絵で見るエメラルドソード・サーガ・第5幕場面2 Power Of The Dragonflame

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【真うかつエピソード6318】

前回のあらすじ:

 氷の戦士は改めてアクロン討伐の意志を固め、国王からアルガロードの龍将に任命された。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その31、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より3曲目にして表題曲「Power Of The Dragonflame」のご紹介です。まずは今回のお話から。

 

・成り行きで大国アルガロードの総将軍になってしまった氷の戦士。

・当初は本人はおろか戦士の性格を熟知しているアレシウスはもちろんの事、任命した王様にすら内心「向いてないよね・・・」と危惧されておりました。

・ましてやアルガロードの王族貴族の中には、外国人、しかも北の蛮族出身の戦士が龍将に就任する事に反発する者も少なからずおりましたが、

・いざ蓋を開けると戦士は、就任挨拶用の見事な檄文をしたため(ポエマーである彼は意外と文才があったのです)、

・アルガロードの都に集結した各国の猛者を相手に城のバルコニーから大演説をブチかまし(この時ばかりは彼のデカい声が大いに役に立ちました)、

・諸侯にてきぱきと指示を出して部隊を割り振る・・・といった事務仕事までそつなくこなしました(主人公補正かな・・・)。

・こうして就任一月後には氷の戦士は誰からも押しも押されぬ大将軍として認められ、アルガロードに集結した一万を軽く超える大軍勢を束ねていきました。

 

 それでは一番の邦訳歌詞のご紹介。

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龍炎の力

 

奮起せよ、猛き龍よ!
奮起せよ!奮起せよ!奮起せよ!奮起せよ!
猛き龍よ!奮起せよ!

我が瞼に浮かびし暗澹たる古代の英知の遺跡よ
トーラルドの神は隠れ給う、エルノアの詩は消失せり
傷付きし亡骸、今や古代の聖なる石に刻まれり
其は不浄なる戦の惨劇の装飾也

龍の魂が咆哮を上げ、其の時を待ち侘びぬ
奴等の血に依り書かれし
最後の頁は黒き文字もて記され
今や死の影は砂上に横たわれり

大災害を起こせし者共、今、吹き荒れし嵐に挑まんとす
中原のサイクロプスが血の海岸を荒い流さん
大海原のセイレーンよ、傷付きしこの身を癒し給う
我は聖なる颱風を巻き起こさん
風よ!炎よ!大地よ!

静寂の丘より我等は貴公の名を高らかに叫ばん
猛き龍炎の力よ
峰々より来たりし、いと誇り高く勇猛なる
我等が龍将の名を呼ばん

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 実はこの曲もKnightrider Of Doomに引き続き、当初は歌詞の内容を勘違いしていた曲です。『龍将』は"dragon lord"の意訳なんですが、とりあえず何の先入観も無しにこれ聴いたら誰だって『龍の王様』って思うじゃん・・・CDジャケには強そうなドラゴンがドカンと描かれてるしさ。だからドラゴン王が山からきて助っ人として参戦してくれるんだろう、これで勝つる!・・・と思ったらその後ちっともドラゴンが出てくる気配は無いという(泣)。おかげでそこそこ早い段階で勘違いに気付けましたが。

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 この曲を最初に聴いた感想としては、2曲目のKnightrider Of Doomが辛気臭い内容(だと当初は思っていた)ということもあり、ようやく戦士が完全復活して王国の猛反撃が始まるんだ!ヤッターーーー!!!ってなものすごい高揚感に包まれましたよ。実際この曲は名曲だらけのこのアルバムの中でも最大のキラーチューンであり、全作品通じてこの曲をラプソディー最高傑作に上げる人も多いというのは頷けます。

 でもま後から冷静に聴きなおすと「何かちょっとやりすぎじゃねぇか・・・(^^;」って印象も受けます。まず出だしからして、「レイズ!マイティドーラゴーーン!レイズ!レイズ!」のファビオさん渾身の連続シャウト。どこの藤波辰爾の入場曲だよ、って気がしないでもないです(実際の所藤波の入場曲はマッチョドラゴンとかですが・・・)。Aパートこそやや抑え気味ですがBパートでテンポアップし、サビでは長調に転調し、勇壮な大コーラスとブラスを重ねて大爆発、続く間奏のギターソロではどこぞの国歌を彷彿とさせるリフが流れ・・・という盛れるだけ盛ってみました!といった感じの展開です。行った事無いけどラーメン二郎大盛り全マシってこんな感じなんだろうか。ま、ともかく全47曲の中で最もド派手な曲、というのがオイラの評価です。

 

 ではもう少しだけ話を進めましょう。

 

・多忙を極める戦士でしたが、その合間に、

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アンセロットの防衛隊仲間と再会というちょっと嬉しいイベントもあったりしました。

 

・しかし、また隊長の下で働かせてください、という彼らの頼みはあっさり却下。後方支援と物資の輸送隊を任じることになります。

・残念がる彼らに対し戦士は、もう俺の周囲の人選は大体決まっちゃったし・・・と笑顔で詫びますが、

・元・砦の副隊長だけは、その表情が人質救出の為に砦を出発した時の、本心を押し殺した作り笑顔に似てるな・・・この方相変わらず無理してるのでは・・・と、内心戦士の身を案じておりました。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の4曲目「The March Of The Swordmaster #1」を予定しております。

 

・YoutubeでPower Of The Dragonflameを見ちゃる

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Posted by Haruko

カテゴリ: 音楽

コメント一覧

頑張ってください! 誤訳だらけの邦盤ブックにずっとうんざりしてたんです!
rs

>rsさんありがとうございます!てか誤訳だらけなんですか・・・?このアルバムだけでも何とか邦版探して買おうと思ってたんですけど、やめ解いた方がいいですかね(^^;
HARUKO