日々うっかり
【真うかつエピソード6322】
前回のあらすじ:
とうとうダークランド軍が本格侵攻を開始した!
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より4曲目の「The March Of The Swordmaster」のご紹介、その2です。まずは軽く状況説明から。
・出立する大軍団を一目見ようと、アルガロードの沿道には数えきれないほどの人々が見送りに訪れました。
・その声援を背に受け先頭に立つ氷の戦士の周囲は、南の国から馳せ参じてきた、誇り高く勇敢な剣士達によって固められておりました。
それでは一番の邦訳歌詞のご紹介から入ります。
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剣士の行進
馬を引け!斃せ!我らが剣の餌食となれ!
血塗られし泪の河に沿いて行かん 我が手には輝ける必殺の剣が有り 我等は行進せん、クロンの邪悪なる陰謀により 犠牲になりし我らが同朋の名誉の為
聖なる森の湖を越え 赤き波が荒れ狂う海に到達せんと 暗黒王はアルガロードに侵攻せり 奴等を止めねばならぬ・・・今が其の時也!
進軍!進軍! ・・・勇敢なる剣士よ! 行進!行進! ・・・偉大なる剣士よ! 暗黒王の敗北を風に求めん・・・!
陽の光の中へ向かい 我等が英雄は暗黒王を仕留めんが為行進せり 彼の者は崇拝せし神の血に因りて生まれ変わりし 彼の神・・・其れぞ災いの根源クロンなる 彼の者の力をば打ち負かさんが為進軍せよ 暴風の如く、迅雷の如く 太陽と月の同盟・・・ 其は偉大なる剣士の盟約也!
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
ハイスピードなメタルナンバーな2曲続く4曲目は流石にしんみりしたフォーク・・・と思わせといて、前奏が終わるといきなり曲調が変化します。でもっていきなりファビオさんドスの効いた声で「ラァイド!デェス!サックリファァァイス!」だもんなぁ・・・タイトル通りの実に勇ましい行進曲。歩くスピード、つまりはミドルテンポの異彩を放つ毛色の変わった曲ではあるのですが、実はこのアルバム全10曲中7曲が個性豊かとはいえ大別するとメタルナンバーに分類される作品なもんで、それ以外のジャンルは結構貴重だったりします。場面的には戦士と配下の剣士達が自らと部下を鼓舞するために大合唱している感じでしょうか。サビの♪アリオブザサナダム~ンの語呂の良さ、いいですねぇ。
なお、戦士の手の中にある「輝ける必殺の剣」はもちろんエメソではありませんし、Echoes Of Tragedyの残響がこびり付いた剣ですらないでしょうねぇ・・・あれも多分ハーガーで捕虜になった際失われている可能性大ですからにして。恐らく王様から新たに拝領したそれなりの名剣でしょう。でもエメソと比べるとエクスカリバーとロングソード+2ぐらいの差はあると思いますよ。
ではもう少しだけ話を進めましょう。
・戦場はユニコーン地方とダークランドの間に広がる湿地帯・・・お互いの陣が整いました、いよいよ決戦です。
・戦士の周囲を固める直属の剣士たちは、戦士の(渋々ながらの)了承の下、国王より「いつ如何なる場合でも命を捨てる覚悟で氷の戦士を守る事」という厳命を受けておりましたが、戦士本人も剣士たちに別の命令を課していました。
・敵将ダーガーを見かけたら自分の方に誘導し、なるべく一騎打ちになる状況を作り出せ、というものでした。
・ダーガーとコンタクトを取るには、氷の戦士自身、なるべく前線に立つ必要があります。
・故に戦士は、先陣を切って勢いよく自ら戦火の中に飛び込んでいきました。
・しかしいざ決戦の火蓋が切って落とされると、戦士達は時間が経つにつれ現実の厳しさを思い知らされる事になります・・・
・まず先に言ってしますと、常に切り込み隊長を任されていたダーガーは、この決戦の時ばかりは何故か中段に控え、なかなか前線に出てこなかったのです。
・それ以前にもっと深刻な問題がありました。敵の戦力は皆の想定を遥かに超えていたのです・・・
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の5曲目にしてタイトルからして嫌な予感しかしない、「When Demons Awake」を予定しております。そして久々に、残虐警報発令。
・Youtubeで The March Of The Swordmasterを見ちゃる
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