日々うっかり
【真うかつエピソード7003】
前回の続き。
理由はよくわからんのですが「剃りますねー」という地味ながら中々のパワーワードがツボに嵌り、何故か吹き出しそうになってしまいましたが、こちらの思惑などお構いなしに、看護師さんに電気シェーバーでビキニラインをジョリジョリやられてしまいましたとさ。ええ、こちとらまな板の上の鯉ですから。
さて、いよいよ手術です。医療ドラマなら最大の見せ場ですが、現実の患者視点ではあんまり書く事ないんですよねー。先ほども書いた通り、オイラはまな板の上の鯉だし、目に入るものと言えば最初から最後まで天井だけ。
まぁでも今時の手術室ですね、部屋の中にはずっと有線か何かの音楽が流れていたし、先生方の雰囲気も何か和気藹々でした。
でー、痛いかと言われたら最初の麻酔がちょっと痛い(もちろん全身麻酔などではなく局所麻酔です)くらいで。あ、でも麻酔と言えば「モルヒネ〇mg投与・・・」てなセリフが聞こえてきた時には若干ビビリました。モルヒネつったらあーた、
シャーロックさんが、
暇で暇でどーしようもなくダメまった時に打ってた麻薬やないですか。まぁ今でも手術の時にはそこそこ使われる薬のようです。麻薬と麻酔薬なんて紙一重なんだな。
あと、ステント設置の時に数秒間だけ心臓の動きを止めて人工的に動かすんですが、この時ばかりは少々気持ち悪かったです。
でまぁ何だかんだと手術終了。これたまたま昨日ネットのコラムで読んだんですが、ドラマと違って手術の後執刀医は絶対家族に「無事成功しました」とは言わないそうですね。実際この時点では手術が成功したかどうかなんてわかないんです。少なくともオイラのケースでは体にはまだカテーテルが入れっぱなしだったし、オイラが受けた手術以外でも経過観察しないと上手くいったかどうかなんてわかるわけがありません。
閑話休題、とにかく手術は終了、この時点で消灯時刻を過ぎていたようなので、21時を回ったあたり。発症を意識してからここまでたかだか6時間の出来事でしたが、オイラとしては一生で一番密度の濃い6時間だったと思います。
さて、手術後オイラはICUに異動し、24時間の絶対安静を言い渡されたのですが、これがまた結構難儀な時間だったのよ・・・。
その5につづく。
←その1。
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