日々うっかり
【真うかつエピソード6325】
前回のあらすじ:
終に魔法王国軍とダークロード軍の全面戦争は、戦士の奮戦も虚しく、物量に勝るダークロード軍の攻勢に押されっぱなしだった。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その33、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より6曲目「Agony Is My Name」のご紹介、その1です。今回は状況説明をしたいと思います。
・決戦が開始されてから数週間ほど後の魔法王国軍後方物資支援隊・・・
・イレンガードの同朋の一人が、信じがたい光景を目の当たりにします。
・隊長殿は見てました。知ってました。
・そしてその炎は徐々に広がり、ついには森を焦がし始めました。
・アンセロットへの道中、氷の戦士の心を奮い立たせ、ダークランドからの逃亡時、優しく出迎えてくれた、太古の戦火にも耐え抜いた、あのユニコーンの森が、です。
・こうなったのは前線がどんどん後退しているから・・・戦士は自分の不甲斐なさにどうしようもない憤りを覚えます。
・それでも何とか耐えて血塗れになりながら剣を振るってきた戦士の心を打ち砕く一撃・・・どこからともなく彼の脳裏に響いたとある音・・・
・それは精神的に追い詰められた戦士が聞いた幻聴でした。
・ですが、その声はダークランド軍が活動を開始してから、常にこの国のどこかで鳴り響いていた声でもありました。
・そしてこの先もどこかで鳴り響くのでしょう・・・何故なら既に敗色濃厚・・・現にダークランド軍は王都に向かってどんどん侵攻しているのです。
・ユニコーンの森の神聖な村同様、目についた村を焼き払い、村人を惨殺しながら・・・
・予てからアルガロード国王とアレシウスは戦士の事をエメラルドソードの探索をするには申し分のない技量、そして勇猛さと慈悲深さを備えた人物だと評していました。
・しかし大軍団を束ねる将軍となるには、その慈悲深さが仇になるのではないかと、ずっと危惧しておりました。
・・・そう、氷の戦士・・・自分がどんだけ傷付こうが苦しめられようが歯を食いしばって耐える事の出来る屈強な猛者でしたが、
・自分のせいで他者が傷付くことに関してはもろにダメージを喰らってしまう感受性の強すぎるお人よしだったのです・・・
Agony Is My Name #2へ続く。
・Youtubeで Agony Is My Nameを見ちゃる
・indexに戻る。
Powered by Red Leaf ( Rev. c78c769f2 ), © Issei Numata, 2007-2021