日々うっかり
【真うかつエピソード6339】
前回のあらすじ:
戦士に会えないダーガーは、代わりに後方支援隊の連中とコンタクトをとった。
・・・ハイ、というわけで今回は前回に引き続き今回も「The Pride Of The Tyrant」の状況説明です。なおこの場面には少々残虐かつ暴力的な表現が含まれます。心してご覧ください。
・1時間ほど支援隊の連中と話し込んだダーガー。
・彼の中では自分の馬鹿な考えが間違っている、否定して欲しい、という思いが燻っていたのですが、結果的にはどうやら馬鹿な考えが正しかった、という苦い考えに至る結果となりました。
・「礼」としての品を渡し、牢獄を去りながらダーガーは、未だ混乱した頭で考え込みます。
・とりあえずちょっとショックだったのが、
・・・ま、そりゃ置いといて、氷の戦士が自分より年下という事実が分かった以上、戦士が自分の一族を虐殺したって話はいくら何でも無理があります。
・しかしここで一つ疑問が、以前お話しした通り、ダーガーは子供の頃からずっとアクロンとヴァンカーに「『氷の戦士』が一族を虐殺した」という話を聞かされて育ったのです。
・その頃自分より年下の子供だったはずの戦士を虐殺犯に仕立て上げられたのは何故か?そして陛下と父は何故そんな嘘を吐いたのか?
・・・そこでようやくダーガーは気づきます。『氷の戦士』とは予言書に書かれた、いずれこの世界に現れるであろうエメラルドソードを入手する英雄を指す言葉である、と。
・・・・・・戦士が生まれる遥か以前からその言葉は一人歩きしていた・・・そして我々の目的の一つがエメラルドソードの入手である以上、その『氷の戦士』と呼ばれる人物は確実に出現する。
・この呼び名以外、どんな奴かはよくわからんけど、ともかく、我々の側もその対抗策を練らねばならない・・・
・・・・・・・・・つまりそれは・・・つまり・・・
・その時。
・耳を劈く猛り声がダーガーの思考を中断させました。
・あの大声、間違いなく戦士の・・・急ぎ拷問の間へと向かったダーガーが目にしたものは・・・
・・・両足首を切断され、激痛にのたうち回る戦士の姿でした。
・アクロンが狂ったような叫びます、「そぉれ、踊れ踊れぇ!これは何と愉快な仮面舞踏会か!」
・切断された足から流れる鮮血をうまそうに啜る吸血鬼共・・・、甲高い笑い声を発し続ける死の女王・・・
・(・・・これが、私の君主と同胞だというのか?この・・・この・・・)
・あまりにも受け入れ難い光景でした・・・そしてこの時彼は心の底からの自責の念に駆られます。
・(何故、もっと早く決断しなかったのだろう・・・)
・(・・・この忌々しい狂気の集団との決別を)
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の10曲目にして最終まとめソング、「Gargoyles, Angels Of Darkness #1」を予定しております。ていうかあと一曲しか無いのにホントにまとまるのか、この物語?という疑問にはあらかじめお答えしましょう・・・まとまります、大丈夫。
・Youtubeで The Pride Of The Tyrantを見ちゃる
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