日々うっかり
【真うかつエピソード6326】
前回のあらすじ:
激しい戦闘が続く中、徐々に戦士は正気を失っていった。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その33、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より6曲目「Agony Is My Name」のご紹介、その2です。早速一番の邦訳歌詞をご紹介しましょう。
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苦悶、其は我が名也
一つ、苦痛の為、二つ、我が名の為 三つ、我が素晴らしき王国の為 四つ、我が王の為、五つ、我が王妃の為 六つ、今や地に落ちかけたる我が理性の為・・・ 大地が我を求めたり!
生命、死、栄光、名誉・・・ アイリン、アルワルド、タロス、忘れ難き悪夢よ
恐怖と死が我が行く手を交錯す 全てが信じ難き光景に塗り替われり 村々は燃え上がり、暗黒の戦火が広がらん・・・ 其は森の中枢に飛び火せり・・・ 愛する木々を焼き尽くしつつ!
生命、死、栄光、名誉・・・ 惨劇の空間、拍子掻き乱し、人心狂気に至らしめん!
アルガロードは神聖なる復讐を求めたり 勇士達の憤怒は我が手の中に 激情は直ぐに呼び起こされん 奴等は我が銀の刃を喰らわん 然して奴等は予言の成就を目の当たりにせん そも苦悶・・・こそ我が名なれば
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
前曲ほど激しい曲ではないですが、合間に挟んだ女性コーラスや歌詞で戦場の狂気を表現した上質のメタルナンバーです。サビの曲調は1stアルバムのLord Of The Thunder以来久々となるロシア民謡風のテイストを取り入れており中々印象的。
歌詞的にはほぼ前回紹介した通りの内容です。子供の悲鳴の幻聴も2番の歌詞でしっかり聞いてます。いやはやしかしForest Of Unicornsの伏線をここで回収してくるとはねぇ・・・しかも悪い方向で;。
それではもう少し物語を進めましょう。
・正気を失いかけながらも何とか道を切り開こうと、只管剣を振るい続けた氷の剣士。
・気づけば周囲の敵は斬り払いつくしていましたが、味方も誰一人いない、立っているのは戦士のみ、という状況になっておりました。
・つまりは戦士は何とか生き残れましたが、部隊は壊滅状態・・・というわけです。
・死屍累々の中呆然と膝をつく戦士の下へ、月光を背に近づいてきたのは・・・
・方や、何故かアクロンから前線に出ることを禁じられ、ようやくゴーサインが出たものの、敵はほぼ壊滅状態で戦う相手が見つからず、ただただフラストレーションが溜まる中、血の海の中駆けずり回って、ようやく戦士を見つけて狂気ボルテージMAX状態のダーガー。
・方や、戦闘が始まる前はあんだけ会いたかったのに、自分のせいで部隊壊滅、敗色濃厚、民間にも被害が出ているというメンタル大打撃コンボによりすっかり理性を失い、話し合いなどする気にもならない、これまた狂気ボルテージMAX状態の氷の戦士。
・・・お互いこれ以上ないというぐらい最悪のタイミングでの邂逅でした。
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の7曲目、イタリア語なもので分かりづらいと思いますが、またまたタイトルからして嫌な予感しかしない「Lamento Eroico #1」を予定しております。
・Youtubeで Agony Is My Nameを見ちゃる
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