態のブドウ)ワイン
・Eiswein(アイスヴァイン)・・・更に収穫を遅らせ、気温が下がって凍った状態のブドウから作ったワイン
・Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ)・・・最上級貴腐ワイン

 アウスレーゼだと酒屋店頭価格は2000円前後が多いようです。一般の酒屋で普通に見かけるのはアウスレーゼぐらいまでで、トロッケンベーレンアウスレーゼなんて、青森の酒屋じゃ見たことねーですわ(^^;。
 とはいえ、最近はドイツワインでも辛口が見直されてきており、

*Classic(クラシック)・・・産地特有の葡萄品種から造られた高品質の辛口ワイン

 という肩書きが追加されています。
Posted by Haruko

カテゴリ: グルメ