日々うっかり
【真うかつエピソード6336】
前回のあらすじ:
囚われの氷の戦士はアルガロードの陥落を目にしつつ物思いに耽っていた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その35、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より9曲目「The Pride Of The Tyrant」のご紹介、その1です。今回は状況説明をしたいと思います。
・アルガロード陥落の翌日より、大方の予想通り、戦士に対する激しい拷問が開始されました。
・それは以前捕まった時よりもずっと残酷で、過酷なものでした。
・しかし戦士はそれに耐え続けるしかありませんでした・・・他に囚われている多くの同胞の命を一日でも引き延ばす為・・・
・また、アクロンを斃す機会を得る為、拷問に耐え続けるしか無かったのです。
・一方図らずもこの状況を作り出してしまったダーガーは、
・戦士が拷問される様子を毎日のように見に来ておりました。
・前回は姫の死を目の当たりにして以降、一度も来なかった彼ですが、今回は見に来た上で、
・ただただ黙って戦士をじっと凝視し続けたのです。
・何かを訴えかけるような目つきで、ずっと。
・そして戦士の方もそんなダーガーの変化を敏感に感じ取っていました。
さて、前曲に引き続き大分前振りが長くなってしまいましたが、1番の邦訳歌詞のご紹介です。
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暴君の驕り
戦火の渦に戻りて、我は我が剣を取り戻さん 奴は一つの戦に勝利せり、然し其は完勝には非ず 大嵐がクロンの王朝を一掃せん 鋼の鎖如きに神聖なる嵐を留める事は叶わぬ
陽光が古き街の廃墟をば照らしめん 七つの塔より人々の苦痛の絶叫が響かん 我が鷲と共に、我は自在に飛翔せん 雪の舞い散る山々より水晶の海へ
ダーガーは奴を信じてはおらぬ・・・我が言葉を聞け! 其方の魂を救えるのは其方のみ アクロンこそ悪逆非道なる者・・・奴は全てを虐殺せり クロンに従いし悪の手先なるぞ
貴様は我という暴君を嫌悪し、我も其れを否定せぬ 我が大義であると知らしめんが為我に力を与えよ
我が鷲と共に、我は自在に飛翔せん 雪の舞い散る山々より水晶の海へ
我等は戦神の帝国へと飛び立たん 嵐の秘密を見つけ出さんが為 然して黒き暴君の驕りに抗わん 我等が玉座の守護の為、其の秘密を利用せん
七つの焔を忘るること無かれ、 我は後悔などせぬ・・・断じて 我は神の憤怒其の物と成りぬ クロンより残忍なる混沌の運び手・・・覚悟せよ!
いやー、実に難解な歌詞です。全47曲中一番メンドクサイ・・・といってもいい。まず鷲って何よ・・・これ以降(といってもこの曲含めてあと2曲しかないわけですが;)全然出てこないファクターよ、鷲。あと嵐の秘密も。
また、視点も点々としているので実にわかりづらいですが、2行とはいえアクロン視点があるのは珍しいですね、Dargor, Shadowlord Of The Black Mountain以来かな?
ではそろそろ曲の紹介に参りましょう。
良曲だらけのこのアルバムの中でも上位の人気メタルナンバーです。わかります、わかりますよ。♪クリスタルシ~、からのサビ突入部への流れと言葉の響きは全曲中でも屈指の美しさですからねぇ・・・でもその美しいメロディーが個人的には大問題でして、悲しい事にオイラはこのフレーズとほぼ同じメロディーを持つ古い楽曲を知っているのです・・・まぁ80年代のビクターのCM(ロボットコンポといえば40代以上の方はピンと来るだろうか?)歌ってた123ってテクノポップバンドの我愛你って曲なんですけどね。最後移調するかしないかの違いだけでほぼ一緒。いやまぁキャッチーなメロディーが似てしまうのは非常に良くある話なので、最終的には気にしないことにしましたが、最初聴いた時椅子から転げ落ちそうになったわ(^^;。
The Pride Of The Tyrant #2へ続く。
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