日々うっかり
【真うかつエピソード6346】
前回のあらすじ:
アクロンに反旗を翻したダーガーだったが、事は予定通り運ばなかった。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その36、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より10曲目「Gargoyles, Angels Of Darkness」のご紹介、その4です。
・アクロンを討ち損じたダーガーは肩と腹部を負傷し、壁際まで追い詰められます。
・最早これまで、と悟った彼は最後にぶつけてみたかった質問を暗黒王に投げかけます。
・「陛下、20年前に我が一族を惨殺したのが戦士ではない事はもうわかっています・・・やったのは、あなたの軍勢ですよね?」
・それにアクロンは嘲笑で答えました。
・「・・・もう一つ。何故私だけを助け、育成したのですか?『氷の戦士』に対抗する為の闘士を育てるなら、別にわざわざ私でなくても良かったはず」
・その質問を聞いて更に哄笑するアクロン。
・「その事か、確かに『氷の戦士』対策なら我が一門の精鋭でも良かったわな」
・一頻り大笑いすると不意に真顔になり、
・「お主がいずれ我を裏切る事は予見していた・・・お前には我々に流れている黒い血が流れておらぬからな。まぁ予見していたよりは早かったし、まさかいち早く女王を殺害するとは思わなんだ、この人間風情が!」
・確かに今ダーガーの方や腹からどくどくと流れ出ているのは紛れもなく真っ赤な鮮血でした・・・あらためて痛みに顔を顰めるダーガー・・・ですが、
・「・・・質問の答えにはなっておりませんが」
・努めて冷静に会話を続けます。
・「要するにこういう事だ、当初の予定ではあのユニコーンの森での決戦時、お前に戦士を殺させるつもりだったのだ。まぁ戦士が勝っても特に問題は無かったのだが。戦自体は我々の大勝だったしな」
・そしてまた一頻り高笑いをし終えた後で、
・「つまりは人間の同士討ちを見たかったのだよ、何故なれば」
・ある程度覚悟はしていましたが、ここまで酷い理由とは・・・と出血の痛みを上回るほどのショックで固まるダーガー。
・「・・・まぁこのエメラルドソードさえあれば、女王は何度でも復活できる、何の問題も無い」
・最早瀕死の戦士に見せつける為でしょうか・・・久々に持ち出してきたエメラルドソードを高く掲げると、
・「せめてこの剣で地獄に送ってやる、感謝せい!」
・アクロンが必殺の一撃を繰り出そうとした瞬間、
・ここしばらく主役のくせに空気だったあの男の姿が視界に入りました。
Gargoyles, Angels Of Darkness #5へ続く。
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