日々うっかり
【真うかつエピソード6299】
前回のあらすじ:
アイリン姫が酷い目に合って死んだ。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、「Dawn Of Victory」の9曲目、「The Last Winged Unicorn」その2です。そして改めてですが、この場面には少々残虐かつ暴力的な表現が含まれます。心してご覧ください。
それでは一番の邦訳歌詞をご紹介します。
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最後の翼有るユニコーン
洞穴の中七つの赤き焔が 残虐なる拷問を照らしだせり 彼が悔恨の姿をば見せぬよう 神より与えられし命を守らんが為 アイリンは非道なる辱めに耐え、黒き涙を流せり 雷の息子達が憤怒、妖しき鎖を打ち砕かん
暗黒王アクロンが哄笑が響きし中 アルワルドが頽れぬ 最早事切れし王女は、石の上に倒れり 貴様の野望は破滅へと向かわん 故に、我が魂は永久に貴様と戦わん 新たに生み出されし地獄の中にて
黄金に輝ける炎の聖なる海より 最後の翼あるユニコーンが飛翔せり 其の無垢なる魔法の吐息もて 水晶の玉座に昇天せり
酷い内容ですが、このシークエンス飛ばすと後の話が繋がらなくなってしまいますので・・・。
それにしてもオイラ初聴の時はてっきり氷の戦士がユニコーンにまたがってダークランドから逃亡するストーリーだと思ってたのよね。ちゃんと翻訳したら全然違いました;。
なお、言い忘れてましたがこの曲の前にもう1曲、インストの「Trolls In The Dark」という曲が入ります。The Last Winged Unicornの前奏に直結する同じメロディのアレンジ版といったところですが、冒頭の子供のハミングが個人的には非常に怖いです。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
いい曲です・・・困った事に。まずギターとハープシコードによる前奏がカッコイイ・・・むっちゃカッコイイです。悲しげなメロディーが続いた後に一気に長調に転調してブラスとコーラスで一気にユニコーンが羽ばたき、姫の魂を天国に導いていく飛翔感溢れるサビ、また短調に戻りパイプオルガンとコーラスで盛り上げた後の再び転調・・・んぐぐぐ、ホンっと歌詞さえ気にしなければ色々と盛り込んだ内容の凄くいい曲なんですが;。まぁ後欠点があるとすれば忘れた頃にしゃしゃり出てくるアレシウス爺の台詞があることぐらいかしらん。
まぁしかしアレですね・・・これじゃ犬死じゃないですかアイリン姫。正直ね、オイラこの姫様の事嫌いでした。この人が人質にならなければエメソは奪われなかったし、戦士とアルワルドは生き地獄を味わう羽目にならなかったし・・・ま、ルカさんもこれはちょっと気の毒すぎると反省したか、後々これが完全に犬死ではなかったとフォローする曲を作ってますが、それはエメラルドソード・サーガでなく次回作であるダークシークレット・サーガ(しかもかなり後半)の曲になります。まぁその曲とアルワルドの男気に免じて、あと絵を描いてるうちに流石にようやく気の毒だと思えるようになりましたよ、オイラの場合。
ではもう少しだけ話を進めます。
・アイリン姫が惨殺されて以降、ダーガーは一切姿を見せませんでした。
・その間氷の戦士とアルワルドは連日のありとあらゆる拷問に耐えておりました。
・しかし戦士は薄々感じていました。姫の救出という最大のモチベーションを失ったアルワルドの方は精神的にも肉体的にも、もう限界である、と。
・そして自分の方も、そろそろだ、と。
・そんなある日、彼等が銀の鎖で繋がれている拘束場所に、
・無残にも皮膚が爛れ、半死半生としか言いようの無い状態のアルワルドが運ばれてきました。
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の最終曲、「The Mighty Ride Of The Firelord #1」を予定しております。
・YoutubeでThe Last Winged Unicornを見ちゃる
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