日々うっかり
【真うかつエピソード6312】
前回のあらすじ:
暗黒王軍がエメソの力をどんどん悪用し始めた!
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その29です。まずは今回のお話から。
・ゴーストランドの古代の霊廟から地獄へのポータルを繋ぐことに成功したアクロンはそこから得た死者の軍勢の指揮を暗き地平線の女王に委ね、ついに魔法王国への侵攻を本格開始しました。
・手始めに目標を手近なエルノアとトーラルドの双子の古代の街に定めます。
といったところで今回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」7曲目にしてこのアルバムのまとめソング、「The Wizard's Last Rhymes」の1番の邦訳をお送りします。
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魔術師の最後の韻文
大蛇の目的、大蛇の創造物が 水晶の球体よりその姿を曝け出せり 真なる征服者の如く波に乗れり 船に猛進しつつ、王の船に 彼奴は所有せり・・・其方の剣を!
エメラルドの武器よ、英雄の鋼よ 暗黒の天使が黒き涙を流さん 其方の刃は今や暗き力の僕と成り果てぬ・・・
此の先の悪の源 真実は其処に・・・奴等の手中に有り
我ガ肉体ガ滅ビシ時、魂ハ与エラレン
我が旅は星明かり無く、静寂也 知恵の逆説を抜け魂の海に向かいし 沈黙ノ悲劇的ナル現実ニ・・・
焔は血の如く赤き海をば勢い渡り燃え盛らん 陽光は彼奴の前にて色褪せぬ 是こそが魔術師の最後の神聖なる光景・・・ 魔術師の最後の韻文也
・エルノアとトーラルドは海に面した隣り合った街であり、強力な海軍を保持しておりましたが、暗黒王軍の取った戦法はあまりにも想定外でした。
・アクロンは召喚した大蛇を伴い、津波を巻き起こすと一気に海から攻め入り、エルノア王の船隊を壊滅させました。
・陸側からは古代の女王と率いる死者の部隊が攻め入ります。
・2つの国はそれでも果敢に抵抗しましたが、程無く雌雄は決し、エルノア王エリックも奮戦虚しく討ち死にしました。
・こうして2つの歴史ある街は、打ち捨てられた骸の転がる完全なる廃墟と化しました。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
ドヴォルザークの「新世界より」第4楽章をモチーフにしたシンフォニックメタルです。というよりほぼ丸々第4楽章使ってます。元々が壮大な楽曲ですし、メタルとクラシックの融合という点においてはそれなりにかみ合っていると思いますが、いかんせん、今となってはチト手垢の付いたモチーフである感は否めません。まぁでもWikipediaの「新世界より」の少なくとも日本語とイタリア語の説明ページには「ラプソディーがこの曲をモチーフにした楽曲を発表してる」ってしっかり記述されてますから、このアルバムが公開された2001年あたりではまだそこそこ新鮮味があったかもしれません。が、今や車やカップラーメンのCMでさんざんっぱら聴く時代だからなぁ。詞の内容も10分強使ってねっちりと国が崩壊する様子を描き続けるというどうにも聴いてて鬱になってくる内容だし・・・同じクラシックモチーフならオイラとしてはThe Dark Tower Of Abyssの方が遥かに好きです、ハイ。何かこのアルバムの曲このパターン多いよなぁ。
てなところで今回は終わりです。次回は最終章、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の序章をお送りする予定です。ようやく主人公が表舞台に戻ってきますよ~~~やったね!!!
・YoutubeでThe Wizard's Last Rhymesを見ちゃる
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