絵で見るエメラルドソード・サーガ・第5幕場面7 Steelgods Of The Last Apocalypse #2

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【真うかつエピソード6333】

前回のあらすじ:

 氷の戦士が捕虜となった2か月後、アルガロードは陥落した。

 

 ・・・ハイ、というわけで今回も状況説明から入りたいと思います。

 

・氷の戦士はアルガロードの城壁の扉がこじ開けられ、終に陥落したその日の光景を鉄格子の嵌った独房の窓から眺めていました。

・前曲で、あれだけ落ち込んで弱音を吐いていた戦士・・・さぞかし憔悴しきっているだろう、と思いきや・・・

意外なぐらい開き直っておりました。

・(・・・成程、王都は陥落し、状況は完全に絶望的に思える・・・思えるがこれで終わったわけじゃない・・・)

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・・・そう、予言の書にエメラルドソードの所有者たる者がこの戦争を終結させる、と書いてある以上、戦士が死なない限りその成就の可能性は完全に潰えるわけではないのです。

 

それでは5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より8曲目「Steelgods Of The Last Apocalypse」、1番の邦訳歌詞のご紹介です。

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最後の黙示録の戦神

 

直に、再び冬とならん
冬将軍来たりて、此の灰色の壁を覆わん

暴力が鬨の声を上げたり!
我は彼奴を敗北せしめん
この悪しき戦に於ける・・・奴の完膚無きまでの敗北を
・・・古より続く玉座を死守せんが為に戦いたる我等が

此の灰色の監獄より我は其方を見据えん
我が失われし最愛の、荒廃せし聖なる街よ
我は予言の奇跡を求めたり
其は古の書に記されし言葉が雷鳴となりて響かん

我等は、我等こそ
此の最後の黙示録の
戦神に直面すべく選ばれし者
此の最後の黙示録に
我等は、我等こそ
此の最後の黙示録の
戦神に直面すべく選ばれし者
此の最後の黙示録に
最後の黙示録に

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 ではそろそろ曲紹介に参ります。

 

 アリアの次はまたまたメタルナンバーに戻ります。まずはダークロード軍によりアルガロードが攻め落とされた現実を告げるかの如く高らかにマーチが鳴り響きます。てことはその後は4thアルバムのような暗い曲調になるのかな、と思いきや、短いバラード調のAパートに続くBパートでは激しくはじけ、曲調も意外と明るいです。歌詞も含めて上手く開き直ることに成功した戦士の心情を反映している、といったところでしょうか。ここまで3曲(内容はともかくメロディーは暗い The March Of The Swordmasterも含めると4曲)暗めの曲が続いた事もありバランスを取りたかった、ってのもあるのかもしれません。

 さてもう一つ着目したいのは"We are the ones ~"など歌詞のうち幾つかの主語が複数形になっている点。つまりここに来て戦士以外の、アルガロードの兵士たちから見た視点も加わっているわけです(そのせいかこの曲含めた残り3曲はどれも相当男臭い曲になっておりますです、はい)。

 

 その点も含めまして、もう少しだけ物語を進めてみましょう。

 

・戦士は再び物思いに耽ります。

・(王都が陥落した以上、明日から新たな暴力の矛先は俺に向くだろう・・・つまり拷問の日々が始まるってわけだ)

・(・・・だが、アルガロードには自分と同じように囚われた何千人もの同胞がいる)

・(彼等の為にも生き延びなくてはならない・・・拷問に耐えてチャンスを伺い、アクロンを屠る、その義務が俺にはある。諦めねぇからな、俺は!)

 

・・・そして、彼等の方もまた思っておりました。

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どこまでも戦士を信じていたのです・・・

・あ、あと何とか難を逃れた王様とアレシウスも一応信じてたそうです。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の9曲目、「The Pride Of The Tyrant #1」を予定しております。

 

・Youtubeで Steelgods Of The Last Apocalypseを見ちゃる

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Posted by Haruko

カテゴリ: 音楽